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生きるとはつらい事ばかり

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有り難し有り難し 29

生きることはつらい事ばかりおきます
なぜでしょうか?
仏教では、なぜと教えていますか?
またそのつらさに負けて自決を選んでしまった場合
その先には、何が待ってますか?
何年か前に、大好きで信頼している人が自決しました
気持ちは、とてもわかります
なるべく、多くの教派の方のご意見がききたいと思います
教派により、教えに違いはありますか?


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

つらい苦しみとは

拝読させて頂きました。おそらく他のお坊さんからもしっかりとご回答が返ってくるとは思いますが、
生きることはつまり苦しみです、つらいことです、と仏教は教えています。
よく言う人生は四苦八苦ということです。
生まれてきて老いていき病にかかり死ななければならないことは生きていくことの中のつらい苦しみです。
また愛するものと離れなければならない、嫌なものと会わなければならない、求めるものが得られない、思い通りにいかない、それは皆苦しみです。
私達はそのような苦しみの中で生きていかなくてはならないのです。
では何で苦しみになるのか?それは私達が真理を知らないからです。ものごとの道理を理解していないからです。
だから我欲や終着によって苦しまなくてはならないのです。

そもそも私達も含めて全てのものごとは常に移り変わるのです。いっ時として同じ状況ではありません。私達の肉体も自分のもののようですが、自分のものではありません。これから100年後にはきっと別のものになっていきますし、100年前には現実に別のものでした。ですからそこに終着することはつまり愚かなことですから矛盾を抱えることになり、苦しまなくてはならなくなってしまいます。

そのことを理解して受け入れていくことが仏教の大切な教えです。

自死なさることはたくさんつらいことを抱えてしまうことにより止むを得ずそう選択せざるえないからそうなったのかと思います。

ただ例え自死なさった方も仏様は正しくお導きなさってくださいます。そして仏様のもとにて心から安らかになられて、仏様から教えを受けて受け入れていかれて仏となっていかれるのです。

いついかなる時でもどんな方でも仏様は全ての方々を受け入れてお救いなさってくださいます。

あなたにもこれからぜひとも仏教の教えを聞いて頂き、学んで頂きたいと願います。

生きる中では苦しみはなかなか尽きないかもしれませんが、ぜひともこのようなご縁によって正しく導かれていかれ少しずつ苦しみから解放されていき、健やかな毎日を過ごしていかれます様にとお祈り申し上げます。

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おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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生きることは、私の思いでしているのではない

苦とは、「思い通りにならない」ことです。

ですが世の中のことは、自分の思いとは関係なしに流れていくます。私のご都合をうかがいながら世の中は進みません。それでも「思い通りにしたい!」…これが苦しみになります。

仏教では、私は無いと説きます。これは、「私」という固定された実物はない、ということです。
「私」は頭の中にあるだけです。いると思い込んでいるだけです。

苦しい、つらい。…これは私の思いの中だけで生きているからだと思います。私とは「私の思い」であると思っているから。私を「思いの枠」から出してあげることを、仏教では悟りとか解脱というのだと思います。

亡くなったら、命が命の元に帰って、また生まれなおす。解脱するまで。自死だからとか、大往生だからとか、私はあまり関係ないと思います。(私個人の意見です)
が、残された親族、親しい方々のお気持ちを考えたら自死ほど身勝手なことはないと思います。

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おきもち

若輩者ですが、宜しくお願い致します。
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「仏教全般」問答一覧

良い人・優しい人が損する理由

YouTubeのオススメに「良い人・優しい人が損する理由はこれです」みたいな動画があったので、とりあえず観てみました。その動画には「ブッダの教え」というサブタイトルが付けられていました。 優しさと思いやりが、いいように利用され苦しむ主人公の話でした。 その後、主人公が見つけた答えは、 ①「自己尊重と他者への尊重のバランス(自分自身と他人の間に健全な境界線を引く)」 ②「自分の気持ちや考えを尊重してもらえない関係は健康的ではないと理解しそのような関係とは距離を置く」 ③「支援や協力が真に価値を持つ場合にのみそれらを提供するようにする」 というものでした。 私にはとても良い話に感じましたが「我を無くす」から遠のいてるようにも見えて、この話をどこまで鵜呑みにしていいのか迷っています。 「ブッダの教え」とありますが、この動画に出てくる登場人物名や逸話をネットで検索してもそれらしいソースが見つかりませんでした。 (生きにくさを抱えた現代人向けの創作?) ここでお坊様方にお聞きしたいのは①②③は仏教的に見て、実行しても大丈夫な内容でしょうか。 またお坊様方の考えなどもお聞かせ頂けたらと思います。 よろしくお願いします。 補足です。 私は優しさ・善良さとは程遠い人間ですが、周りではよく聞く話だったので、このテーマに関心がありました。

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