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四十九餅について

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有り難し有り難し 29

先日母が亡くなり、今月12月23日に四十九日法要を行うのですが、四十九餅の用意に困っています。しきたりとしては、四十九日法要の際に、その場で四十九餅を食べるとなっていますが、堅くて食べにくいという理由で饅頭を使うところもあれば投げ餅のような餅を使うところもあるようです。私の勝手な発想で食べやすい餅を用意すればと思い、大福餅を用意しようと色々な和菓子屋さんや法事を扱うお店で話してみたのですが、四十九餅を知らない人や、しきたりを都合の良い解釈で行っているようで、本来あるべき姿が余計にわからなくなってしまいました。時代と共に生活環境や法律もかわり、しきたりも時代と共に形を変えるのは仕方無いかもしれませんが、しきたりの意味も分かっていない人が多いのにも驚きました。四十九餅のしきたりって何なんでしょうか?皆さんはどのようにされていますか?どのような四十九餅を用意すれば良いのでしょう?今後のためにも、この機会に私自信がはっきり理解したくてご質問させていただきました。ご回答の程、よろしくお願いいたします。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

傘餅と尋ねられてみてはいかがですか?

これらの事は宗派や地域で異なりますので、詳細は菩提寺のご住職に、四十九日までにお尋ねください。

ただ、お餅が無いんですね。
ウチは兵庫県の尼崎ですが、ほとんどのお餅屋さんは知っておられますよ。
もしかしたら、傘餅(かさもち)と言われれば、通じるかもしれません。

私の宗派は時宗です。
それでも地域により違いますが、参考程度に、私のお寺での作法をお書きします。

               〇 〇
私の地域では小さい餅を7つ 〇 〇 〇 ←こんな感じに並べ、、、
                〇 〇

これを7段積み上げます。
これで49個ですね。

そして、一番上に、平べったい大きな餅を乗せます。
餅が49個ある意味は、49日間供養してもらった仏さんからのお礼です。

四十九日の読経がクライマックスを迎える頃、ご親族の皆様と南無阿弥陀仏を称えながら、大きな餅を人の形に包丁で切っていきます。
極楽浄土へ向かわれる「旅装束」の姿に模して切ります。

これは、仏さんは四十九日まではこの世に留まっておられ、四十九日をもって極楽浄土へと旅立たれるので「旅装束」です。

法要後、仏さんに極楽浄土へ、体の悪いところを一緒にもって行っていただくとう意味を込め、、、
人型のお餅の体の部位を、皆様で分けて食べます。

例えば膝が痛いなら膝の部分、腰が痛いなら腰の部分など・・・

最後に、人型のお餅の頭の部分を、玄関から屋根を越えるように投げて終了です。
これには、仏さんが棟を離れて極楽浄土へ旅立っていくという意味があります。

以上です。

何度もしつこいですが、詳細は菩提寺の和尚さんにお聞きいただくようお願いします。
大福餅の件もしっかりとお尋ねください。

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おきもち

時宗の寺院で住職をしています。 今の時代、お寺の在り方とは、僧侶とはいっ...
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諸説あり。いわれを断定するのは難しそうです。

  私はもともと岩手県南の寺の生まれですが、あまり「四十九餅」という言葉を聞いた記憶がありません。しかし、仏事に於いても餅は必須であり、葬儀の後の会食の場では「かて餅、用意しましたので、召し上がってください。」と喪主が挨拶し、餡餅、胡麻餅、胡桃餅が出されてました。ちなみに「かて餅」という言葉はあまり聞かない言葉だと思います。米の不足を補うために雑穀や野菜を混ぜて炊いたご飯を「かて飯」と言います。粗末なご飯という意味合いがあります。それ故に、謙遜して「粗末な餅です。」という意味で「かて餅」と言っているのではないかと推測しております。四十九餅という言葉を使わなくても、四十九日法要の時にお団子を供える方は時々居られました。
 私は現在仙台に居りますが、仙台では四十九餅のことを耳にする機会は少ないです。山形出身の比較的新しい檀家さんが家族の四十九日の時、餅屋さんに注文して大福を49個供えました。

 米、そして米から作られた餅には霊力があり、餅の霊力で亡き人の供養を行うという考え。あるいは、餅の霊力で中陰の忌明けという区切りをつけ、死者との別れを行うという考えもあるようです。いずれにしても、仏教の教えというよりは、民俗宗教的な考えであると言えます。
 また、インドのバラモン教に起因するという説もあるようです。バラモン教では供餅祭という儀礼を行うそうです。供餅祭とは、火葬後の亡者を祖先位に到達せしむる為に餅を供える祭儀だそうです。この儀礼が密教と共に日本に伝わって「四十九餅」の習俗となったのではないかという説もあるようです。
http://www.jyofukuji.net/49mochi2.html
http://ryusen301.hatenablog.com/entry/2016/10/21/103102

 地域によって習俗・風習も異なり、また残念ながらそういう習俗も廃れてきているので、「これが正しい四十九餅」と断定するのは難しいと思います。十分回答とならないことをお詫び申し上げます。でも、今回の質問で検索してみたら、四十九餅のネットショッピングが可能なことを知りました。
http://item.rakuten.co.jp/miyoshiya-mochi/osonaemochi/?scid=af_pc_link_txt&sc2id=338820675

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おきもち

 目の前の方の悩みや気持ちをしっかりと受け留め、心を開いてもらうように努め...
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質問者からのお礼

ご回答ありがとうございます。
四十九餅のしきたりを行うところも行わないところもあるというのが現実だと分かりました。
自分でも色々と調べてみましたが、四十九餅を用意してもしきたりの意味を知らない方も
多数おりました。おかげさまで、この機会に四十九餅について理解が深まりました。
仏教についてまだまだ知らないことがたくさんあるので、もっと勉強します。
今後ともよろしくお願いいたします。

「法事・法要・49日」問答一覧

菩提寺不明、法事を忘れた!

見つけてくださってありがとうございます。お恥ずかしい話です。 祖父の命日も三回忌もすっかり忘れてしまいました。そして、菩提寺不明、故人と私は違う宗派な状態ですが、宗派が違うお寺さんに拝んでもらってもいいのでしょうか。 私は、臨済宗妙心寺派の宗派です。 私の父方の祖父(故人)は、私と同居しておらず、おじ夫婦と一緒に暮らしていました。元々おじ夫婦は、私と同じ宗派だったのですが、おじが仏教系の新興宗教に入りました。祖父はわけもわからないまま、その新興宗教に入っています。 おじの新興宗教入会(?)がきっかけで、おじと他の兄弟で分裂し、音信不通です。 時間がたつにつれ、私の父は故人に、兄弟達は病気に、で、動けるのが私だけとなりました。 おじは新興宗教(先祖供養を大切にしている、とネットに書いてありました)に一生懸命な人なので、もしかすると、法事をしたのかもしれません。宗派によってはしないのかもしれません。しかし、歴代の同じ宗派の先祖の法事をやらなかったことを考えると、祖父も…と考えてしまいます。 三回忌も命日も忘れ、どうしようと悩んでいます。 三回忌に間に合っていないのに法事をしてもいいのでしょうか。 位牌もなにもない、菩提寺もわからないですし、宗派が違うのですが、お寺さんにお願いしてもよいのでしょうか。 唯一わかるのは、お墓です。 よろしくお願いします。

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亡き父の年忌法要をあげたくありません

年少のときに母が精神疾患を発病。 父は、大して面倒も診ずに放置。 母は医師の力でなんとか病気がおさまりました。 しかし私が小学生の時に再発。 その後20年間父は、精神疾患を抱えた母を自宅に放置しながら、 自分の給料をギャンブルと風俗につぎ込み、家にはお金を入れない状態が続きました。 私が成人したあと精神疾患について調べ上げ、入院と適切な治療が不可欠と判断し、きちんと面倒を見てくださる病院に入院。先生方のご尽力もあり、母は快方に向かいました。 その後、平穏な暮らしが戻りましたが、数年後に母は末期癌を発病。 母が他界するまで、積極的に治療にかかわろうとはしませんでした。 父は母の遺産をギャンブルで使い果たしました。 そんな父も数年前に他界。 家族を苦しめ続けた父を供養する気持ちなど、まったくありません。 墓石に戒名を刻みましたが、消したいくらいです。 骨も適当に海洋散骨したい気分です。 そんな父ですから、親戚の墓参はまるでありません。 墓は父方の墓です。母も入っています。 父方の先祖はあったこともありません。 相談です。 父の供養をしたくありません。父の先祖なんで知ったことではありません。 寺から知らない先祖の50回忌あげさせられて、怒り心頭です。 なぜ、知らない先祖の供養のために高い金払わされて、会社休んで読経聞かなければならないのか。 父方の先祖代々の墓を適当に処分して、愛する母だけきちんと年忌法要したいのです。 お知恵を拝借ください。

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僧侶として人として

父兄は曹洞宗の住職、副住職の僧侶です。 寺族である母が亡くなりました。 その後四十九日、秋春のお彼岸、一周忌、新盆。 何も連絡がありません。 伯母や従姉妹達にも連絡はありません。 亡き母の誕生日に孫達が実家に集まる事も拒否されました。 理由を教えてくれる事もありません。 こちらからの連絡は直接してはならず弁護士を通すように伝えらています。 法要とは故人を偲び、残された遺族が悲しみをのり越えて生きていくために、心の折り合いをつける大切な仏教行事であると思っています。 その機会を尊敬していた僧侶である父兄に一方的に奪われて 驚きと理不尽さと不安で心がいっぱいです。 今年は三回忌になります。 たぶん連絡は来ないでしょう。 お寺で産まれ、一生をお寺の為に尽力した母があまりにも可哀想で不憫でなりません。 今後、僧侶として檀信徒の方々に何を布教していくのでしょうか。 僧侶も人間です。 間違いも犯すでしょう。 保身に走りたくなる気持ちも分かります。 でも、逃げずに向き合う時は必要です。 やってない。俺じゃない。知らない。覚えていない。分からない。 と逃げ回っていても誰も解決などしてくれません。 誤魔化し、嘘をつき、欺くことをやめて 自分の立場を自覚して誠心誠意、他者に対して心を尽くす事を 人して僧侶として今生を生きて欲しいと思っていますが、 無理な願いでしょうか。

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亡くなった母についての質問です

いつも参考になる回答ありがとうございます。 母が亡くなってから、明日で四十九日となります。四十九日に関して気になったことを質問をさせていただきます。 五七日の翌日、祖母の下へ母が来たそうなのですが、その時母が「私何か悪い事したかな」と言っていたそうです。 調べてみたところ、五七日は生まれ変わり先が決まる日だと書いてあったので、自分は勝手に「生まれ変わり先が、母にとって良くない結果だったのかな」と考えてしまいました。 お坊様は母の発言についてどのように考えますか? また、四十九日までは、母が見守っているのだと思って過ごしていたので気持ちが少し落ち着いていたのですが、四十九日経つと母の魂があの世へ旅立ってしまうということを知り、不安になってしまいました。 「すぐに生まれ変わるのか」「見守っているのか」「修行などをして過ごしているのか」など、様々なことを考えてしまいます。(そもそも四十九日や、その日までの解釈が間違っているかもしれないですが) 旅立ったあとは、何をしているのでしょうか? 色々と考えてしまいすぎて、あまり良くないと思いますが、気になってしまいます。答えられる範囲でいいので、回答いただけると幸いです。 拙い文章で長々と申し訳ございません。

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父の三回忌を教会でしたいと義姉が言います

質問させていただきます。 お寺にお墓のある人の法事を、教会で行うというのはお坊さんから見てどうなのでしょうか? また、義姉と折り合いをつけるにはどうすればよいでしょうか。 . 私の父は2年前に亡くなり、この度3回忌を行うこととなりました。 そこで私の兄のお嫁さん(以下義姉)が「キリスト教の教会で三回忌をしたい」と言って揉めています。 義姉は2年ほど前にキリスト教になり、教会へ通っています。普段会っても勧誘や説教はされなかったので今回突然のことに驚いています。 . 父が熱心な仏教徒であったわけではないのですが、父の墓は浄土真宗のお寺にあります。わざわざ教会に死んだ父を呼びつけて法事を行うというのは違和感です…。 . そのため それはおかしいのではないか、と義姉を諭すと泣いて癇癪を起こしてしまいました。 義姉の言い分は「教会の方が安く済ませられる」「お寺は家から遠い」「自分の信じていないものにお布施をしたくない」「教会の神父さんにももう頼んでしまったので後には引けない」などです。 . それならお金は払わなくていいし来なくていいとも伝えましたが、そういう問題ではないそうで。 兄は家庭を大事にしており、義姉には強くものを言えません。私も兄の家庭には平和であってほしいです。 しかし今回の話があまりにも平行線であるため、本職の方の意見をお伺いしたく書き込みました。 . 最後に重複となりますが、「お寺にお墓のある人の法事を教会で行う」というのはお坊さんから見てどうなのでしょうか? 義姉と折り合いをつける方法はありますでしょうか? 私としては先祖を改宗させるような行為はバチ当たりなのではと思ってしまいます…よろしくお願いいたします。

有り難し有り難し 18
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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ