三礼のやり方はいろいろあって、各宗派で、唱える言葉がちがうようですが、浄土宗・真言宗・天台宗では、それぞれ言葉のどのタイミングで頭をつけたり立ち上がったり(どこの言葉でどう動いているのか)しているのですか?座るときに先にひざまずく足など、決まっているのですか?
また、それぞれの意味の違いはありますか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
一向寺さんの回答に少し補足しますと
三宝礼(さんぼうらい)
一心敬礼 十方法界 常住仏
(いっしんきょうらい じっぽうほうかい じょうじゅうぶ)
一心敬礼 十方法界 常住法
(いっしんきょうらい じっぽうほうかい じょうじゅうほう)
一心敬礼 十方法界 常住僧
(いっしんきょうらい じっぽうほうかい じょうじゅうそう)
ですが、正座の状態から始めて、
「礼」で両方のつま先を立てて、左足を少し前に出します。
「十」でそのまま立ちます。
「界」で前に出たままの左足を引いて左右揃えます。
「常」で座ります。右膝、左膝の順で着く。
「仏」「法」「僧」で上礼します。(つま先は立てたままで次も続けます)
背筋を曲げないようにゆっくり立ち座りするのが綺麗です。
実際にお近くの浄土宗のお坊さんに見せてもらえたら一番分かりやすいですよ。
拝読させて頂きました。ありがたきご質問かと読ませて頂きました。
私は浄土宗僧侶です。私の知る範囲にて書かせて頂きますね!m(_ _)m
三宝礼は読んで字の如く、三つの宝である仏と仏のみ教えである法そして仏のみ教えを信奉する僧侶平たく言えば仏教徒に礼し帰依すること、そしてその方法を表しますね。朝のお勤めでも二番目にお唱えし礼拝しています。
三礼はお勤めの中での一番最初の礼拝ですね。必ず三回の礼拝を致します。
詳細についてはさてあまりわかりませんでした。先ほどの三宝礼に準じる様にも思いますが、修行の時から先ずは三礼を教えられておりましたから深く礼拝しますね。頭を深く下げて両手を耳の脇に持っていき仏様の両足を自分の手の平に頂きます。それを三回行いお勤めを始めます。
五体投地の節足さらいは様々あるようですね、読んで字の如く全身をなげうって仏様に帰依することを意味しますが、宗旨により違いますよね。
浄土宗では両足をひざまずき両手ひじをついてやはり深く頭を下げてやはり手の平を耳の脇に持っていき仏様の両足を頂きます。これを南無阿弥陀仏お念仏お唱えしながら立ったりひざまずいたりを繰り返しますね。いずれにせよ礼拝は偈文の最終部分で深く頭を下げることになります。
私はちなみに夜通しこの礼拝をやったことがありますが、ふらふらになります。
チベットでは五体投地節足さらいして山を巡るわけですから大変な荒行ですよね。
いずれにせよ礼拝は信仰の形としての基本ですよね。どうかお試しなさってみてください。
また他宗の方からの回答をご覧頂きご参考になさってみてくださいね。
南無阿弥陀仏m(_ _)m
一向寺さま 圓常寺さま 非常に詳しく教えて下さいましてありがとうございます。夜通しの行があるのですね。動作の所作を知りたかったのですがその奥の意味の重要さに気付かされました。ありがとうございます。