お願い致します。
私の母が一週間前から入院しており
意識不明の状態が続いています。
私は一人っ子で母とは仲良しなので
母にもしもの事があったらと考えると
胸が張り裂けそうになります。
毎日眠れず食事も喉を通りません。
毎日病院に行き母に話しかけたり
手をさすったりしています。
いつかは親と別れる日が来ることは
わかってはいるんですが、、、
乗り越えていける自信が無いです。
どのようにすれば乗り越えられるのでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
みかんさんはじめまして。
お気持ちお察しいたします。
>どのようにすれば乗り越えられるのでしょうか。
との事ですが、「死」という厳しくつらい現実を目の当たりにした時、
その乗り越え方は人それぞれ…。
平安時代の歌人、和泉式部は、それはそれは可愛がっていた愛娘を病で亡くしました。
我が子の死を受け取ることが出来ずに数年の絶望の真っ只中にいました。
そんな時、ご縁があり仏法に出遇い、考え方が変わりました。
そして詠んだ歌です。
『夢の世に あだにはかなき身を知れと 教えて帰る子は知識なり』
夢のようなはかない身を、お母さんも生きているのですよ…と気づかせてくれた我が娘は、まさに知識(仏さま)であった…。
という意味です。
我が子が自らの身をもって、自らのいのちをもって、仏法に出遇わせてくれた、と、我が子の死に意味を見出していきました。
アニメ一休さんで知られる室町時代の臨済宗、一休禅師は、親が死に、子供が死に、そして孫が死んでいくことは、めでたいことである、とおっしゃっています。
孫が先に死に、そして子供が死に、そして最後に親が死んでいくことのつらさを表しています。
そして文末にリンクを貼っておりますが、
岐阜県にお住まいでした平野恵子さんという方は、残していく子供達に対し、
「死は親から子への最後のおくりもの」
という言葉を残され41歳で往生されました。
りんごさんのお母様が、
自らの身をもってりんごさんに示そうとしてくださる「死」という現実、
ぜひりんごさんの糧(かて)としていただきたいなと願っております。
最後に、長くなりましたが、
りんごさんが悲しみ、苦しみ、絶望の真っ只中にいる姿より、
りんごさんが、生き生きと、それぞれの分野で、輝いている姿を
お母様もきっと願われているんじゃないでしょうか?
仲良しのお母様のために、一人娘としてりんごさん、ぜひしあわせになってくださいね。
平野恵子さんのお手紙
http://www.kouseiji.com/blog/?p=1186
出会えばわかれる。生まれれば死ぬ。それは当たり前のことであり、頭でわかっているようで、分からない。わたしたちは、そうしたことに悩まされます。
お釈迦さまもそうでした。
別れというのは悲しいことだと思います。ですが、今は生きておられるのであれば、まずはその先を心配する時間はもったいないので、思う存分お母さんにためにできることをしてあげることでしょう。それしかありません。一緒に居ることだけでも、体を擦ることでもできることをすればいい。
別れが来たらまたその時にその時のありようがあるだけです。
先を心配し、悲しい顔を見せたらお母様がかわいそうでしょ。生きておられる今の瞬間を大切にしてください。
はじめまして、一妙寺の赤澤と申します。お気持ちお察し申し上げます。
私の母は4年前に旅立ちました、別れがとてもつらかったです。ですが今は供養をすることで納得しています。母の身に宿る魂を向こうの世界にきちんとお返ししなくてはならないという摂理に、賛同するからです。
日進月歩の医学ですが、古くなった細胞を若返らせることはできません。あのまま治療を続けて延命しても人の手を借りないと、食事や排泄ができない人生しか待っていません。母はそのことを望まないと思ったときに、別れを決心することができました。
そして今はこう思います。
この光り輝く新時代に新しい赤ちゃんとして生まれ変わって、今度は別の仕事に就いて、別の人と結婚して、2回目の人生を楽しんでくださいと。
私は母の生まれかわりに会えることを、心待ちにしております。ご参考になればと思い回答させていただきました。
全人類の大半が、親と死に別れています。
そして、ほとんどの人は、その苦しみを乗り越えています。
あなただけが乗り越えられないはずはない、と思ってください。
すぐには難しいかもしれませんが、時間とともに乗り越えられるはずです。
あなたがお母さんに働きかけて、お母さんが返事をしなくとも、
お母さんに、そっと優しく声かけしてみてください。
それが、あなた自身を一番救う方法です。
大好きだという事を声に出して優しく伝えてあげてください。
延命十句観音経を唱えてあげてください。
「観世音 南無仏 与仏有因 与仏有縁 仏法僧縁
常楽我浄 朝念観世音 暮念観世音 念念従心起 念念不離心」
よみかた
かんぜーおん なーむーぶつ よーぶつ うーいん よーぶつ うーえん
ぶっぽうそうえん じょうらくがじょう ちょうねん かんぜーおん
ぼーねん かんぜーおん ねんねん じゅーしんきー
ねんねん ふーりーしん
マラソンを終えた直後、意識不明になられお母さまがすぐそばでこの延命十句観音経をずーっと唱えてくださったら生還されたというある立派なお坊さまがいます。
延命を祈り 孝行(こうぎょう)を尽くしてください。
私も、無事の生還を祈ります。
観世音 南無佛 与佛有因 与佛有縁 仏法僧縁
浄楽我浄 朝念觀世音 暮念觀世音 念念従心起 念念不離心
母上の病名が分かりませんので、必ずしもよいご紹介にはならないかもしれませんが、私の知り合いが、がん患者遺族の会の代表をなさっています。
メールや携帯の番号も上記に書いてあります。この会はがん患者のみを対象にしていますが、代表者は、上智大学グリーフケア研究所で学んでおられるので、適切な組織または個人とあなたをつないでくれることでしょう。
代表者は大変信頼できる方です。お寺の出身でお寺さんではありませんが、仏教を深く学んでおられます。ご主人ががんで亡くなったことをきっかけにして活動をなさっていますので、まずはこの方に電話またはメールで連絡を取ってみてください。藤岡俊彦から聞いたとおっしゃってくださっても結構です。
藤岡俊彦様
早々にご回答いただきまして
ありがとうございます。
母の病名は肺ガンで抗がん剤治療中でしたが突然心不全で倒れました。
ご紹介いただいた方に連絡させて
いただきます。
ありがとうございました。
願誉浄史様
早々にご回答いただきまして
ありがとうございます。
いつかは乗り越えられるように
日々自分の人生を歩んでゆきたいと
思います。
ありがとうございました。
釋俊道様
ご回答いただきまして
ありがとうございました。
「死は親から子への最後のおくりもの」素敵な言葉ですね。
母はいつも私のことを心配してました。まだ意識が戻らずにいる母に
「心配しないで」と言いたいと思います。母が安心できるような幸せな人生になるよう前を向いて歩んででゆこう
と思います。