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死後の世界について

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有り難し有り難し 22

天国とは本当にあるのですか?
天国はどんな所ですか。
また、病気で亡くなった方は、亡くなったら健康な身体に戻るのですか?


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

仏教では天国と呼ばず、天上界と言ってますが

 仏教では死後の世界を天国とは言ってません。仏教では、「天界」もしくは「天上界」と言ってます。人は生前の行いによって生まれ変わり死に変わると言われております。つまり、天上、人間、修羅、畜生、餓鬼、地獄という6つの世界の中を善業悪業の違いによって生まれ変わっていくと考えられています。この6つの世界のことを六趣とか六道と言います。但し、仏教学的にいうと、六道は実体的な空間として存在するもの「ではなく、人間の中にある精神世界を比喩的に表現した世界であると言うべきでしょう。
 と言うと、見も蓋もないですが、お釈迦様は「死後の世界」のことを積極的に説きませんでした。(全く説かなかったと説明する方がいますが、それは勘違いだと思います。)死後の世界を説くにしても、出家者では無い一般の方々に対して、お釈迦様はインドの一般的な「死後の世界の観念」に乗っかって次のように説きました。

「善い行いを重ね世のルールを守れば、死後天上界に生まれるよ。」

この説き方を一般には「施論・戒論・生天論」と言います。死後の世界の中でも、天上界とは天部(人間よりも優れた能力の有する者、すなわち神様)の世界であり、インドの人々にとっては素晴らしい世界と考えられており、天上界に生まれ変わるための生き方を一般の方々には説いていました。

 ところが、お釈迦様はお坊さんたちには違う説き方をしています。六道輪廻を苦しみと捉え、輪廻から逃れること(解脱)を仏道修行の目標としていました。

 その後の仏教の歴史の中で、更なる展開がありますが、字数の制約も有るので、ここまでにしておきます。

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 目の前の方の悩みや気持ちをしっかりと受け留め、心を開いてもらうように努め...
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天国のことはキリスト教の牧師さん、神父さんに

天国のことはキリスト教の牧師さん、神父さんにお尋ねください。

仏教では、私の宗旨である浄土真宗や、浄土宗では浄土に往生(生まれる)といいますが、基本的には六道を輪廻(生まれかわり死にかわり)すると考えます。六道は地獄、餓鬼、畜生、阿修羅、人間、天界で、みな迷いの世界です。いまの生き方により死後、上記の六つの世界のどこに生まれる変わるとされます。

実際に、本当に六道を輪廻するのかどうかは私には分かりません。お釈迦様はそうおっしゃっているようですし、世界には数多く前世の記憶を持つ人々がおいでになるようです。仏教の立場では、言い換えるとお釈迦様のおっしゃることにしたがえば、生まれ変わりは事実としてあることなのでしょう。

生まれ変わり先としては、人間と天界はよいところとされています。迷いの世界のうち最上の天界にはわりと簡単に行けるようです。

しかし、死後の世界がどうあれ、今を正しくよく生きることを大切であると教えてくださるのが仏教です。

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私はお坊さんといっても、ひと様に何か答えらしいものを提示できるような立派な...
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「死後の世界・死んだらどうなる」問答一覧

虫の知らせ

こんにちは、お世話になっております。 今回は私が過去に経験した不思議な体験について、お坊様方から見るとどのように感じるのか知りたく、投稿させていただきます。 1年ほど前の話となります。 私の家には父方の祖父母が買ってくれた、鮮やかな森の中を夫婦が寄り添って歩いている素敵な絵が飾ってあります。 ある日の夜、その絵が気になってみたところ、何となく男性が薄く見えました。 元よりほんの少し霊感のようなものがある私は、そのことを母に伝えようか迷ったのですが、気のせい。 気にし過ぎだと思ってその日は寝てしまいました。 ところが次の日、父に大事な話があると言われ聞いてみると、昨日の夜祖父が家で倒れ救急車で運ばれたとの事でした。 病院での検査の結果、祖父はガンにかかっていました。 前日の夜、夫婦の絵に違和感を感じたのは虫の知らせのようなものだったのでしょうか。 ちなみにその後祖父は約1年の闘病の末亡くなりました。 その間に一緒に散歩したり、旅行したりと沢山思い出を作ることが出来ました。 偶然と言われてしまえば、それまでではありますがこのような虫の知らせというものは、本当にあるのでしょうか。 よろしくお願いいたします。

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死について考えすぎる

昔から死や、明確でない死後の世界に対する恐怖心、不安感に襲われ日常生活でも情緒不安定な生活を度々してきました。 最近昔よりも少し大人になったためもっと複雑に考えてしまい苦しくなっています。 また私は小さな命を3度産む選択が出来なかった時があり 自分自身軽率な行動を取ってしまったために命を産むことが出来なかった。 その命は幸せに過ごして欲しい。 今一緒にいる3人の子ども達も幸せに過ごして欲しい。 死についての恐怖を抱いたまま大人になってほしくない。 でも私は死んだ後も地獄にいって苦しむかもしれない。 でも苦しいのや痛いのは嫌だ。と考えてしまいます。 今とても幸せなんだと感じながら生活しながらそれよりも死に対する恐怖心、不安感の方が強く楽しく日常生活を送ることが難しいです。 来世も人間になりたいと欲がありながら そんなことじゃ生まれ変われないかもしれないと思ってしまったりして 心が苦しいです。 この先死について考えることは無くならないと思いますが 今生きているこの瞬間をどうやったら恐怖心よりも楽しく幸せに過ごせるか、前向きに生きていくためにどうしたらいいか教えていただきたいです。

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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ