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なんで産まれたかわからなくてつらい

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高校1年ですよね母が離婚しシングルマザーで、家が貧しいため我慢することや挑戦したいことが出来ません。勉強する環境も良いとは言えません。僕は進学したいのですが、高校に行くにも奨学金を利用しないと行けないぐらいの環境です。友達との格差を感じる時があります。

不満を親に伝えると「だったら出ていけ」「うちでは無理だね」などと答えられてしまい、親の考えが理解できません。原因は母が貧しいためなのになぜ母はこんなにも無責任なのでしょう?

またそんな時決まって僕は生まれた意味がわからなくなります。こんなに辛い環境にいるくらいなら死んだ方が・・・と思うことも最近増えました。僕はなぜ生まれたのでしょう?教えてください。


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お坊さんからの回答 4件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

奨学金返済坊主より

私の家はお寺ですが、貧乏寺で、他の仕事と兼業しないと生活できません。
私も高校生のときは進路で悩みました。
奨学金をもらって仏教系大学に行き、お坊さんの資格をとりましたが、本当は他に行きたい大学がありました。しかし、学費が高かったために断念したのです。
家が裕福じゃなかったので、行きたい大学に行けないなら就職すると親に言いましたが、お寺なので仏教大学に行けと言われ、なんとなく流されて入学しました。
しかし、奨学金はいつか返済しないといけないし、バイトしないと学生生活を維持できないしで、親や貧乏を恨みました。
現在は、就職し、お坊さん以外の仕事で生計を立て、毎月奨学金を返済しています。
就職してしまえば、奨学金は返せない額ではありませんが、「したくてした借金じゃないのに」と思うことはあります。
ただ、高校生のとき就職していたら仏教を学ぶ機会がなかったかもしれないので、結果的にはよかったと思います。
しかし、高校生のとき行きたかった医療系の資格をとって活躍している同年代の人を見て、「あのときお金があったら自分もこうなってたのにな」と思ったりもします。
結局、お金も含めた自分の与えられた選択肢の中で頑張るしかないのだと思います。
そこで頑張れれば、後から、まぁこの道も悪くはなかったな、と思えてきます。
自暴自棄になって、第一希望じゃないからもう人生終わったとヤケになったら駄目です。
未来には、予想外に良いこともたくさん起きます。起こせます。

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がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
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足元に幸せはありますよ

高校に行き学びたいと思う気持ち。素晴らしいことです。
しかし、お金の面で難しいのであれば、アルバイトなどをしながら、通信や夜間で学ぶことなども考えられるのではないですか。

あなたは、周りのお友達と比べて、同じ境遇でないことに苦しみ悩んでいらっしゃるのでしょう。
お母様も同じように悩み苦しんでいるからこそ、その苦しみが強い口調になり、あなたに向けられているのです。

イライラしたり怒鳴ったり、強い口調で話しているときは、苦しんでいるときです。救って欲しいと願っているのです。きっとあなたを周りの子と同じようにさせてあげたいけれどできないことに苦しんでいられるのだと思います。

あなたは、学びたいと思っている。そして、親に愛されている。それが生きる意味ではないですか。
お金が無いと生きにくい世の中ですが、そういった環境だからこそ気付ける幸せがあなたの足元に沢山あると思いますよ。マイナスを見つけるのではなくプラスを探してみてください。決して周りと比べてはいけません。

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おきもち

禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺副住職。 悩みを吐き出す事で、ちょ...
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母ちゃんは母ちゃんの人生。あなたはあなたの人生

世の中、なにも、すべてお母ちゃんだけじゃありません。
ですが、お母さんとの時間が密であったからこそ、お母さんの一言一言の影響力が強いのではないでしょうか。お母さんお一人であなたを育ててこられた分、あなたにとってもお母さんの影響力は強く、絶対的な存在でもあるのかもしれません。
「あなたにとって」はお母さんがとても大きな存在。ですが、それはあなたにとって、だけなのです。
「あなたにとって」だけ、お母さんの一言一言が、自分に大きく影響するものです。
でもそれは、あなたにとってだけ。
他の人は、別にあなたのお母さんの言葉に左右されることもありません。
よって、徐々に…で出結構です。
自分と母親とは、存在的にも別々であるのですから、反発をしない程度に、またお母さんからの反感を買わない程度に自分の意見を伝える事をやってみましょう。
ある人は35歳を過ぎた頃「あなたはアナタの人生なのだから好きにやっていいんだよ」と言われた時、初めて親の呪縛が解けた、と言っておられました。
それまで、ずっと親の言いなり居するべきことが自分のつとめであると思い込んでいたそうです。
別にお母さんは何もあなたの人生そのものを縛っている訳ではありません。
あなたがこうしたいと思う事でお母さんが経済的にこれは「無ー理ー。」と言っている所の中間ぐらい、間をとって、いいアイデア、イノベーション、活路を見出しましょう。
壁にぶつかりそうなら、よける。ぶつかっても先に進む。壁が壊れたら修理する。石につまづいたら立ち上げる。傷が出来たら治療する。これ以上は進むなと言われても、進めば進む。進んだ先に何があるか。なにをしたいのか。それをみたければ、さぁて、どうするか。別に、それをするな、とは言っていませんでしょう?
不満をただ単に伝えるのではなく、母親との上手なコミュニケーションをとることも大切です。世の中はコミュニケーション能力が全てです、と言っても過言ではないくらいコミュニケーション力は大切です。デキる人は、まず家族と争いません。争わないコミュニケーション能力を身に着けています。あなたが何をやるにしても、まず、家族と争わないコミュニケーション能力を身につけましょう。今アナタの課題はまず、そこにあると感じています。 

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「自灯明、法灯明」

数数様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

なぜ生まれて、そしてここにいるのか、また、どうして生きるのはこんなに苦しくつらいのか・・

本当に疑問に思いますよね・・拙生もそうでございました。

正直、すぐに答えは出ないですし、そう簡単にも答えは出ないと思っておくのがまだ良いのではないかとも存じます。

また、答えは出たとしても、それが果たして真に正解かどうかというのも問題となります。

更には、そもそも正解があるのかどうかさえも疑わしいものでもありますし、その正解も何も一つではなく、それぞれにおいてあるとも言えるものでございます。

とにかく、「生まれたから生まれた」、「生きているから生きている」、もちろん、それには必ず因縁(原因と条件)があるというのは確かなことでございます。

突然、何も因縁なしにして、生じたり、滅したりするようなものは、この世にはあり得ません。この世における全てのモノ・コトというものは、複雑ながらにも無数の因縁果の流れによって成り立っています。

そして、その因縁の一つの流れを明らかにされましたのが、釈尊でございます。

その最も有名であるのが「無明・行・識・名色・六処・触・受・愛・取・有・生・老死」の「十二縁起」となります。

迷い苦しみの流れ、連環を代表的に十二の項目にまとめられたものとなりますが、ただ、その項目はあくまでも大きな分類であり、本当はもっと複雑なもので、本来は、一人一人に応じて、その複雑な流れについてパズルを解くように解明して、そしてそれぞれに対して、迷い苦しみの解決へと向けた処方箋が必要となります。

そして、その問題を解決するのは、結局のところ最終的には自分次第となります。あくまでも他は他であって、他のことを考えたり、比べたりしても所詮は仕方がありませんし、あまり意味がありません。それに、まあ、他も他で、無明(根本的な無知)・煩悩により、大小少なからず同じように変わらず迷い苦しんでいるものであるとお考え下さいませ。

ただ、その問題の解決へと向けたヒントとなる教えが仏教にはいっぱいございます。それが前述のことと併せて、いわゆる釈尊の遺言としての「自灯明、法灯明」というものとなりますが、是非、これからも仏教に興味を持って、学びと修習を進めて頂けましたら有り難いことでございます。

川口英俊 合掌

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おきもち

Eishun Kawaguchi
最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断...
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「生きる意味」問答一覧

生きてる意味

いつもご回答ありがとうございます。今回も相談失礼致します。 今私が思っている事吐き出させてください 毎日毎日生きている心地がしません 昨日も今までの事やこれからの事を考えてしまい不安で頭がいっぱいになりました 小学校に転校したての時にいじめに遭い、多分その時点で私の心は死んでいたと思います。いじめって言ってもみんなが思ってるようないじめではありません。暴言を吐かれたりハブられたり無視されたり都合のいいように利用されたりそんなものです。 小学生のころの私は弱かったしいいなりになるしかありませんでした いじめてきた子に認められたかったし仲良くなりたかった、そしたら無視されることもなくなると思ったしみんなと同じように接してくれると思いました。今思えば本当に惨めです。 何年か経ち小学校3年生くらいの時新しいお友達が3人できました 親友と呼べるほどに仲良くなってお泊まり会やお出かけもしました ですが一人の子が○○ちゃんが一番好き、一番仲いい子、幼馴染だから、その発言を聞く度に私は、転校生なので幼馴染がいるわけもなくとても羨ましくて、なんだか利用されているだけなのかもと思っていました 当たり前に喧嘩はありました、大好きで仲良かった子にも散々暴言を吐かれ愚痴を言われ無視され、私も悪い部分があったとはいえ本当に辛かったです その他にも兄が同級生に絡まれ、たぶんあれはいじめられていたんだと思います。 それを見てどうしても腹が立ってしまいその中に割り込んで口出ししました いじめてる側の人達にはもちろんいじられ、兄は助けてくれると思ったのですがまさかの相手側についていました。 でも分かります、嫌われるのが怖いしまた虐められるのが怖い、私も同じなので分かります。ですが兄にまで裏切られた私には絶望と悲しみしかありませんでした それからも男子に体型をからかわれたり冗談で暴力をふるわれたり、私は元々肌が弱く虫に刺されやすくて、それに加え治りにくかったので肌が汚いです。なので水泳授業など苦痛でしかなかったしそれが原因でいじめられるのも怖かったです。 結局不登校になってしまった今でもこのトラウマは思い出してしまうし、フリースクールでも空気のような自分、みんなは可愛くて友達もいて輝いてる、誰でもいいから私を見つけてほしい認めて欲しい人が怖い、もう死んでしまいたい

有り難し有り難し 19
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今の幸せを感じるには

大学卒業後、就職した職場でなかなか環境に慣れることができず適応障害になって退職し、そこからフルで働くことができなくなりました。 今は平日パートタイムで働いていて、なんとか4.5年続いていますが、人間関係や労働環境は最悪です。 給料が低いことと、この先また適応障害になって寝込んで動けない状態になるかもしれないという恐れから、今だに実家暮らしです。 また大学時代からずっと付き合っていた人と1.2年前に別れ、結婚や子供も諦めました。 この歳になっていまだに自立できていないこと、仕事のキャリアを積んでいけないこと、親に孫の顔を見せられないことなど現実に向き合えない自分が嫌です。何のために生きているか分からず、無意識に死にたいという言葉が口から出るようになりました。 自分も両親も健康で、大きな病気や怪我もなく、借金や人間関係など大変な問題を抱えてるわけでもありません。 明日食べるものに困るような状態でもなく、とても恵まれた状態であるにも関わらず、ずっと「もう人生を終えたい」と考えています。 死にたいというよりは、今ある面倒なことから逃げたいというのが本音かもしれません。 安心して過ごせる家があるというだけでとても幸せなことなのに、なかなかそれを実感することができません。 どうしたら今すでに身の回りに存在している幸せに気づいて、死にたいと考えてしまうことを減らしていけますでしょうか。

有り難し有り難し 8
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生きてる意味ってなんなんでしょう?

最近人生ってなんなんだろう。苦しみしかないじゃん。と思ってしまいます こうなったら嫌だなと思う事ばかり実現して こうなりたいという事は何一つ実現しません わたしはずっと歌手を夢見て努力してきました でも、人から歌を褒められる事はほとんどなく 音程が大きく外れてるわけでもないけど 自分で聞いてもなんか納得いかない歌声 その声も最近全然出なくなってきてしまい、 「あぁ、わたしには才能がなかったんだな」と思ったりしています 他にやりたい事としてはプロレスがあります が、それもやっぱり怪我や痛みが怖いという思いがあったりして踏み出せないです でも、わたしも30半ばが近くなってきて このままではこのまま何もないままわたしの人生が終わってしまうという焦りに襲われています わたしのこれからやりたい事としては、性同一性障害(以下、GID)に生まれてしまったので その治療がしたいと思っています しかし、血液検査の結果、肝機能の数値が悪く、「このままだと治療を進めるための意見書を書くのは難しい(治療が受けられない)」と医師から言われました おそらくストレスによる過食から来る体重増加などが関わっていると思い 1か月前からダイエットを始めて7kg減量しました そして今週の血液検査の結果次第という事になりました しかし、まだまだデブだしダイエットは続行するつもりですが 「いつになったらわたしの望みが叶うのだろう・・・」という気持ちがずっと離れないです GIDの病院の待合室には10人くらい患者さんがいましたが みんなもうホルモン治療が始まっている人ばかりで 自分のなりたい性を叶えています それを見た時にわたしだけなれていない、という焦りや悲しみがわいてきて わたしは女性になりたいのですが 今では街中を彼氏と腕を組んで歩いている女性を見るだけで本当に辛い気持ちになります 親が性別を選んで産んだわけじゃない事はわかっているのですが、それでも親には望みを何一つとして叶えてもらえなかった(機能不全家族)せめて性別だけは女の子に産んでほしかった。という気持ちがどんどんわいてきています おとぎ話のように待っているだけじゃ王子様は現れず魔女にかけられた呪い(病気)も解けない事はわかっているし努力もしていくつもりですが何のために生きてるんだろう、みんな楽しそうでいいなという思いが拭えません

有り難し有り難し 12
回答数回答 1

行き着くところは皆同じ

ある時、生きる意味を教えてくれた人がいました。 生きることは愛である。と教えてもらいました。 その時から私も生きることは愛だと考えるようになりました。 話を聞いている中で疑問ができたので、恩師に質問をしました。 この世に生まれてきて、愛に触れて愛を学び、それが一番大切なものだと気づいたとして、そのあと行き着くのは何処ですか?と質問しました。 行き着くところは皆同じ、源だ。と教わりました。 たくさん宗教があるが最後行き着く場所は皆、源である。と教えて頂きまさした。 まだうまく理解はできていないのですが、 生命あるもの皆等しくいずれ天に還る。ということかと仮定しました。 そう考えた時に、死後この世界ではない別の世界があり、そこに源があるなら、本当の世界とは死後の世界ではないかと考えました。 天に還るという事は、元は私たちは天からやってきたのか?とふと思いました。 でもやっぱり死んでみないとわからないなぁ、に行きつきました。 恩師の言葉で印象に残っているのは、 この時代、この家族、この友達、この恋人、全部この人生だけの組み合わせである。楽しみ尽くさないと勿体無いよ。ということでした。 人によって考え方は違いますし、 今の生活を修行と言う人もいるし、地獄と言う人もいました。 皆に源って何?と聞いてみましたが、わからないと言っていました。 源とは何でしょうか。 よろしくお願い致します。

有り難し有り難し 3
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何のために生きるのか?

度々の質問失礼致します。 過去の質問でも記載した通り、小さなことではありますが自分の中で苦しいことが重なってしまい、生きる意味がよくわからなくなってしまいました。 これまで26年間、成功ばかりではありませんでしたが、与えられたものは淡々とこなし、人道に外れたことはせず、自分自身に恥じない生き方や選択をしてきたつもりです。 苦しい時期もありましたが、それも「いつかは終わる」と信じ、その時その時の楽しみ方を見出して生きてきました。 ですが、最近猛烈な虚無感に襲われます。 新年早々、大きな災害がありました。一生懸命生きていても、どれだけ頑張っても、無情にも失われる命があります。 努力して生きていても報われる保障はない。自分が誰かを愛しても傷つくことばかりだし、大事にしている人間関係もいつなくなるかわからない。お金だって貯めた方がいいという人もいれば若いうちは経験の為に使いなさいという人もいる。 何を信じればいいんでしょうか? 私にとってはここ何年かが全て決断の連続で、怖いけれど、と思いながらも、勇気を出して飛び込んできました。ですがその結果、何もない無力な自分や、不甲斐ない自分を思い知らされるだけです。 本当は他人のアドバイスはほどほどに、何もかも自分で決めて、自分で持った軸をぶらさずに生きていければ良いのでしょうが、私はもう私を信じられません。 悩んでばかりで何も具体的に考えられない、周りの友人たちのように当たり前の毎日を大切に生きることもできません。 26歳のくせにこんなにスカスカで、やりたいことも行きたい場所も、一緒にいたい人も、生きる目的もどこにも見当たらないんです。 仕事でこうしたい、結婚したい、子供がいるなど、自分を何か縛るものがあればきっと目の前のことに集中できるのでしょうが、私にはもう何もありません。 家族も好きなことをしなさいと言ってくれます。ありがたいです。でも誰かにこう生きろと決められた方が幸せなんじゃないかとすら思います。 漠然とした不安に襲われながら毎日淡々と生きてます。 生きるのってこんなに怖いことだったのかと、この年になって気付きました。 死ぬのは怖いです。でも同じくらい先の見えない、正解のない人生が怖いです。 楽になりたいです。先人たちは皆、こんな虚しさを経験したうえで生きてるんでしょうか。

有り難し有り難し 6
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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ