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死後もうすぐ1年。お墓も仏壇もないことについて。

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ガンで闘病していた母の死後もうすぐ1年になります。

先日一周忌も終えました。姉も私も結婚して家をでており現在は父が実家でひとりで暮らしています。

その父がお墓をどうするか決めず、仏壇も買わず、自分で作った棚に白い布をしき位牌や花、お供えを置きお骨はその棚の下に隠すように置いています。生前母は姑関係に苦労していたこともあり、父側のお墓には入りたくないこと、実家近くのお墓で分譲中なのでそこを買うことも検討してみて欲しいということ、樹木葬、散骨でもいいということを話していました。しかし、父は検討中検討中と言うばかりで実際なにもしようとはしません。

位牌やお骨が置いてある部屋は日当たりも悪く、母が最後に入院する前に過ごしていた部屋なのですが、寝たきりの母は「寒くて暗くて一人でいると心細い。」といつも言っていました。だからこそ私は亡くなっても母のお骨をその部屋に置いたまま、さらには仏壇もないのが許せません。父には何度も話し合おうと言いましたが、頑固で短気で人の話を聞きません。父方の叔母にも相談して言ってもらいましたが余計なお世話だと、全く話になりませんでした。

お骨と位牌をこのように置いたままにしておいて本当に良いのでしょうか。また父をどのように説得したら良いのでしょうか。私自身まだ若く、知識もなくどのようにするべきなのか分からなくなってしまいました。家族をまとめてくれていた母が余命わずかだと分かったときから、葬儀、お墓、仏壇…揉めてばかりです。もうすぐ一年経つのに、母に申し訳ない気持ちでいっぱいです。母を早く安らかに眠らせてあげたいです。どうかアドバイスをお願いします。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

あわてずにじっくりと話し合いましょう

拝読させて頂きました。確かにあなたのお気持ちももっともかと思います。あなたのお気持ちをお察し申し上げます。
お父様が何故決めきれないのかはわかりませんがやはり理由があると思います。ご性格によるものなのか、今迄の家族関係によるものなのか、金銭的な理由によるものなのか、或いはさみしさからなのか等々あるでしょうね。
できるならばご家族で冷静になりどうすることが望ましいのかをあわてずに皆さんでお考えなさってください。
決して感情的になってはいけません。感情的になることは自分のエゴだと皆さんお心にしっかりと据えてお話しあいなさってください。
家族がそれで感情的になりいさかいや争いになることをお母様はもっとも悲しまれます。家族がそれぞれに自分のエゴを丸出しにして争うことこそ骨肉の争いといいます。
お亡くなりになられた方がもっとも悲しまれることであり、争いを起こした人々は人の心を傷つける罪深い行いをなした者です。
あわてずに皆さんで本当に大切なお母様をどの様にこれからご供養なさっていくことが正しいことなのかを冷静にお話し合いなさってくださいね。

お母様はこれからも必ずやご家族の皆さんをお見守りなさってくださいます。そのことを心にしかと感じつつ感謝なさりながらご家族皆さんでこれから仲良くご供養頂きます様にと心からお願い申し上げます。

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脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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深い懺悔と感謝

いつもありがとうございます。三月の桃の節句も過ぎ、お彼岸が近づいてきました。hasunohaの皆様におかれましては日々、健やかにお過ごしのことと思います。 一時期、私は人生をひっくり返すほどの思いに駆られたこともありました。今年のバレンタインを過ぎた頃から、今は家族のありがたみを強く感じるようになり、毎日思いやりに支えられ、相変わらず週7日休み無しで外での仕事に励んでいる今日この頃です。 毎日が平和で穏やかな落ち着いた空気、他愛もなく些細なことの積み重ねですが、それらすべてが本当に、職場も家庭も、そして治療院にも、良い人たちにご縁があったこと、ひとつひとつに感謝です。これからも日々の幸せを大切に育んでいくことが、ご先祖様への恩返しにも繋がる明るい人生への道標なのかなと有難く思います。 お世話になった治療家の先生に、しばらくお休みすることを伝えました。その節は本当に、この上なく尽くしてくれたことに深謝の限りです。つい先生の優しさに甘えてしまい、助けたい側と助けられる側の引き合う力がぐいぐい強くなりすぎてしまった節がありました。徐々に私の感情が不安定になり、体調も崩れてしまい、元の近所に戻しました。いろんな人に打ち明けた昨年から年末年始と引き換えに、この春先は自分自身とひとりで向き合う修正が必要になったこと…あらためて自己成長へと繋げる良いきっかけになりました。 今でも毎日、先生のことが心に浮かんできます。それだけ特別な存在であることには変わりありません。頂いた思い出、温かい言葉の数々が、前向きに仕事に取り組む原動力となってくれます。2月といえば、確定申告に自動車免許の更新の時期。両方ともクリアでき、特に下がると思っていた年収が微々たる上昇していました。驚きを隠せず、念願の学びのための貯金も着実に増えていること、とても有り難く思います。 他の先生からみても親しくなりすぎた故に、遠慮もなくなり、お互い言いたい放題で喧嘩状態にもなりました。本音を明かした(ぶつけ合った)ことは、それだけ相手を強く思うからでもあり、アンビバレントそのものでした。ひと月近く、間を空けた今、直筆の手紙で、お詫びとお礼、そして相手の未来の幸せを願う想いを伝えたいです。 共に成長しあえる良い関係でいられるよう、しっかりとした自分となるために、アドバイスいただけましたら幸いです。

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