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過食嘔吐、食道がんの恐怖、検査までの不安な気持ちの落ち着かせ方

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有り難し有り難し 22

はじめて相談させていただきます。

2児の母親でありながら、過食嘔吐をやめることができませんでした。

14才から25年間、過食嘔吐を繰り返してきました。コンプレックス(痩せたい)や自信のなさから始まり、その後は完全に依存性、でした。

子供もいますので野菜も多目に食事を作り、きちんととり、偉そうに『健康のため』と、子供には食事の大切さも語ったりしていました。

それ以外に吐くためだけに好きなものを好きなだけ食べ吐き出していました。子供の目がない時にです。

食事をとっているのでガリガリではありません。(157cm/48kg)ただ上半身は骨の浮き出た、下半身はぶよぶよの気持ちの悪い不健康な痩せ方です。

楽に吐ける体になり苦痛なく吐けていたので過食嘔吐が体に害があるとは考えられなくなっていました。

8月の下旬から少しずつ体調に異常が現れはじめました。最初の異常はのど~食道の異物感でした。それでも過食嘔吐を完全にはやめられず、しばらく様子を見ていました。

怖くなり、いよいよ初めて通院してから内視鏡の予約日までに、背中の痛みや食道の染みる痛みなど、『食道がんでは…』という症状が次々と現れ、恐怖と不安と、25年間胃酸を食道へ逆流させ続けた自分に絶望する日々が続いています。

不眠、下痢、食欲不振、微熱など自律神経失調症の症状も出ています。
もしかしたらこれもがんの症状なのかもしれません。逆流性食道炎では…とも思いますが25年間の行為が直感的にがんを連想させるのです。

子供を愛していたつもりでした。
未だに私に抱っこを求めてくる今年10才になるになる女の子と
私がちょっと見えなくなると、覚えたての言葉で不安げに私を探す今年3才になる男の子、
ママっ子でかわいい二人の子供です。

母親になっても過食嘔吐がやめられず、
子供から母親を奪ってしまうような行為を続けていた自分の愚かさに、死の恐怖に、もし私を失った時の子供の絶望に…心が潰されそうです。

検査まであと一週間、どのような心構えで過ごせばよいでしょうか。

病院の先生には全てを告白し、早めの検査を希望しましたが予約の都合で断られてしまいました。

母親と主人にも初めて全てを告白しました。今後サポートをしてもらいながら治療していく予定ですがまだ『今後』は描けません。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

焦らず、様々なサポートの選択を。

不安なお気持ち、お察しします。

自分ではどうすることも出来ないことに、不安であったり、恐怖を抱えてしまうことは、誰にでもあります。


どのような検査結果になるにしても、あなただけでなく、あなたのご家族が納得できる方向性を探っていってほしいと願っています。

お医者さんに「セカンドオピニオン」を求めたり、過食嘔吐で悩んでいる人たちの「グループ・カウンセリング」に参加したりするなど、色々な選択肢はあると思います。
不安な気持ちを少しでも解消出来るように、上手く利用してほしいと思います。

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有り難し
おきもち

社会系お坊さんプロジェクト「Time And Tide」主宰。 岩手県盛...
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みんなが付いているんですからね

拝読させて頂きました。病によって大変お辛い思いをなさっておられるのですね。あなたのその辛い思いお察し申し上げます。
あなたは独りではありません。
みんなが付いているんです。どうか皆さんでその病を乗り越えてください。
私もあなたの病が回復なさることを心よりお祈りさせて頂きます。

あなたやご主人様そしてお子様がこれからの未来共に仲良くお健やかにご成長なさり、明るく幸せに日々お過ごしなさることを心よりお祈り申し上げます。

拝読させて頂きました。どうかお心強く持って回復に向かってくださいね。今日もご回復をお祈り申し上げますね。

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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

佐々木 秀吾様

先日は朝早くのご回答ありがとうございました。
あまりの不安に眠る事ができず、すがる思いで相談をさせていただきましたので本当に救われる思いでした。

ご回答いただけて今回はじめてセカンドオピニオンを受ける決心がつき、受けて参りました。

そちらの先生は事情を話すとすぐに内視鏡検査を行って下さいました。

長年の過食嘔吐で痛め付けていた私の食道や胃は予想に反して『全く問題のない』と言っていただけるほど良好な状態でした。

自分の行ってきた過食嘔吐という恐ろしい行動を考えると食道がんの恐怖からどうしても逃れる事ができず不安でいっぱいでした。

まだ症状は続いており、現在も甲状腺機能等の検査を受けている最中ですが、自らがんのリスクになる事をしていた、という後悔と絶望の中で『自分はまだまだ生きていたい!』とはっきりと感じました。過食嘔吐は怖いです。

今生きていて、大切な人と過ごせる幸せを当たり前と思わず一生懸命に、体を大切に、正しい事をして生きてみようと思います。

過食嘔吐はもう2度としない、と決心はしておりますが、今回は紹介状をいただき専門医のカウンセリングを受ける手配を進めて参ります。

本当に本当にありがとうございました。

kousyo Kuuyo Azuma 様

あたたかいご回答、また自業自得である私の回復を願ってくださり本当に本当にありがとうございました。
救われる思いでした。

どうしても克服できなかった過食嘔吐に恐ろしいリスクがある事は情報としては知っていましたが、どこかで見ないふりをしていた自分がいました。

今回は食道がんに関しては異常なしの結果をいただく事ができましたが、間違った行動をするとこんなにも苦しい思いをするんだと痛感致しました。

まだ症状は続いており、甲状腺の検査等を受けている最中ですが、食道がんの恐怖からは解放されました。こんな思いはもうしたくありません。

できるだけ長く、大切な人と過ごせるように
体も心も丈夫になれるよう、正しい生活をここらがけていきます。
今回は過食嘔吐の治療も進めてまいります。

本当に本当にありがとうございました。

「死について」問答一覧

死別シングルマザー

夫と死別し、半年経ちました。 死後の手続きなどでバタバタと、忙しくしていましたが、この頃PTSDの症状がでて、とうとう仕事にいくこともできなくなりました。 一ヶ月の休職ですが、休んでる間に収入の不安、子どもたちのこと…色々と考え過ぎてよけいに具合が悪くなっている気がします。 職場からは、また笑顔で戻ってくることを待ってますと温かい言葉を掛けてもらっているのですが、夫を看取った病院が職場の直ぐ側であることや、救急車が頻繁に通ることなどから、正直一ヶ月休んだところで復帰する元気があるかわかりません。何も前に進めない自分に自己嫌悪の毎日です。お金の不安と、パートナーを失くしたことから『風俗』で働いて少しでもお金を…と浅はかな考えも拭えません。時間が長く感じます。こんな姿を夫が見たらなんて思うだろう。夫じゃなくて、不器用な私が先に亡くなればよかったのにとまで考え込んでしまいます。周りには自分のように30代で配偶者を亡くした人はおらず、まるで腫れ物のように感じます。他の家庭を見ると、赤ちゃんが生まれた…家を建てる…夫婦仲良く子育てできてて自分にないものばかり目に映り、生きづらいです。

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「周りの人間の死」への向き合い方

「周りの人間の死」への向き合い方が分からず、恐らく変な方向に価値観が向かってしまい、常に一定の苦しみを抱えてしまっています。 無理やり挙げるとすれば、恐らく一番大きなきっかけは、2年前に母の母である祖母が急死されたことだと思います。大きな病気やケガもなく元気に畑で過ごしていた祖母の急死に頭が追い付かず、又様々な状況を理由にしばらく会えなかったことや、恩返しなども出来なかったと感じたことによる後悔と主に、「人は急に死ぬこともある」といった至極当然のことに恐怖を覚える様になりました。 その"急死"は脳内で"事故死"等に変換されたようで、現在は「自分が何か人に頼むことで事故死するかも」といった恐怖をもってしまっています。私が親に頼んだ買い物の道中で死ぬかも、私が選んだ待合場所のせいで、指定した時間のせいで友人が死ぬかも、と思うと、所謂"普通の価値観"で人に頼る事、あまつさえ意見や提案事の提示も難しくなってしまいました。 正直自分の死は大して怖くはありません。ただ、もしそういった状況で知人が亡くなってしまえば、仮に明らかに自分のせいではなくとも「自分がこの人を殺した」と思ってしまうに違いないと感じています。又そういった気持ちを抱えてその後の人生を全うできるとは到底思えません。 バタフライエフェクトのレベルで「人の死に関与したくない」といった気持ちが大きくなってしまい、生き苦しさを感じてしまっています。 この価値観が、俗にいう「変・ずれている・間違っている・過剰」ということは頭では理解できているつもりです。ただ、どうにも心がこういった考えを除いてくれません。 もし仏教などを用いて少しでも楽に生きることが出来るのであれば、と思い、相談させていただいている次第であります。ご意見をお伺いできますと幸いです。よろしくお願いいたします。

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病気になって死を考えるようになった

現在,一人暮らしをしている中年男性です。 先日から病気をしています。病気になって,一人暮らしなので,闘病しながら食事,洗濯の家事をしないといけません。また,食事のための買い出しも必要で,誰か助けてくれないかと,常に考えています。 知り合いに食事を作って持ってきてください,といった厚かましいお願いはできないもので,そういったお願いができる知り合いがいるわけではありません。 闘病を続けながら,食欲もなく,痩せていくし,気力も失ってきています。 また,コロナ禍で,一人亡くなっていった方もこのようなつらい状況であっただろうと想像し,そのため可能であれば入院させていただいて,看病していただけないかと,勝手な思いが巡ります。 そして,こんなに苦しい状況なのに,これを乗り越えて「生きる理由」はあるのだろうかという考えが頭をよぎっています。 ある程度の人生は送ってきました。これから先もいろいろと楽しみもあると思いますが,生老病死は,四苦なので,病気を克服するのも,その後,克服した後に生きていくのも苦しいのだろうと,勝手に解釈をしたりします。 だったら,もうここでいいや,と思ったときは,死ぬことができたらいいなぁ,眠るときにこのまま目覚めなければいいな,と考えるようになっています。 自死については,以前は否定的ではありましたが,闘病の中で,それは個人個人の自由でいいのではないかと思うようになりました。 自死していった方は,苦しい中,生きることに耐えられなかったのだろうなと,共感できる心持になっています。 病気をして,手厚く看病してくれる人がいる状況であれば,それはそれで,心配してくれる人のために生きる理由があっていいのですが,そうでない私は,一人で非常に苦しい,不安です。そんな私が,命尽きるまで闘病するかもしれないという選択をして,生きる理由はなんでしょうか。 誰も助けてくれる人もいない,ただ病気と闘って,死を待つだけかもしれない。 最後は,一人,孤独死を迎えるのかもしれないと思うと,寂しく,不安です。 そういった中で,このサイトに行き当たりました。 取り留めない文章になりました。 回答をいただければ幸いです。

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死んではいけない理由を教えてください

駄文につき失礼致します。 私は大学生です。 様々なストレスが重なりうつ病を発症しました。目下治療中です。 薬を飲み始めてからは落ち着きましたが、昔は希死念慮がよくありました。漠然と死んでしまいたいと思うことがよくありました。 投薬による治療や、様々な死生観等に関する書籍を読むうちに次のような価値観が形成されました。 死んでしまっては選択肢がなくなる。 生きているうちは選択肢が無数にある。 生きる事に行き詰まって選択肢がなくなってしまったと思ったら、死ぬことを考えよう。 これは今私が生きている理由の一つですが、この考えは一見生きることに前向きなようで死ぬことを否定していないのです。 言い換えれば、いつでも死ねると言う風にも捉えられます。 私は今のところ死ぬことは勿体無いと考え自殺を踏みとどまっていますが、自殺を否定する理由は未だに見つけられていません。 生きている限りいつかは死が訪れるものであり、やがては受け入れなくてはいけないものだと考えていますが、自ら死に近づく行為はいけない事なのでしょうか? 確かに、人が皆自殺を礼讃するようになれば人間社会は成り立たなくなってしまいます。 しかしながら生きることが権利ならば死ぬこともまた同様なのではないかとも考えてしまいます。 どなたかお力添え頂ければ幸いです。

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