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納骨について

回答数回答 6
有り難し有り難し 63

色々な質問にご回答頂き、ありがとうございます。
以前から供養、お盆、お寺さま、お墓のことと質問させていただきました。

今回も納骨についてですが、このお盆が母の初盆でした。お骨もまだ納骨できず(先祖代々のお墓が香川県にあり、私の体調も悪いため)、 弟の私が仏壇とお骨を供養しています。お盆のお経を頂くためお坊様に来ていただくことにしたのですが、その前日の昼に酔った兄から電話があり、いつ行けば良いか確認してきました。元々いつ行けるか分からないと言っていたため、お坊様が来られる日なら、早めにきておいてほしい、次の日ならいつでもいいからと伝えました。そして、生前に母が知らない土地の先祖の墓には入りたくない旨も伝えたところ、兄は憤慨し、父とバラバラにするのか?先祖はどうするのか?と。兄はいつまでも墓があり、自分たちも入り、娘に面倒を見させるつもりでした。
以前からご回答頂いているように、三十三回忌で撤去されたり、管理費等一銭も納めず、今までもお墓があるから、これからもそうだと言うのです。それにもし撤去されても死んだら終わりだと。
私には死んで終わりだと到底思えないし、合祀されることに抵抗があります。母と父がバラバラになるのがいやなら、父のお骨も引き取る旨を言うとそれも気にくわないようで、とうとうお盆に手も合わせに来ませんでした。来られたらお坊様にもお話しましたが、これがダメと言うことはないので、ご本人が一番良いというご供養をと。兄には墓をこちらに移す意向も財力もありません。父の分骨も話しましたが、何も分かっていないようで、考えたことも調べようともしません。それどころか、お前みたいに暇じゃないとまで。
その上、兄家族だけで、母の納骨に行くとまで言い、仏壇も引き取ると。私としては病の母と十数年間暮らし、亡くなったら 葬儀もすべて私がしました。亡くなったら急に引き取ると言い出す兄に怒りがこみ上げます。
このまま、母を別の墓に納骨し、私が供養していって良いものか、それとももういっそのこと兄に全て任せ、私は私で供養していく(新たに位牌を設け)ことも考えています。釈然としない、解決しないまま電話を切りました。やはり長男に任せるべきでしょうか?


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お坊さんからの回答 6件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

分骨という形でも、手を合わせていくことが出来れば、供養に。

お礼の言葉、読ませていただきました。

生前より、お母様を 側で支え、面倒を見てこられた、あなたの思い、お母様は 今 感謝されているでしょうね。
お兄さんとの考えの相違は、分かり合うのは、なかなか難しいでしょう。

分骨は、お骨を分けますので、故人様の身を引き裂くように感じられるかも知れませんが。。。お釈迦様も入滅した後に仏舎利(骨を特殊な焼き方で処理したときに現れる石)を仏舎利塔に分けて礼拝しました。これは、分骨することによって、仏縁が広がったことになります。こういった意味もありますので、分骨という形でも、お母様を側に感じ、手を合わせていくことが出来れば、供養に繋がるのではと思います。

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おきもち

はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
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悩みが少しでも軽くなりますよう

あんくまさま

またも悩み深い問題ですね。暑さで体力を奪われ、難しい問題で精神力を削られ、調子をくずされないか心配です。

今まで何度もご相談をお受けしていますが、あえて一歩引いて、中立的な立場で今回の問題を考えてみました。
そうすると、お兄さん・あんくまさん、どちらの考えも絶対的に正しいとも間違っているとも言えないのでは、と思いました。

お兄さんはお兄さんで「長男の自分がお墓を見るべきだ」「両親のお骨は一緒に入れるべきだ」「お墓は必ず代々引き継がれるべきだ」という固定観念にとらわれているように見えます。
ですので、色々調べて良い方法を考えていらっしゃるあんくまさんと、意見がピッタリ一致するのは難しいのではないかと思います。

あんくまさんは如何お考えなのでしょうか。
「いっそのこと兄に全てを任せ…」や「やはり長男に任せるべきでしょうか」と書かれていましたが、無益な争いを避けたい、と思っていらっしゃるのでしょうか。

私がふと考えたのは、お母さまのお骨をごく一部分骨し、ご自身の手元に置いてご供養されるという方法です。
お骨の量の多い少ないで、どちらがメインだということはありません。そもそも、お骨が故人の全てではありませんし、お母さまも自分のお骨のことであんくまさんが悩み苦しむのを喜ばれないでしょう。

参考になりますでしょうか。
あんくまさんの悩みが少しでも軽くなりますよう、念じております。

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おきもち

浦上 哲也
横浜市神奈川区で、新しく小さなお寺を営んでいます。 仏教の教え・浄土真宗...
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同じような悩みは良く聞きます。

うちの檀家さんにも、同じような話があります。
長男さんが何もしないので次男さんが墓守をしている人も
たくさん居ます。
あんくまさんの長年病気のお母様を看病し、そして最期を看取った
苦労がお兄さんに伝われば良いのですが、無理みたいですね。
お兄さんは自分が長男だからというプライドだけで
実際の気持ちが無いのでしょうか。
いつまでもお骨をそのままにしておくのも困ったものですので
お骨はお兄さんに任せて自分は自分でご供養をしてあげれば
良いのではありませんか?
あんくまさんの気持ちが収まらないのも分かりますが、
亡くなったご両親の気持ちを考えると?とも思います。
形にこだわるお兄さんと、気持ちのこだわるあんくまさんでは
隔たりがありすぎ和解するのも難しいでしょう。
あなたの納得する気持ちで供養をしてあげて下さい。
あまり先のことばかり考えてもラチがあきません。
母親の気持ちを考えた、今できる最善の供養を考えて下さい。

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おきもち

50代、妻と娘2人。 若い頃はタイやインドなどアジアを中心に10年程旅行...
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今一度問いてみてください

あんくま様へ

お礼を頂戴いたし、心より嬉しく思います。
しかしながら、深い問題は続きます。

やはりお母様がどのように望んでいるのか
今一度、問いてみるのが一番ではありませんか。

これだけ悩まれているのですから当然縁あってのお兄さんのことが気になります。
それは当然のこと。
しかし、最終的には決めなければならない時が来ます。
そのときまでお兄さんと大変であると思いますが、本音でぶつかりあうのもひとつかもしれません。合掌

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おきもち

鈴木光浄
「人の一生に寄り添うことのできるお寺」を目指しております。さまざまな御縁を...
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人は何も所有できないのだからこそ

お兄さんの楽して世渡りなお考えは変わらんでしょうから、干渉せず、そっとしておきましょう。
機会があれば生前のお母様のご意向をもう一度お伝えして、分骨をするのも一つの方法です。
まずはお母様に対していつでもお手合わせができるように個別にお位牌、仏壇を家に設けてもよいと思います。お骨もお墓も「誰かのもの」でもありません。兄弟みんながそれぞれ位牌を持っている家もあります。それも子供の教育にはよいことでもあります。
「人は何も所有できない」「この世のものは誰のものでもない」「我がものという色のついたものなど無い」これが、諸法無我という仏の説です。
よって故人は所有化されるべきものではないのです。
所有しようとする人自体、所有する事自体がおかしな発想ですから、欲しがる人には差し上げればよいです。骨に魂があるわけではありません。墓に魂があるわけでもありません。
奪い合えば道に背くわけですからそこに魂、仏心は有りません。
私たちの体とて、天からの授かりもの。
何れお返しするのですから執着は離れるべきです。
自分の死後がどうとかよりも、まずあなた自身がお母様と心を通わせることが一番大事です。
そのために、お兄様のことは考えるだけ心が乱れるだけでしょうから、ご自分がご自分をしっかり生きられればいいだけかと思われます。
たとえお骨やお墓がそこに有るにせよ無いにせよ、お母様に対する報恩感謝の気持ちを捧げ、手を合わせ続けることが大切です。
ちなみに兄弟が中が悪いと、親が悲しむばかりか、甥や姪の精神に悪い影響がでるというケースがありますので仲違いは避けてください。それぞれお互い独立し、干渉を無くすことです。

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おきもち

あんくま様。

質問者からのお礼を拝読致しました。

どうやら、お心が決まられたご様子、安堵致しました。
それで宜しいかと存じますよ。

お母様や、ご先祖様も、さぞお喜びかと存じます。

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有り難し
おきもち

色々の悩み事がこの世には沢山有ります。 大学の卒論で密教天文暦法を研究致...
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質問者からのお礼

浦上哲也様
優しいお言葉、ありがとうございます。
実を言うと疲れてしまいました。
長年、母の体調等心配し、葬儀、四十九日、初盆と行い、まだ一周忌、納骨。
母が退院した時もうちでは面倒見れないと、私に見させるように仕向け、何かというと、私が面倒見ると言っただろうと責任回避します。面倒なことは全てさせ、手が掛からなくなれば、引き取るという兄に正常な人としての人間性が感じられません。
供養していくのは子孫の勤めだと思います、しかし、その都度兄の言動がとても普通だと思えなく衝突します。兄と合わないのは子供のころからなので仕方ないですが、兄も両親の子、両親に対する気持ちにどうしても許せません。墓参りも電話では2年に1度、子供の遊びついでに行っていると。仏壇の供養もきちんとさてくれるとは思えません。
兄がどうしていくのかは知りません。兄は娘しか居ません、私は独身、いずれ無縁になると説明したのですが、娘が手を合わせ、管理費も払うであろうと。いずれ嫁げばその家の墓を守っていかなけらばいけないのに、実家の墓まで。そんな負担を実の娘に強いる事になることに何も思わないのかと聞くと、お前は考えすぎだと言われました。こんな兄と話すのも疲れました。
骨の一部を自宅で供養しても良いのでしょうか?お骨があちこちにあり、母の霊は落ち着いて成仏できるのでしょうか?ただただ落ち着いて成仏してくれることを祈るばかりです。
仰る通り、兄と私の意見が一致する事はないと思います。

中田三恵様
ご回答、ありがとうございます。
やはり分骨し、兄に任せ、私は私で供養していく方が良いのでしょうか。
母だけ別のお墓で供養するのも寂しいような気
もしますし、生前の言葉も気になり…
複雑な思いです。
納骨のことで身内でいがみ合っていては、本人の母が一番辛いのではないかとも思います。
私としては釈然としませんが、兄に任せ、中田様の仰るように手を合わせ続ける事で、私なりの 供養がしていけるのかなと思います。 ありがとうございました。

水上昇真様
ご回答、ありがとうございます。
仰る通り、兄は形にこだわり、私は気持ちにこだわり過ぎているのかもしれません。
生前、母も兄の性格には呆れていましたので、今頃はもう諦めているかもしれません。
どんな形でも気持ちがあれば供養していけると思えてきました。
兄とは一生平行線のままだと思います。
兄とは別に私は私で供養を続けていきたいと思います。ありがとうございました。

沙門密富様
いつもありがとうございます。
決まったというか、半分は諦めもあり、心に引っ掛かるところもありますが、
兄の性格や色々考えると、そうするしか仕方無いと。
今までの質問に頂戴した皆様のご回答にも「形ではなく、気持ちである」旨のお言葉を沢山頂き、
供養の気持ちを忘れないことの方が大切だと思えました。
仏壇も手放し(兄に渡し)、私が新たに供養するにしても豪華な仏壇も何も用意することはできませんが、自分にできる範囲で、供養を続けていきたいと思います。それで両親も成仏してくれることを
祈るばかりです。ご回答ありがとうございました。

鈴木光浄様
よくよく考えました。
買おうと思っていた墓地の資料を取り寄せたところ、電話で確認した金額とは違い、
こんな事では本当に永代供養してくれるのか不信に思います。
母が生前に言っていたことを叶えたいとの思いは捨て切れませんが、墓も仏壇も兄に任せた方が、兄の両親に対する供養の気持ちを少しでも促す意味でも良いのではないかと思い始めました。
私は新たに両親のお位牌を設け、自分にできる供養をしていく方が良いのではと。
兄に任せると何十年か先、お墓はなくなり合祀されるかも知れません。しかし、両親も兄の性格上、苦笑いでもしながら諦めていると思います。
ネットで探したところ、位牌にごく少量のお骨や遺品を入れられるものを見つけました。
それに両親のお骨を納め、私は私で供養して行こうかと思います。
逆にお骨が入った位牌なら、いつも両親が家にいるような、そして、いつでも手を合わせられ、
心穏やかに供養していける気がします。このサイトの先生方やお盆に来ていただいたお坊様も「気持ちがあれば、良い供養ができる。気持ちは届く」 と仰って頂き、自分にできる供養をと。本当に供養したい気持ちがあれば、きっと気持ちは届くと思えるようになりました。兄も形にこだわりますが、実は私もこだわっていたのではないかと思います。ご心配頂き、再度のご回答感謝申し上げます。ありがとうございました。

丹下覚元様
心に染み入るご回答、ありがとうございます。
故人は所有物ではない、人は何も所有出来ない、この世の物は誰の物でもない
胸に突き刺さりました。
私は兄とは性格、考えも合わず、父の死後、母と生活することになり、干渉してほしくない(助けてくれるわけでなく、話を掻き回すだけなので)、絶縁して欲しい旨、何年も接触していませんでした。しかし、母がもうダメだと言うときに、兄も母の子、最後に会わせ葬式も家族だけでおこないました兄は時間があれば酒を飲み、今回のことも酔って電話してきました。大事な約束も、大事な相談もいつも酔った勢いで話し、全く信頼も兄としての威厳もありません。今に始まった事ではないので、何も当てにしていません。
両親のお墓、仏壇も兄に任せる決心ができました。ただし、酔ったうえでの話しなので、また違うことを言ってくることもあるので、わかりませんが、兄に任せた場合は両親のお骨をごく少量頂き、私は私で、家で供養する事にします。新たにお願いしようとしていた墓園は資料と電話での話が違うし、もう他人(兄家族も)信じられません。ただただ両親、ご先祖様の成仏を祈り、自分なりの供養をしていくことにきめました。この気持ちが両親に届くことを信じて。
ご回答、ありがとうございました。

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