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大切な人を亡くした時、どうすればこの悲しみが癒えるのでしょう。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

やはり、涙が枯れるほど泣くこと、長い時間をかけること、信仰を持つこと、でしょうか。

キリスト教なら亡くなられた方は天国にいると信じますね。

神道なら亡くなられた方は姿は見えないけど側にいると信じます。

仏教なら、もともとのお釈迦様の教えは、この世は諸行無常ですから、亡くなれば骨になって終わりということです。
ただ因果応報の理により、生前に良い行いをしていれば、生前だけでなく来世にも良い果報を得られるだろうともいっています。

また、死という事実を通して、残された方達にこの世の無常を教えていると受け止めることができます。時間を無駄にせずに生きているうちに精進しなさい、後悔なく生きなさいと教えているのです。そして、自らもいつかは死を通して残された方達に伝える役目があるのです。

しかし、そう割り切れない人もいます。例えば私のように。理屈では諸行無常を分かっていても、心が納得できないのです。お坊さんとしては未熟者ですね。
ですから、極楽浄土を信じるのです。キリスト教の天国を信じるのに近いですね。極楽浄土に行けばまた亡くなられた方と会えると信じるのです。そして、極楽浄土で一緒に修行して仏になるのです。

この他にも仏教の中だけでも様々な信仰があります。

仏教は長い歴史の中で様々な信仰の変化や広がりを続けています。ただし最終目標が仏になる事、という点は共通です。

あなたが学び経験していく中で、1番あなたに合う信仰を見つけてくれる事を願っています。

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私は浄土宗の坊さんです。 少しでも何か参考になればと思って回答しています...
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故人のための追善また精進という行に努めるなら

 「喪に服す」は仏教の教えでは無いと思います。
「服喪は仏教に非ず、されど行為自体が有意義な場合も有り 」
http://hasunoha.jp/questions/1328

 但し、私は服喪を否定するわけではありません。故人のための追善また精進という行に努めるということなら、生涯励まれても宜しいのではないかと思います。一生喪服を着続けることが良いとは思いませんが、お祖母様の冥福を祈って善根功徳を積まれれば、お祖母様もきっと喜んでくださると思います。
 お祖母様のために特別な宗教儀礼をする必要はありません。(しても構いませんが)お祖母様の冥福を祈って、何か善行をルーテイーンとして実践すれば宜しいと思います。

 以前、私のブログに服喪についての私見を述べさせていただいたことがあります。よろしかったら、ご覧ください。

「喪に服す」とはどういうことか?  PartⅠ  https://blogs.yahoo.co.jp/dorinji/3522648.html

「喪に服す」とはどういうことか? Part2
https://blogs.yahoo.co.jp/dorinji/11920019.html

質問の内容を変更されたようですので、少し追記させていただきます。

 大切な方を亡くされた悲しみから立ち直るためのプロセスのことをグリーフワークと言います。
『看護用語辞典』https://www.kango-roo.com/word/5151

 グリーフワークとして最も有効なものが、葬儀後の中陰供養であり年回供養であると思います。大都市部では、墓地と菩提寺が遠方であるためにいつの間にか四十九日の納骨が常態化してしまい、中陰供養が省略されたり簡略化されてきております。葬儀後に納骨埋葬し、四十九日までの七週間墓参して塔婆を立てることは素晴らしいグリーフワークだと思います。地域によっては、「お逮夜」と言って住職が初七日、二七日~の前の晩に檀家の家に行き読経し住職が檀家と夕食をともにしながら故人の思い出を語り合う供養の形もあります。これも、素晴らしいグリーフワークだと思います。

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 目の前の方の悩みや気持ちをしっかりと受け留め、心を開いてもらうように努め...
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悲しみ、苦しみも因縁次第なるもの

無憂華様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

無憂華・・釈尊が御生まれになられた時に咲いていた花ですね。。

「無憂」、まさに我々の憂いを無くされるために、尊く御生れになられました。

そして、「愛別離苦」やその他多くの私たちの苦しみを無くされる道をお示しなさられました。

愛する人、大切な人の死・・その現実・事実をどう受け入れ、どう癒し、どう苦しみを無くすべきか・・

拙生は、そのための一つとして、仏教における「空と縁起」という理の理解が必要であると存じております。

また、その悲しみ、苦しみは事実です。事実は事実ですが、全てのモノ・コトは因縁(原因と条件)によって成り立っていると仏教では説明致します。悲しみ、苦しみももちろん因縁次第となります。ということは、また、因縁次第によっては当然に無くせれるものにもなるということでもあります。それを是非、仏教を学び修されることによって無くせれるように調えて参りたいものでございます。

川口英俊 合掌

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Eishun Kawaguchi
最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断...
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「親・家族・恋人・大切な人の死が悲しい・乗り越え・立ち直る」問答一覧

生活環境の変化と母の死が重なり苦しいです

転職・引っ越しによる環境変化と母の死が重なり心身ともに辛いです。 先日、母が癌で亡くなりました。1年前から入退院を繰り返しており、余命が短いことは覚悟していましたが、やはり悲しいです。母が病気の苦しみから解放されたのは救いですが、この先母がいないと思うと人生がつまらなく感じます。まだまだ母とやりたいことがたくさんありました。 母の死は時間が癒してくれるのを待つしかないのですが、ちょうど転職と引っ越しをした直後に母が亡くなったため、新しい仕事を頑張れる気がしません。一人暮らしでホームシックにもなっています。まだ結婚もしておらず、一人っ子でもあるので孤独感が大きいです。 新しい仕事は私が目指していたことで、母も生前応援してくれましたが、母が亡くなった今となっては前向きになれません。これから新しい仕事のためにたくさん勉強しなければならないのに、無気力で頑張れる気がしないです。 母の癌が発覚した1年前から精神的にしんどく、診療内科に通うほど体調も崩しました。そのような状況下で頑張って転職し、これからというときに訪れた母との別れは新生活の不安と二重の苦しみで耐えられる気がしません。これからどうやって日常生活を送り、前向きに人生と向き合えばよいでしょうか。

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故人の魂はどこに?

先日大好きな妻が亡くなりました。妻は本当に僕の全てで大事な大事な宝物でした。 子供もおらず、独りぼっちになってしまい、今は絶望しています。生きる目的、意味が全く無くなりました。 僕の唯一つの願いは最愛の妻の魂にずっとずっとすぐそばにいてもらい(お骨も手元に)、自分が亡くなるときに一緒のお墓に一緒に納骨してもらい、そしてあの世でまた会えることだけです。 質問なのですが、49日に審判され遠くへ行ってしまい最終的に極楽浄土を目指すという理解をしているのですが、疑問があります。 白木の御位牌から本位牌となり、魂を入れて頂くと思うのですが、位牌に魂が宿るとするならば、極楽浄土などに魂は向かうのに、魂はいったいどこにいるのでしょうか? 魂は分割され2か所にいるのでしょうか? また、お盆には年に一回戻って来るという話しも子供の頃から聞いており、迎え火で迎え送り火で送り帰って行くということでした。帰ってしまったらいないということなのでしょうか? 極楽浄土等、御位牌、お盆、魂の居場所をわかりやすくご説明頂けますと幸いです。 僕は妻にずっとそばにいて欲しい、遠くへ行って欲しくないと考えております、魂の居場所によっては仏教と考えが合わないのでしょうか? 実はそのように悩んでいる間に49日が過ぎてしまいました、49日の法要は過ぎては良くないと聞きますが今から行って頂くことは難しいのでしょうか? どうぞ宜しくお願い致します。

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父親亡くなる

父93歳母90歳姉64歳私57歳で、姉は実家からバスで30分の所に住んでおり、私は埼玉県に住んでいます。母は専業主婦で家事全般をやっていた人です。父母共に病気をして入院した時は、どちらかが実家に帰って寝泊まりをしていました。母が心臓の手術を10年前にしてから、家事全般を最小限しかできず、それでも父母と2人で頑張っていましたが、2年前に母が転倒して頭を打ったのですが、頭の中も異常なく、骨折もしておらず、ただ筋力が落ちて、やる気も出なくなり、父が母に変わって家事全般を最小限やってくれる事になり、父は、家事をやった事がないので、味噌汁の作り方を一から母が教えていました、しかし父の作る物にしょっぱいだの、と父と姉に話していたそうです。父も指示されているみたいでイヤだとは姉に話していたそうです。母か転倒して、動けなくなった頃から、愚痴がおおくなり、姉は、母は要支援2の認定を頂いていたので、訪問ドクター訪問看護ディサービスを利用し、少しでも愚痴の数を減らしていこうとした時に、父が脳梗塞でたおれ、悪性リンパ種も見つかり、入院して1ヶ月で亡くなりました。愚痴をこぼす所もなくなり、母は、私や姉が手続きや、お墓仏壇等をやっていると、私達に攻撃しはじたのです。ただそれが午前中に始まり夕方には、穏やかになり、母の今後の事もあり、ケアマネに来てもらい話をすると、老人うつ病をかられると言われ、私達も確信ではないが、そうではないかと思うと伝えました。前から少しずつあったものが、今になって大きく出てきたのではないかとも言われました。姉は知識がないので、精神的な事が書かれている本を前から読んでいますし、私も資格はないですが、施設で長く働いているので、少しは知識があります。ただ姉が言うには、父が生前の時母は、とても穏やかな人で先々を考える人だったと話し、母が転倒して何もできなくなってから、人が変わったようだと言うのです。うつ病があるかもしれない事を少し頭に入れて対応していこうと姉と話していたのですが、姉もわかっているが、ウンウンとは聞けずついいってしまう、母はエスカレートしてしまう、なので第三者に入ってもらって、近くにおばがいるので、母の話しを聞いてもらうなどして、対応していますが、これからどんな事に気をつけたらいいのか、対応はどうしたらいいのか、母自身も、自覚がないので困っています

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夫の死 心が平穏になる時がきますか

夫が病気で急逝しました。夫はさぞ悔しいことでしょう。まだ現実として受け入れがたく、ふわふわとした心持ちで葬式、様々な手続きに生活に追われています。 子供たちと現実生活をいつも通りにふざけたことも言い合いながら笑顔で暮らしていますが、寂しく悲しい気持ちは各々が抱えています。 夫が亡くなって、葬式後に不倫関係にある人がいることが分かりました。相手からの、のんきなLINEがきたことで気づきました。再会した元カノのようで、レストランで食事したりホテルで密会したりしていることがやり取りから分かりました。これからもっとたくさん会いたいなど、関係を続けたい夫の気持ちも書いていました。あの時もあの時も嘘をついて家を出ていたのだと知りました。LINEを探すと、他の女性とも恋心をほのめかしたやり取りをしていたことも分かりました。 夫は多趣味で、趣味に仕事に忙しく、女の人と会う時間があるとは思いもしませんでした。私を悲しませることはしない人だと信じて疑ったことは1度もありませんでした。 夫は子育てに協力的でした。家の中のことは大体私がやっていましたが、対外的なことは率先してやってくれていました。共働きで、協力し合わないことには生活が回らなかったので、助かってました。私は子育て家事に喜びを感じながらも、夫の行動に苛立ちを感じていたことは確かです。夫は趣味の時間を家庭の様々なことに取られていると不満をいうことがありました。趣味をしている時の夫は本当に楽しそうなのでさせてあけたいと考えていたし、実際、ずっと続けていました。 こんなに趣味を楽しんだ上に、家事に疲れている私に、したいときだけすり寄ってくる夫を疎ましく思う気持ちもありました。 私は夫が好きでした。夫の物を片付けていたら、私からの数年おきの長い手紙や「大好きだよ」のカードがたくさん出てきました。先月もあげたはかりでした。 他の女の人には優しい言葉をたくさん書いていましたが、私にはありませんでした。私を子供の母としか見ていなかったのでしょうか。 数年前に、他の人としちゃおーなどと言うことが何度かあり、私はあきれて、どーぞ。と、言ってしまいました。夫は自分の欲を実行したのですね。 1人になると動悸がして落ち込みがひどいです。子供たちの明るい未来のためにも、元気で生きていきたいのです。どう考えれば心の整理がつくのでしょう。

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