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親友の死

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度々の質問すみません。
親友が亡くなり今月22日に35日法要を行いますが、妻などに「強い気持ち持たなければ親友にあの世に連れて逝かれるぞ!」と言われます。
実際連れて逝かれることもあるのでしょうか?
また連れて逝かれないためにはどういう気持ちを持てば良いでしょうか?


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

何も考えなくて結構です

お悔み申し上げます。

35日の法要では、故人様を極楽浄土へお送りします。
うちの寺では法要の時、餅を人の形(笠をかぶり杖を持つ旅装束の姿)に切って極楽浄土に旅立つ姿にします。
そして、法要の後皆さんで「膝が悪ければ膝」など、人の形に切った餅の、各々体の不調な部分を食べていただき、悪いところを一緒に極楽へ持っていっていただくんです。

奥さんが「連れて逝かれる」とおっしゃったのは、今述べさせていただいたのと同じような意味合いがあるのかも知れませんね。

現在、ご親友を亡くされて激しく消耗されていることだと思います。
私も20歳の時、交通事故で親友を亡くしました。
葬儀の前日、誰もいない深夜の葬儀会館のホールで、供えてあるリンゴを食べながら、遺影に向かって「帰ってきてくれ・・」と何度もつぶやいていました。
あまりものショックで、一時的に思考がおかしくなってたのかもしれません。

強い気持ちを持たなければ「連れて逝かれる」のであれば、今頃私は親友と、極楽浄土でリンゴを頬張っているでしょう。
しかし現実には、今こうして善通寺の住職をしています。

連れて「逝かれる・逝かれない」にこだわるよりも、大切な友へ心からの供養をする。
それこそが、あなたにとって幸せへの道を歩む、最高の選択肢ではないでしょうか。

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時宗の寺院で住職をしています。 今の時代、お寺の在り方とは、僧侶とはいっ...
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連れてなんか逝かれませんよ

 がんばれ自分さま、御質問の内容読ませて頂きましたが、親友さまには本当に心からお悔やみを申し上げます。奥さんはがんばれ自分さまに親友が亡くなられて落ち込んでおられると思っておっしゃったのだと思います。三十五日の法要は独特なのでしょうか。きっと迷信で三月にまたがるという事ででしょうか。わからないですが、本来は四十九日に法要を行います。三十五日は女人往生という事でございます。今は男性も女性も同じ命日で法要を行っています。連れて逝かれるという事でなく、お墓やお寺でお参り下さいと理解して下さいねぇ。親友の供養する事よりもお寺へお参りする事やお仏壇へのお参りさせて頂く事で、親友の事や多くの方々の安否確認する場であると思い法要していますので、親友の法要へお参り下さいねぇ。合掌

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おきもち

山寺の住職です。他の仕事と兼務してます。
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質問者からのお礼

堅田住職
回答ありがとうございます。私の住んでいる地域では35日の前日におだやと言って和尚様を家に呼んで拝んでもらい、その後会食します。そして35日にお寺に行くって感じです。
お寺には行けないのでおだやの時に供養します。

海老原住職
回答ありがとうございます。住職もつらいことがあったんですね。
私も住職のように頑張ります。
そして親友を供養してきます。

「供養全般」問答一覧

深い懺悔と感謝

いつもありがとうございます。三月の桃の節句も過ぎ、お彼岸が近づいてきました。hasunohaの皆様におかれましては日々、健やかにお過ごしのことと思います。 一時期、私は人生をひっくり返すほどの思いに駆られたこともありました。今年のバレンタインを過ぎた頃から、今は家族のありがたみを強く感じるようになり、毎日思いやりに支えられ、相変わらず週7日休み無しで外での仕事に励んでいる今日この頃です。 毎日が平和で穏やかな落ち着いた空気、他愛もなく些細なことの積み重ねですが、それらすべてが本当に、職場も家庭も、そして治療院にも、良い人たちにご縁があったこと、ひとつひとつに感謝です。これからも日々の幸せを大切に育んでいくことが、ご先祖様への恩返しにも繋がる明るい人生への道標なのかなと有難く思います。 お世話になった治療家の先生に、しばらくお休みすることを伝えました。その節は本当に、この上なく尽くしてくれたことに深謝の限りです。つい先生の優しさに甘えてしまい、助けたい側と助けられる側の引き合う力がぐいぐい強くなりすぎてしまった節がありました。徐々に私の感情が不安定になり、体調も崩れてしまい、元の近所に戻しました。いろんな人に打ち明けた昨年から年末年始と引き換えに、この春先は自分自身とひとりで向き合う修正が必要になったこと…あらためて自己成長へと繋げる良いきっかけになりました。 今でも毎日、先生のことが心に浮かんできます。それだけ特別な存在であることには変わりありません。頂いた思い出、温かい言葉の数々が、前向きに仕事に取り組む原動力となってくれます。2月といえば、確定申告に自動車免許の更新の時期。両方ともクリアでき、特に下がると思っていた年収が微々たる上昇していました。驚きを隠せず、念願の学びのための貯金も着実に増えていること、とても有り難く思います。 他の先生からみても親しくなりすぎた故に、遠慮もなくなり、お互い言いたい放題で喧嘩状態にもなりました。本音を明かした(ぶつけ合った)ことは、それだけ相手を強く思うからでもあり、アンビバレントそのものでした。ひと月近く、間を空けた今、直筆の手紙で、お詫びとお礼、そして相手の未来の幸せを願う想いを伝えたいです。 共に成長しあえる良い関係でいられるよう、しっかりとした自分となるために、アドバイスいただけましたら幸いです。

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