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何も残したくない

回答数回答 3
有り難し有り難し 39

私が死んだら遺骨も残したくないんです。葬儀とか法要もしてほしくありません。生きていた証みたいなもの、できるだけ残したくないんです。
そういう事は、できますか?


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

物はできるでしょうね。

 残る、とはどういう状態か?ですけれど。
 例えば、貴女が亡くなったとして、火葬にする。遺骨が出てきます。それを海に撒いたら「残っている」と思いますか?あるいは、ごく高温で焼いて貰う。知りませんが小さな分子だかになって空へ跳んでいく。これはどうでしょうか?
 けれど、「生きていた証みたいなもの、できるだけ」…「できるだけ」っていうなら可能です。完全に、はできないと思います。貴女が望んだとしても残っていくものは、あると思います。
 つまり、貴女が関わりを持ってきた人たちの記憶の中に。私の記憶の中にも。インターネットにも足跡を残しているでしょう?

 何か思わせぶりなご質問ですね。私の答もぼんやりした印象でしょう?どうぞまた、新たな問いを起こしてみて下さいな。

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おきもち

一般大学(一般的でもないが…)から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊...
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死後200年ぐらい経てば夢は叶うでしょう。

以前、ウチの寺の墓地の近くを工事しました。
すると、おそらく200年前くらいでしょうか、お骨が多数出てきました。

今の墓地の地層の下から出てきたので、、
おそらく土葬でしょう。

お寺の過去帳にも残っていない仏さんです。

その方たちには喜怒哀楽があって、恋もしてこの世を生きてきたのかな?
自分の生きてきた証を残したかったかもしれない。
でももう、そんな記憶なんて跡形もない。

自分の意思など無関係に、、、
総理大臣にでもなれば、日本史とかで未来の中学生が、勉強するんでしょうけど、そうでもない限りなんも残りません。

あと、佐藤師とかぶりますが、、、
お骨などは、海に溶かしちゃえば、それでオーケーでしょう。

う~ん、でも例外があるんですよ・・・

ウチの親父も「葬式いらん、骨を土佐湾に溶かして痕跡を残さんといて」と言ってますが、まあ無理ですね。

なんせ、ウチの寺の住職だった男です。
御先祖の供養をして下さいと言ってた人間が、自分の葬式しなかったら矛盾が生じますよね。

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毎日が新しい自分

毎日が新しい命です。
寝て起きたら新しい自分です。
もしかしたら、昨日は別の人間の肉体で活動していたのかも知れません。
ロールプレイングゲームで、今日はたまたまこのキャラでプレイしているだけです。

何が言いたいかと言うと、過去の自分に一番こだわっているのはあなた自身ではないか、ということです。
あなたが思っているほど、他人はあなたの過去のことを気にしてませんよ。

だから安心して、毎日毎日、新しいあなたを生きてください。
過去は過ぎ去りもう無いのです。
すでに無いものは、消せません。

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がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
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「供養全般」問答一覧

深い懺悔と感謝

いつもありがとうございます。三月の桃の節句も過ぎ、お彼岸が近づいてきました。hasunohaの皆様におかれましては日々、健やかにお過ごしのことと思います。 一時期、私は人生をひっくり返すほどの思いに駆られたこともありました。今年のバレンタインを過ぎた頃から、今は家族のありがたみを強く感じるようになり、毎日思いやりに支えられ、相変わらず週7日休み無しで外での仕事に励んでいる今日この頃です。 毎日が平和で穏やかな落ち着いた空気、他愛もなく些細なことの積み重ねですが、それらすべてが本当に、職場も家庭も、そして治療院にも、良い人たちにご縁があったこと、ひとつひとつに感謝です。これからも日々の幸せを大切に育んでいくことが、ご先祖様への恩返しにも繋がる明るい人生への道標なのかなと有難く思います。 お世話になった治療家の先生に、しばらくお休みすることを伝えました。その節は本当に、この上なく尽くしてくれたことに深謝の限りです。つい先生の優しさに甘えてしまい、助けたい側と助けられる側の引き合う力がぐいぐい強くなりすぎてしまった節がありました。徐々に私の感情が不安定になり、体調も崩れてしまい、元の近所に戻しました。いろんな人に打ち明けた昨年から年末年始と引き換えに、この春先は自分自身とひとりで向き合う修正が必要になったこと…あらためて自己成長へと繋げる良いきっかけになりました。 今でも毎日、先生のことが心に浮かんできます。それだけ特別な存在であることには変わりありません。頂いた思い出、温かい言葉の数々が、前向きに仕事に取り組む原動力となってくれます。2月といえば、確定申告に自動車免許の更新の時期。両方ともクリアでき、特に下がると思っていた年収が微々たる上昇していました。驚きを隠せず、念願の学びのための貯金も着実に増えていること、とても有り難く思います。 他の先生からみても親しくなりすぎた故に、遠慮もなくなり、お互い言いたい放題で喧嘩状態にもなりました。本音を明かした(ぶつけ合った)ことは、それだけ相手を強く思うからでもあり、アンビバレントそのものでした。ひと月近く、間を空けた今、直筆の手紙で、お詫びとお礼、そして相手の未来の幸せを願う想いを伝えたいです。 共に成長しあえる良い関係でいられるよう、しっかりとした自分となるために、アドバイスいただけましたら幸いです。

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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ