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納骨の時期について

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有り難し有り難し 16

初めまして。
納骨について、質問をさせてください。
父を病気で亡くしてから約二年が経過しましたが、遺骨は自宅に置いている状態です。
一般的には四十九日や三回忌が目処と言われている事は知っていましたが、いくつかの理由でできませんでした。

まずは物理的な理由で、父は生前、親族との間で衝突があり、先祖代々のお墓にお墓参りをすることがなかったため、私もどこにあるかを知りません。
また、入院していた父はずっと家に帰りたがっていたものの、なかなか帰宅させてあげる事ができませんでした。
せめて、今くらいは家でゆっくりさせてあげたいという私個人の思いや寂しさから、なかなか納骨の手続きを進められない、という気持ちの問題もあり、こちらの方が大きな理由になっていると思います。

母は私が子供の頃に離婚をして家を出ていたのですが、父が亡くなった事を知って、お墓に入れなければ成仏できない、安らげないので早く納骨をするか、お寺に預けるべき、と勧めるようになりました。

常識的には、お墓を見つける必要があることは分かりますし、いずれはそうしなければならない、と考えているものの、未だ気持ちの整理がつきません。

現在は、簡素ではありますが自宅の祭壇に遺骨を置いています。
毎日手を合わせて、日々の報告をすることが私なりの供養と思っていましたが、これは誤りなのでしょうか。
自己満足や執着なのかもしれませんが、このまま納骨をしても何か悔いが残りそうな気もして悩んでいます。

納骨はできるだけ早めの方が良いのでしょうか、また、その場合、お墓は新しく建てるのではなく先祖代々の場所を探すべきでしょうか?
ご回答をよろしくお願い致します。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

葬儀をしてもらった お寺の住職さまに、相談しましょう。

そうでしたか。いろんな想いがありますよね〜。墓に入れないと、成仏できないということはありませんよ。毎日、手を合わせておられるのでしょ。それも大事なことです◎

宗旨により、供養の形は違います。ですから、周りから言われること(一般的な常識)は、曖昧なのです。きちんと、葬儀をしてもらった お寺の住職さまに、相談しましょう。それが、一番良い方法です。あなたの事情や、想いも、きっと理解して下さると思います。法事にも参ってもらっているのでしょう。そうして、亡き人の縁を通して、仏法も大事になさって下さいね。それが、この私が、支えられていく道(生き方)です。

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有り難し
おきもち

はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
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質問者からのお礼

さっそくのご回答、有難うございました。
ひょっとして亡くなってまで親不孝を重ねてしまったのかと不安になっておりましたので、成仏できないということはない、と知ることができて安心致しました。

恥ずかしながら私自身の知識不足もあり、よく耳にする形式をもとに判断していたように思います。
葬儀でお世話になった住職さまに伺ってみることに致します。
重ねて御礼申し上げます。

「納骨」問答一覧

祖母を火葬しました

先日、祖母が亡くなりました。 火葬場で働く私は、自ら希望して祖母を火葬し、きれいなお骨となって収めることができました。 孫である私に火葬されることについて、親戚や知り合いからは「とても良いことだね、ばあちゃんも喜んでいるよ」、「そこまでしなくても」等、様々な意見がありましたが、お坊さんは身内が身内に火葬されることについて、どうお考えになるかお伺いしたく思います。 祖母については、私が生まれた時からずっと一緒に、一つ屋根の下で暮らしていました。いつも優しく元気で、自分より他人を優先する祖母でした。怒られたことは1度もありません。亡くなる数か月前から入院をしており、私がお見舞いに行った1週間後に亡くなりました。 大変お世話になった祖母を自ら火葬したことについて、後悔はしていませんが、ふとした時に「ばあちゃんは孫に火葬されてどう思ったかな」と考えることがあります。理由は、祖母は認知症が進んでいたこともあり、火葬場で働いていることを私が伝えていなかったからです。認知症は進んでいても、話の受け答えは問題ない時期もありましたので、火葬場で働いていることについて、祖母はどう思ったのか聞いておけばよかったと、今になって少し気になっています。 お手数をおかけしますが、ご回答をいただけると幸いです。

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回答数回答 1

父の納骨について

昨年、父が80歳で他界しました。 残された母の住む実家から、車で2時間半のところに父の故郷があります。父は長男で2人の姉も嫁いでおり、田舎の家は人手に渡り親族は住んでいません。その田舎に先祖代々のお墓があります。すぐ近くの小さな墓地で町内の方が管理されているようです。 すでに遠方に嫁いでいる私の負担を考えてか、父は生前田舎の墓じまいを考えていましたが、自分のお墓はどうするのか決めかねていたようで、本人の意思は聞けないままでした。結局、母の意向で母方の親族が供養されている都心の大きなお寺の納骨堂へ納骨しました。 月命日に母とそのお寺にお参りに行っていますが、今になって田舎のお墓にも分骨してあげればよかったと後悔しています。物忘れが激しくなり急に頼りなくなってしまった母も、「前にも言ったと思うけど…」と定期的に父のお墓のことで後悔を口にします。 今、私の家には手元供養にと片手の掌に乗るほどの小さな骨壺の中に少しだけ父の遺骨があります。その遺骨を父の田舎のお墓に納めて、墓石に名前を彫ることができないかと今頃になって真剣に悩むようになりました。すでに納骨堂へ納めていること、お骨が少量であることから、納骨式は行わずに石材店に依頼して納骨と彫刻だけお願いできればと考えています。その地域の石材店に電話で問い合わせたところ、最近はお寺さんにお経をお願いしない方もいますよとのことでした。 そのお墓は近くに住む父のいとこが墓守りをして下さっており、私達も毎年お盆にはお参りしています。 自己満足のための非常識な行為にも思えますし、親戚に相談したらどう思われるだろうか…と考える一方で、ほんの少しのお骨でも祖父母の元に帰してあげたら、父も祖父母も喜んでくれるのではないか、と勝手な想像をしてしまいます。 もう納骨を済ませたのだから、このような行為は控えるべきでしょうか? 長々と申し訳ありません。よろしくお願いします。

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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ