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生まれ育った町を出る、家族と離れる寂しさ

こんにちは。
私は現在生まれ育った町に戻ってきています。

留学に近いことをしていて、
一度親元を離れて暮らしていました。
休みなので帰ってきましたが、
もう残り僅かの時間が悲しくて仕方ありません。
留学へ行くときはさほど寂しくありませんでした。

親ともまた会えるし、いつでもここへ戻ってこれ
ると思っていたからです。

今ではそんなこと思えません。

一度離れた、慣れ親しんだ町へ帰ってくると
いかに思い出があるか、いかに愛着があるか、
いかに家族といたいかということを痛感してしまいます。

その上、父の仕事の関係で家族全員が会えることが滅多にないなかで、
いま一番好きな場所で会えてしまっていることが
幸せすぎて
本当にこの時間が終わって欲しくない。
次いつ会えるか確実でない家族と離れることが
違う場所で暮らすことが、そばにいないことが、こんなに悲しいなんて知りませんでした。

誰かと本当に会えなくなってしまうのではないかと不安でたまりません。

母は重めの体調不良で
「もしかしたら病気なのでは、」
という考えが頭をよぎるし、

父だって、
不規則な生活をしていて、年齢のこともあります。

どうしても笑顔でまたねと言える気がしないのです。どうしたらこの不安でたまらない気持ちを取り除けますか。どうしたら泣かないでいられますか。どうしたら留学先に明るい気持ちで帰れますか。
どうか教えてください
お願いします。

学校・会社・働く
有り難し 15
回答 3
回答は各僧侶の個人的な意見であり仏教教義や宗派見解と異なることがあります。答えは一つとは限りません。多くの回答(法施)からあなたの人生を探してみてください。

期間限定なればこそ

吉田俊英と申します。

以前、他の方の質問に下記のような回答を致しました。

人在世間愛欲之中 (人、世間の愛欲の中にありて)
独生独死独去独来 (独り生じ独り死し、独り去り独り来りて)
當行至趣苦楽之地 (行に当たり 苦楽の地に至り趣く) 
身自當之無有代者 (み 自らこれをうけるに 代わる者あることなし)

 これは無量寿経という経典に有る言葉です。私の宗派ではこの経を読むことはまずありませんが、或る時本を読んでこの言葉に出会い、かなり強烈なインパクトを受けました。かなり厳しい言葉ではありますが真理を衝いているなあと思います。
  愛する伴侶、愛する家族が居ても、生まれる時から死ぬまで一緒ということは不可能です。信頼しお互いに認め合っている友人が居たとしても、「常に一緒、生涯一緒」という訳には参りません。家族と言えども、期間限定。友人と言えども期間限定。そう理解すべきだと思います。http://hasunoha.jp/questions/677

 期間限定という道理をご理解いただければ、今まで生きてきた生活、今まで過ごしてきた家族とのかかわりが如何に素晴らしいものであったかが深く感じると思います。しかし、人は常に生老病死の人生を生きてますので、御家族が永遠に若く健康でいられる訳では無いですし、めめめんさんも年齢を重ねる中で、残念ながら悲しい別れを経験するでしょうし、新たな出会いも経験するでしょう。

 不安を解消する方法は無いと思います。泣かないで済む方法も無いでしょう。出来るのは、あなた自身が後悔しない生き方に努めることです。大切な家族と過ごした思い出を大事にし、大切な家族からいただいた恩恵に感謝して、今そしてこれからめめめんさんのやるべきことを一生懸命やるしかないと思います。

帰る港のある船出。

こんにちは。

離れてみてわかる、郷里の心地よさ。
数年前までは当たり前だと思っていた環境が、じつは尊いものであったと気づくことは大切なことです。
そのことに気づかず、年を重ねていく人も少ない中、めめめん様は貴重な経験をされたと思います。

さて、ご質問の件ですが、、
泣くのを我慢して笑顔で帰ることは僕でも難しいです。
無理しなくていいです。

親元のことを、完全に記憶から消す必要もないです。
つくり笑顔の方法を思いつく前に
めめめ様がこれほどまでに家族や親元のことを思ってらっしゃることは家族に伝えましたでしょうか。
伝えていないなら、思いを伝えてください。
悲しくて泣いてしまうくらい、家族の存在が大きかったとちゃんと言ってあげてください。
それを聞くと両親の子育ても報われると思います。

私は福祉の仕事も20年近くしていますがその中で思ったのが、
自立とは独りになることではありません。
自分ひとりで何でもしているという勘違いに気づき、
いろいろなつながりの中での自分の立ち居地を確認することです。

不安も大きいでしょうが、報告連絡相談は大切にしていただいていいですよ。
住むところが離れても、記憶を消す必要はなく、メールや手紙などでコミュニケーションはとってください。
それが、家訓や代々受け継がれる智恵になっていきます。

目的のない旅に出る感覚ではなく、帰る港のある航海に出る感覚で留学先に行ってください。

無理して笑顔で一歩を踏み出す必要はないです。
人間生まれたときはみんな泣いてこの世に出てきました。
無理して笑顔にならず、「さみしいけど、頑張ってくる。」でいいと思います。

帰ってくるときに、「頑張ってやってるよ、えらいでしょ!」と胸張れるような態度がよろしいかと思います。

新たな船出、陰ながら応援しています。

回答僧

円通寺

邦元

涙が出たらそのまま泣けばいい。

楽しかった場所。生まれ育った愛着のある土地。大好きだった人。そうしたものから離れるのは、寂しいと感じます。思い出、想像、考え方、比較、そうしたものを起こすと、離れた後でも、離れる前でも悲しくなります。

お正月三が日賑やかだったお寺は、今は静かです。比較すれば寂しいのかもしれません。しかし、今の様子だけで見れば問題ない。その環境にいて過去など引きずらずにいきています。

今、あなたが別れが寂しいと感じていられるのは、想像しているからです。離れたら離れた環境でしっかりいきていけるから大丈夫ですよ^_^

今回の帰省で、あなたは大きなものに気づきました。家族、故郷の大切さ。宝物です。
離れていてもこれまで以上に感謝していきていけるのではないですか。別れ際涙がこぼれてもいいじゃないですか^_^そしたらあなたの家族故郷を大切に思う気持ちがダイレクトに伝わりますよ。我慢しなくていい。そのときそのときの様子で生きていけばいいのですよ。言葉も素直に伝えれば家族の心も温まりますよ。


質問者からの有り難し - お礼

ご回答ありがとうございます。

やはり涙は堪えきれませんでした。
しかし、御言葉のお陰もあり頑張ろうと思えました。

本当にありがとうございました

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