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お寺の選び方がわかりません。

回答数回答 4
有り難し有り難し 56

質問させて頂きます。

私は結婚して16年になります。
夫婦いざと言う時の為、普段からの
先祖供養等の為にお寺に入りたいと
主人と常々話をしています。
でも、お寺の選び方等が全く不明で
ずっと悩んでます。

20代後半時に友達からS宗教の事を
聞かされ何度も足を運んで話を聞いたりしましたが納得いかず・・・
次、主人の叔父さんにKに誘われ、
付き合いで行ったのですが怖い思い
をしながら断り・・・
今はNSに入っていますが前の2つ
と変わらない感じで抜けたいです。
主人曰く、新興宗教とやってる事が
変わらないと(私も同じ考えです)。

信者獲得で発表会で何人入信した、
その為のイベント等は大々的。
他宗教は邪宗で批判的、他の人を
幸せにしたいなら勧誘はするべき。
お題目、勧誘が出来ないと功徳が
無い等。

勧誘とかするつもりないですし、
新聞とるの当然と強制されたり、
自分の実家宗教を間違ってると否定
するのは間違ってると思うのです。
実家が入ってる宗教に入るべきとも
思ってないので何かあった時の為に
夫婦で生前に入りたいのです。
私も主人も詳しくないですが仏教が
好きですしお寺も大好きです。
お説法を聞いたり、お経を唱えたりするのも好きですし気持ちが落ち着きます。

でも今は仏教やお寺と言うものが、
信用出来なく嫌いになりそうです。
お話聞いてみたいと思ってもどうしたらいいのか直接聞けるとなると
上記の感じの所ばかりです。

今の状況を打破したいのですが、
お寺の選び方や直接お話聞いたり
する事が出来たり等という方法は
ありますでしょうか?
宜しくお願い致します。

長文、乱文失礼致しました。


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お坊さんからの回答 4件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

メジャーな宗派にしましょう

○○宗派××派まで見ないと新興宗教の場合があります。ここでは名指しは避けますが、NSというのはおそらくSの派生元となった派でしょう。Nの中でもFMという「他派は全て邪教だ」という排他的なグループがあり、その中でもさらに過激なのがNSです。そして元々はNS本山の檀家勉強会だったものが、NSとケンカ別れしたのがSです。NSはSと運営が違うだけで中身は大差ありません。お坊さん目線としては「どうしてことごとく新興宗教ばかり行くのかなぁ…」と感じざるを得ません…もっと無難に大手のような所にしましょうよ…

伝統仏教のお寺は不特定多数に対する勧誘をしません。『よそのお寺の檀家をかすめ取る』ことになるからです。まして檀信徒さんを動員したネズミ講などもっての外です。そういうことを厭わない伝統仏教のお寺もごく一部でありますが、お坊さんの世界でも完全に白い目で見られ、忌み嫌われています。

それに宗派宗教の垣根を超えて協調しようというこのご時世に、平気でヨソは邪宗だ邪教だと言えてしまうようなグループは、そう言えてしまうだけの異端なことをしています。

たいていのお寺は電話でアポを取ればお話しできます。珍しいことではありませんので大丈夫です。あるいは法話会や坐禅会、プチ修行のようなイベントを通じて知り合う方法もあります。

結局は数を当たらないと良いお寺さんとは出会えないでしょうが、ある意味で婚活に似ていると思います。言葉は悪いですがお坊さんもピンキリですし、立派なお坊さんでも個人的に合わないということもあります。孫やひ孫の代まで関わることですので頑張って下さい。

良いお寺の条件、10のポイント!みたいなのは期待しないで下さい。理由は平たく言うとコチラ。
http://hasunoha.jp/questions/2956
早い話が『好き嫌いを助長すると、目の前の幸せに鈍感になる』からです。hasunohaのお坊さん達も口をそろえて「実際に会って気の合うお坊さんを探しましょう」と勧めますが、それ自体が仏の教えにのっとった考え方です。「たとえ苒菜羮(ふさいこう)を作るの時も,嫌厭輕忽(けんえんきょうこつ)の心を生ずべからず。たとえ頭乳羮(ずにゅうこう)を作るの時も,喜躍歓悦(きやくかんえつ)の心を生ずべからず。」です。お医者さんのように明確な結果を残してナンボの世界では別ですけどね。

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曹洞宗副住職。タイ系上座部仏教短期出家(捨戒済み)。仮面系お坊さんYouT...
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善き人の香りは風に逆らいても匂う

曹洞宗の吉田俊英と申します。

 真実の道を求め本当の師を求め、多くの仏教者が各地を遍参し多くの労苦を重ね修行を重ねてこられました。それぞれの宗派の祖師と呼ばれる方々も皆そういう過程を辿りそれぞれの境地にたどり着きました。その一番の典型が華厳経入法界品に登場し求法の旅を続ける善財童子でしょう。曹洞宗の道元禅師の場合も、日本国内そして中国(当時は、宋)を遍参し天童山の如浄禅師という方に出会うことが出来ました。
 
 お釈迦様の十大弟子の一人舎利弗尊者は街の通りでお釈迦様の弟子アッサジが托鉢から帰るところに出会い、見事な立居振舞いとその端正な姿にうたれ、「あなたの師は誰で、どのような教えを説かれるのですか」と訊ねます。このことを御縁として舎利弗はお釈迦様のお弟子となりました。

 法句経という経典の中に「花の香りは風に逆らいて匂わず。 されど、善き人の香りは風に逆らいても匂う。」という言葉があります。アッサジから聞いたお釈迦様の教えもサーリプッタの心を打ちましたが、最初にサーリプッタはアッサジの立居振舞の素晴らしさに心打たれました。アッサジには「善き人の香りは風に逆らいても匂う」ものがあったのだと思います。
(私のブログより  http://blogs.yahoo.co.jp/dorinji/36371891.html

 まずは、いろいろなお寺を訪ね歩いてみて、墓地のことや先祖供養のことを相談してみましょう。現実には、いろんな寺があり、いろんな住職が居ります。また、突然の訪問でも、良い出会いもありますが、葬儀法事・先約の来客等があれば、門前払いにならざるを得ないこともあります。電話で相手方の都合を確認の上で、いろんなお寺を訪問してみましょう。現実には寺の住職は玉石混交です。私のような石も多いとは思いますが、素晴らしい「玉」との出会いもあると思います。善き香りを放つ、素晴らしいご住職と出会う機会もきっとありますよ。いい出会いをお祈り申し上げます。

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 目の前の方の悩みや気持ちをしっかりと受け留め、心を開いてもらうように努め...
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参考になれば

どのお寺、どの宗教があなた方ご夫婦にとってよいのかということは他人にはなんともいえません。以下は参考として聞いてください。

私の知り合いで、浄土真宗のお寺に生まれた女性がおいでになります。なぜ知り合ったかというと熱心にがん患者遺族の会を運営なさっているからです。ごくたまにしかお会いする機会のない方ですが、お話を聞くたびに、すごい人だなぁと思う方です。

この方はご両親の生き方やお人柄が嫌いで、そのため、お寺にだけは嫁がないと決め、自らは学校の先生になられ、銀行員さんと結婚なさいました。

自分の信じる宗教ももちろん浄土真宗であるはずがなく、SS会という新興宗教に入信されました。しかし、あまりに金権体質で嫌気がさし脱会を試みましたが、簡単にやめさせてはもらえません。自分の力では脱会できないと考え、キリスト教の牧師さんに応援をお願いされ、その牧師さんの力で脱会に漕ぎ着けました。その後、彼女はその牧師さんを尊敬しキリスト教に入信し洗礼を受けようとなさったのですが、牧師様は、「あなたは自分では気づいておられないでしょうが、仏教と深い繋がりを持っておられます。だから洗礼は受けない方がよい」とおっしゃったそうです。

私は住職ですから、お寺を運営するためのお金を出してくれる信者さんが増えることを願っているわけです。牧師様も職業的聖職者ですから、当然、私と同じであるはずです。断る理由なんて何もないわけです。しかし、その牧師様は経済力があり、たくさん寄付してくれそうなその女性の入信をお断りになりました。実際、その女性は幾多の宗教遍歴を経て、現在は浄土真宗に帰依しておられるので牧師様のおっしゃるとおりになったのですが、正直、その牧師様のようには私にはできません。

長くなりましたので、この辺でまとめますが、その人その人に合う宗教には容易には出会えないかもしれません。しかし、試行錯誤も無駄にはならないはずです。自分たちにとって、これだ、という教えを探し続けてください。ただ、カルト系のところなどには注意なさってくださね。

追記 この間に、ご主人ががんにより50歳前に亡くなり、がん患者遺族会を設立なさり、上智大学グリーフケア研究所に学ばれました。長い葛藤と宗教遍歴を経て浄土真宗に落ち着きを見出されました。

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私はお坊さんといっても、ひと様に何か答えらしいものを提示できるような立派な...
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気軽に住職と気が合う寺を探してください。

みるるさん、こんにちは。

まずは、自分でどのような仏教を学びたいか、お祖師さまが好きとか、仏像、仏教美術がいいとか、お寺めぐりがいいとか、先祖供養がしたいとか、決めた上で。

お寺もまちまち。信徒付き合いは、どちらかというと宗派の教えよりも、住職の質に左右されます。
住職とのお付き合いがしあいすいお寺がいいでしょう。
お寺の運営によって、お墓を持つ檀家しか無理だったり、信徒寺で自由だったり、これもまちまちです。
檀信徒費もただのところもあれば、お寺維持の関係から檀家費が高いところもあります。お寺は宗派に所属していても基本、寺単体での運営なので、そこの住職や伝統、檀家関係によって決まっています。
もちろん良いお寺でも、入信退会にうるさいお寺もありますし、お布施を強要するようなお寺も聞きます。近くにお寺が欲しいということもありますし、遠方でも良いお寺はあります。
時間があるのでゆっくり探しながら見つければどうですか?

ハスノハのお寺を訪ねるのも、みるるさんに合う確立が高いかもしれません。
ちなみにうちのお寺「天台宗 金剛座寺」は、檀信徒費は年1万円で入退会自由です。お布施も強要していません。三重の小さな貧しい山寺ですが、仏教を楽しく触れて学ぶというのがコンセプトになっていて、遠方のネット信者もおります。基本「ゆるゆる」です(笑)。将来、みるるさんの地域でも信仰活動していますので、ご相談したければ、いつでも気軽にお声をかけてください。うちの信徒になるならない関係なくいろいろ情報提供できますよ。また本寺には伊勢参りにでもお立ち寄りくださいね。合掌

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質問者からのお礼

皆様、回答有難うございます。
縁を信じ怖がらず先ずは近場のお寺からでも連絡とってみます。
確かに自分に合うお寺さんを探すのは大変ですが主人とも話をしてみます。

温かいお返事とても励みになります。
本当にありがとうございました。

皆様、回答有難うございます。
縁を信じ怖がらず先ずは近場のお寺からでも連絡とってみます。
確かに自分に合うお寺さんを探すのは大変ですが主人とも話をしてみます。

温かいお返事とても励みになります。
本当にありがとうございました。

「お寺に参拝・訪問」問答一覧

お寺や神社を訪れた際の撮影マナーについて

私は旅をするのが好きで、よく田舎のお寺や神社を巡っています。 写真や動画を撮るのも大好きでよく映像制作もしています。 そのため神社(鳥居)やお寺さんの敷地内、お地蔵さんもよく撮るのですが、 (もちろん撮影OKの場所のみ) ある日ふと、 「神社に入って早々に鳥居やお寺をパシャパシャ撮る行為は失礼なのかも…」と気づきました。 早速調べ、いろいろな記事を見て回りましたが失礼という方もいるし気にしないでいいという方もいて、結局よく分かりませんでした。 一応お寺や神社を撮る前(入る前)は、 「失礼します」という意を込めてお辞儀をしたりなど、写真を撮らせていただくということには感謝させていただいてます。 お坊さんから見て、 (撮影OKの)お寺や神社にきて早々にパシャパシャしている人をどう思われますか? 田舎のお寺や神社は撮影に関して記載がないところの方が多く、書いていないならOKなのかな?と思っているのですが、この認識も良くないですか? また、鳥居を後ろから撮る行為は神様に失礼でしょうか? 調べても出てこず困っております。 やはり良くないのでしたら、もうやめようと思います。

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お寺へ直接相談をしに行くことは可能なのか

先月祖父を亡くし、来月の頭に四十九日を迎えます。 四十九日を迎えるまでの魂は私たち家族のそばにいて見守ってくれているという話を聞いたのですが、その後の魂はどうなってしまうのか、という相談を先日こちらでさせて頂いたところ、有り難いお言葉を頂きとても心が癒されました。 その中の一つに、「魂についての捉え方などでわからないことがあれば、葬儀でお世話になったお寺さんに聞きに行ってみてはどうでしょう」というご意見がありました。 実際に葬儀でお世話になったお寺さんは我が家が長い間お世話になっているところでして、葬儀の終わりに住職さんから「わからないことがあれば聞きに来てくださいね」と言って頂きました。 しかしあくまでそれは法事などの際に何か質問をさせてもらえるということだと思っていたのですが、直接こちらからお寺に出向いてお話をさせていただくということはお寺として可能なのでしょうか? お墓や葬儀についてではなく個人的な気持ちの悩み相談という形になってしまうので、そのようなことでお時間を取ってしまうのは申し訳ないと思うのですが、お寺のほうに電話などで確認を取ることはご迷惑ではないですか? そして、もし直接お話させてもらえることになった場合、お布施というか、何か持っていくべきものはあるのでしょうか。 わからないことばかりで、助言をいただけると嬉しいです。

有り難し有り難し 11
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菩提寺の般若心経会に参加したい

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有り難し有り難し 20
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