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癌で心が壊れる

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8ヶ月前、妊娠中に乳癌が判明。その後流産して質問させていただいた者です。

昨年の7月、乳房温存手術を受けました。1センチ以下の初期乳癌。リンパ節転移もないとのことでしたが、術中検査でリンパ節に2つ転移が見つかり、リンパ節も切除。病理結果が出るまで鬱になりそうでした。リンパ節転移が4つ以上でステージIII。聞いていたステージIより格段に生存率が下がります。自分の命より子どもを産みたかった。家族に迷惑ばかりかけるなら今ここから飛び降りてしまおうか。夫は再婚して、娘にも兄弟ができる。家族にとって私はいない方が幸せなのではないか。
しかし、リンパ節転移は2つのみで、ステージII。亡くなった子どもが助けてくれたと、泣きました。生きなければと思いました。

手術後は4ヶ月半の抗ガン剤予定でしたが、入院数日前にふと、最初に気付いたシコリ(良性の物と言われていた)の下にシコリを見つけました。病院に行くと、触った感じもエコーも問題ないが、一応細胞検査ということに。入院当日、横になっていると、突然先生から細胞検査の結果、癌であったと伝えられました。呆然としました。急遽数ヶ所の細胞検査。結局、手術した所以外の三ヶ所から小さな癌が見つかり、多発性乳癌との診断でした。なぜ最初から分からなかったのか。妊娠中であったからだそうです。抗ガン剤は1番強い薬を2種類、半年。その後全摘手術と言われました。頭が真っ白でした。私が最初に見つけたシコリは癌だったのに、ずっと無視されてこの結末。でも治療しないわけにいかず、納得するまで主治医と話し、今は2種類目の薬を半分終えました。

2度の流産。髪はゴッソリ抜け、抗ガン剤の副作用で救急車で運ばれることもありました。左胸はなくなります。リンパ節転移のせいで、放射線治療もあります。放射線を当てると乳房再建は難しいそうです。私はまだ30代で、娘は5歳です。もう、娘の大好きな温泉やプールには行けない。様々なものがなくなっていきます。家族に負担をかけてばかり。それでも再発転移の可能性は消えない。手術は恐怖です。胸をなくしたら娘はどう思うのか。「胸がなくても関係ない」と夫は言ってくれますが、私自身がきっと卑屈になってしまう。誰かを苦しめたり、悪いことをした覚えはないのに、なぜこんな思いばかりしなければならないのでしょう。生きていることに感謝する反面、悔しくて苦しいです。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

ご家族が、みんなが、側にいますよ。

辛い気持ち、話してくれてありがとう。
悔しくて、苦しい。
そうだよね。。。女性にとって、とても辛い決断や覚悟がいる。病と戦うには、それだけのエネルギーもいります。ご主人の支えや、家族の存在は大きいですが、それだけ、ごめんねという、悔しくて仕方ない感情も湧き起こるよね。

流産のことも、身体にも 心にも、本当に辛かったでしょうね。守れなかった命 どんなに悔やんだことでしょうね。

いろんなことが重なりすぎて、今 病と戦うには、とても しんどいでしょうね。。。

ご家族が、みんなが、側にいますよ。
そんな言葉しか かけれない自分が無力だなと。
でも、私も、あなたの力になりたい。
不安なとき、誰にも言えないとき、一緒に話をしましょう。一緒に悩みましょう。一緒に涙しましょう。どんなときの あなたも、ちゃんと抱きしめてあげたい。どんな状態であろうと、あなたを、一人きりにさせないよ。
また、連絡くださいね。

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有り難し
おきもち

はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
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質問者からのお礼

お礼が遅れて申し訳ありません。
気持ちに波があり、質問させていただいた頃はとても落ち込んだ状態だったのですが、「あなたの力になりたい」「あなたを一人きりにさせない」と言っていただけて、すごく嬉しくて救われました。
昨日も抗ガン剤の点滴に行ったのですが、嬉しいことが。形成外科の先生とお話をして、全摘手術と同時に乳房再建し、その後に放射線治療という選択もあると伺いました。メリットデメリットを理解して、選択肢の中から選ばなくてはいけない苦しさが今後もありますが、少し光が見えてきた感じです。主治医を始め、周りの先生方が熱心に考えて下さるのがありがたいです。抗ガン剤の副作用も今はなく家族と元気に過ごせていますし、普通の生活がすごく幸せに感じます。今後も気持ちが不安定になることがあると思いますが、なるべく前向きに、周りに甘えて乗り越えていきたいです。
またお話しを聞いていただきたくなることがあるかも知れませんが、よろしくお願い致します。ありがとうございました。

「癌・末期ガンと向き合う」問答一覧

癌の母、現実逃避の父

末期癌の母がいます。 あちこち転移していますが去年までは普通の生活ができておりました。ですが年始に足が腫れ歩けなくなり、骨転移が神経に障っているのと下肢の血栓で入院中です。 月末の退院後は元通りの生活とはいかず、幾分か歩行に問題が出るとのことです。抗がん剤も打ち切ることになるので、終末期の準備と覚悟も必要になります。 コロナ禍では入院すると面会もできませんので、できる限り在宅でと思っています。 なのでヘルパーさんを入れることも視野に入れ病院と相談をしておりますが、実家は物が溢れており、まず掃除から先にと思っているのですが、父が拒否します。 父は私と仲はよい方ですが、気持ちの弱い方で頑固。母が元通りになって帰ってくると信じて…信じようとしていて、掃除して手すりをつけることを退院してからと言い張って、話も聞いてくれません。 父が冷静に話を聞けないので病院との調整役は私が全て引き受けていますが、限界を感じ病院の相談機関には相談をしています。 退院前に父と私と看護師さんで面談をし、説明と説得をお願いしています。 多分今の時点でできることは全てできていますが、今後、父の気持ちを尊重しつつ母の生活の質を維持していけるのか?その調整が上手くできるのか不安です。 弟がおりますが、義妹は第二子妊娠中ですし、弟と父の仲が悪い為そこにも注意を払わないといけません。 今日もやんわり掃除の話をしましたが、退院したら!と話を聞いてもらえず、その度に無力感に襲われます。 向き合わない父に腹が立つわけではありません。ただ、困り果てています。 私だって、母がいなくなる準備なんて少しだってしたくない。全部投げ出してしまいたい。泣いて泣いて眠れない日もあります。 でも最後まで母が母らしくいられるように努力したい。 父に時間が必要なのはわかっていますし、ゆっくり進めるしかないのでしょう。 ただでさえ、父は一昨年長年介護してきた母(私の祖母)を亡くし、最近やっと立ち直ったところです。また失うことなど考えたくないのでしょう。その気持ちは痛いほどわかるのです。私も大好きな祖母でしたので。 でも、母について気持ちを共有できるはずの父がこの状態で、私一人先を考えなくてはいけない、この状況が叫び出したいほど辛いのです。 私はどのように両親と向き合うべきでしょうか。

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