回答 4
有り難し 57コンニチワ。よろしくお願いします。
早速ですが、近現代の日本仏教者で、マザー・テレサ以上に菩薩行を積まれた方はいると思われますか？
お坊様方が、「この人は偉い、偉かった」という人がいらしたら、その方の名前を教えてください。（その人の関連書籍があれば読んでみたいので）
また、「くらべることではない」といわれるかもしれませんが、そこは、単なる質問ではないことをくみ取っていただきたいです。
宜しくお願い致します。
お坊さんからの回答 4件
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近現代の日本仏教者で、マザー・テレサ以上に菩薩行を積まれた方はいると思われますか？
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マザー・テレサはキリスト者として非常に高名であり、最近ではバチカンが「聖者」に列したという報道がありましたので、非常に偉い人として評価されている方なのだと思います。但し、私はマザー・テレサの業績を詳しく知りませんので、どう評価して良いのかわかりません。これから紹介する方とは一度だけお会いしたことはありますが、その方の業績のすべてを知っている訳ではありません。マザー・テレサと比較する気はありません。マザー・テレサに対しても失礼ですし、下記に紹介する有馬老師に対しても失礼だと思います。
関連書籍が出ていて、その方の業績を知ることが出来るという条件もついてますね。あなたの物差しでどう判断するかわかりませんが、「近現代の・・」ということで、下記の本を紹介させていただきます。
『泥の菩薩―NGOに生きた仏教者、有馬実成 』大菅俊幸著 大法輪閣
https://www.amazon.co.jp/%E6%B3%A5%E3%81%AE%E8%8F%A9%E8%96%A9%E2%80%95NGO%E3%81%AB%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%81%9F%E4%BB%8F%E6%95%99%E8%80%85%E3%80%81%E6%9C%89%E9%A6%AC%E5%AE%9F%E6%88%90-%E5%A4%A7%E8%8F%85-%E4%BF%8A%E5%B9%B8/dp/4804612319/ref=la_B004LV2FHA_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1474105806&sr=1-1
ポルポト政権崩壊後以カンボジアは長く内戦状態が続き、そのため多くのの難民が国境を越えてタイに逃げてきました。そういう難民の方々のために尽力された方々はたくさん居られますが、有馬実成老師はその中の一人です。
レインボーマン様
川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。
マザーテレサさん、最近に正式に聖人として列聖されましたね。
そう言えば、かなり昔の記事になりますが、マザーテレサさんのことで、少しショックだった記事を想い出しました・・ただのゴシップ、やっかみの部類かもしれませんが・・
実は捏造?「マザーテレサ神話」
http://news.livedoor.com/article/detail/7496788/
菩薩も聖者も、もちろん最初から菩薩、聖者ではなく、失敗や反省、応援や叱咤も伴いつつ、慈悲、利他の行いを積まれていくことになります。上記の場合は、その間における失敗や反省だけを捉えて、批判している場合もあり、一概に言えないところもございます・・
さて、仏教では、「三輪清浄」（さんりんしょうじょう）と申しまして、例えば、三輪を、布施する側、布施を頂く側、布施するモノの三方が清らかなものであること、あるいは、三輪を身口意の三業の清らかなことを言う場合もありますが、慈悲、利他の行いとして、真なる善業となるものであることが菩薩行として大切なことになります。
近現代の日本仏教者において、真なる善業となる菩薩行ができている者・・なかなか正直、拙生では、図り得ないところもございます・・
ただ、菩薩行について何か見習いたいとなりましたら・・やはり経典を頼りになさられるのも一つとなるのではないだろうと僭越ながらにも存じております。
例えば、華厳経や法華経も良いのではないだろうかと存じます。特に、華厳経十地品からは、菩薩の十地の境地について具体的に学べる内容となっております。
ご参考までにて。
川口英俊 合掌
マザーテレサほどの人はいないんじゃないかな。
彼女のキリスト教としての神に選ばれる為の献身と、仏教の覚りに至る為の菩薩行は目的は違うものですが、その行為自体はやはり共通するものがあります。
それは人を導くこと、人を助けることです。
彼女ほど世界的に影響を与えた人は近年はいないと思います。
彼女には及びませんが、最近では同じインドで佐々井秀嶺さんが頑張っています。
凄いなと思います。
それにしても、インド出身でそのような人が現れないのは、やはりカースト制度が原因なのかもしれませんね。
アーユスという団体があります。
この団体に限らず、国際協力等をされている仏教者がたくさんいらっしゃいます。
マザー・テレサさんのような有名な方々ではありませんが。
私は、名もなき菩薩達を尊敬いたしております。
吉田俊英様、ご回答有難うございます。 有馬実成老師、存じ上げませんでした。大法輪の広告ページで『泥の菩薩・・・』のタイトルは目にしていたんですが・・・。大法輪閣では、他にも欲しい本があるので、次の給料日が来たら、早速購入しようと思います。
聖章様、ご回答有難うございます。 ストレートなご意見、納得です。
私が「凄い」と思う仏教者は、現在の日本にもたくさんいらっしゃいますが、『菩薩行』となると真っ先に思い浮かぶのは、やはりマザー・テレサです。
川口英俊様、ご回答有難うございます。 実をいうと私、それほどマザーテレサのことを知っているわけではありません。ステレオタイプのイメージ程度のものです。また、教えて頂いたサイトも眺めてみましたが、それについても別にショックを受けることもなく、「まぁ、こういうこともあるだろうな」という感想です。信用できる記事であるか否かも私にはわかりませんし、インドに行って、真実を探る金も時間も能力もない私には、コトの真偽を確かめる術はありませんし・・・。
けっきょく、「出る杭は打たれる」「光が強く大きければ、闇もまた大きく深い」ということなんですかね。
そういうと、近現代の人ではないですが、お釈迦さまも当時は評価が分かれていたかもしれませんし（クリシュナムルティみたいに）、なみいる日本仏教、各宗派の祖師の方々も真実の姿は・・・。
あ、華厳経ですね。一昨年だったですか『こころの時代』で華厳経の講座が放送されてましたが、録画して、テキストも買ったんですが、まだ勉強してません。勉強します。
ありがとうございました。
願誉浄史様、ご回答有難うございます。 アーユス、知らなかったです。ちらっとＨＰを拝見しました。立派な活動をされている団体があるんですね。法華経の地涌の菩薩を連想しました。
また、キリスト教でしたっけ”善行は隠れて行え”みたいな意味の言葉があったと思いますが、私は善い事をするのにわざわざ人目を避ける必要はないと思います。「人目が無いと善行はしない」というのは論外で、それは偽善だと思いますが。
さらに、他人の善い行いを見て「偽善だ！」と叫ぶ連中が少なくないですが、（上記と矛盾するようですが）それが自分のイメージアップを目的としたものであったとしても、自分は何もせずに、他人の批判をするだけの人間よりもいいではないか、と私は思います。
有名だろうが無名だろうが、善い事を ”やる” 人は偉い！と私は思います。
