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心が苦しいです

先日、お話をきいていただいた者です。
父が亡くなって母と大学生の息子と3人で暮らしていますが、1年ほど前から母が認知症を患っています。きれい好きだった人がお風呂に入ることさえ鬱陶しがり、食事の支度は勿論、掃除洗濯もしません。
一日テレビを見て過ごすだけです。

私も介護の仕事をしていたので、認知症がどういうものか解っているのですが、そんな母に対してつい冷たく当たってしまう自分がいます。
父の代わりに母を守っていかなければならないこと、重々わかってはいるのですが・・・
優しくしなければ、と思えば思うほど冷たくしてしまう自分が嫌で嫌で。
このまま母が死んでしまえば、きっと後悔の日々を送ることになるのは目に見えています。

どうすれば心にゆとりができて、母にも優しく接することができるでしょうか?
今、とても苦しいです。

後悔・自己嫌悪
有り難し 13
回答 2
回答は各僧侶の個人的な意見であり仏教教義や宗派見解と異なることがあります。答えは一つとは限りません。多くの回答(法施)からあなたの人生を探してみてください。

現実のお母さんとそうでないお母さん

あなたの理想とするお母さんを自分の心の中で優先させないことが良いと思います。
実際の現実は、たった今「そうなって」いるのですから。
今の実際の出来事に対して「昔は元気だったのに」とか、比較を生じて別物を生じさせていないでしょうか。「そちら」は今のお母さんではなく、あなたの記憶や理想という名のあなたの想念なのです。
そちらを優先させない様にするためにも、①実際のおかあさんと②そこで頭の中で生じる別のおかあさんとの違いを見極めてから、接するようにしてみてください。
現実のお母さんはあなたが悪く評価をしなければ、ただ、その通りの様を全うされているだけで、あなたを傷つけるものは何もありません。
あなたの中で沸き起こる理想のお母さんは厳しいようでもあなたの頭の中で出てきたイメージや「感じた」ことであって、実際のお母さんは実際のお母さんにちゃんとお逢いしませんと、本当の意味で接することはできないものです。
実際のお母さんに接することができますと、思い・想念の方に影響されずに、和うい思いも交えずに純粋に接することが出来ます。自分の想念と実際のお母さんとの違いをきちんと見極めてみてください。

心も身体も休めながら穏やかに

拝読させて頂きました。お母様の病状によってあなたもどうしてよいのか受け入れられず苦しんでおられるのかと読ませて頂きました。
あなた自身も大変お疲れなさっておられるのかと思います。先ずはできるだけ心も身体も休めてください。そして心を癒して冷静に見つめられるようになさってくださいね。
そのうえでお母様の状況は病気による影響と受け入れて頂くことです。
専門医やケアマネージャーさんからのアドバイスもあるとは思いますが、お母様が変わられてしまったのはその人のせいではありません。病気の影響によってそもそもの人格が変えられてしまったのです。
なかなか身近な家族特に親子ではそれを受け入れることは難しいです。ですから第三者に入って頂いて適切なアドバイスやサポートをお受けなさって頂きます様お願い申し上げます。
あなたが少しでも心の疲労が取れてゆとりが出てきてから優しく接することもできるのではないでしょうか。
またお子様の進学や生活もあるでしょうからいっぱいいっぱいにならないように心がけてくださいね。

ご病気になっていてもそれでもお母様へのあなたの思いは変わらず心の奥底にはあるでしょう。
どうかこれからも親子のご縁を穏やかに緩やかに保って頂きます様お願い申し上げます。
皆さんが心からお互いを思いやりながら仲良くお過ごしなさって頂きます様仏様やご先祖様にお祈りさせて頂きます。
いつもいつもご先祖様はあなたをお母様をお子様を皆さんをお見守りなさっていらっしゃいますからね。


質問者からの有り難し - お礼

一向寺 kousyo kuuyo Azuma 様
 
     お返事ありがとうございます。
     確かに今、生活することが精一杯になっています。
     父の死、愛猫の死と立て続けに起こり、心にゆとりがある状態ではありません。
    
     これからの生活の基盤を作るのに必死で、周りを見渡す余裕すらないのですから。
    
     昨日、お墓詣りに行ってまいりました。
     Hasunohaに心の苦しさを聞いてもらおうと思ったのは昨日のことです。
     きっとご先祖様がそうすべきだと教えて下さったのですね。

     今日明日すぐに心にゆとりが持てるわけではありませんが、少しでもそうなるように
     努力してみます。

     ありがとうございました。

安穏寺 丹下覚元 様

        お返事ありがとうございます。
        50年、見てきた母との差についていけないのだと思います。
        比べることをしてはいけない。 確かにそうですね。人は変わっていく生き物ですよね。
        職場でも、同じような症状の方はいらっしゃいました。その方たちとは上手くかかわって
        られたのは、目に見える姿だけしか情報がなかったからなのだと、今感じました。
        
        余計な情報や思想に邪魔されなければ、なんてことはないのですね。

        ご助言いただいたお言葉をかみしめて、今後を過ごしていこうと思います。

        ありがとうございました。

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