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としゅさしどう?

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曹洞宗のご葬儀で聞いたお経ですが、
最初に「としゅさしどーう」と言ってから始まりましたが、感じとしては陀羅尼のような音で現すお経に感じました。
正式なお経の名前はなんというものなのでしょうか?


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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一般には、「楞厳呪 (りょうごんしゅ)」と呼ばれます。

  正式には、大仏頂万行首楞厳陀羅尼(だいぶっちょうまんぎょうしゅりょうごんだらに)という題名のお経です。本山などの修行道場では、楞厳会( りょうごんえ)と言ってこの経を読みながら本堂を行道し、修行期間中の無事を祈ります。また、三仏忌(涅槃会、降誕会、成道会)の時にも唱えます。

 おそらく葬儀でお焼香する時に「トシュサシドー」と維那という役の僧侶が唱え、読経が始まり参列者のお焼香が始まったと思います。葬儀で楞厳呪の第五段以降読む時に、このように唱えてから読み始めます。但し、、葬儀の時、曹洞宗のすべてのお寺でこのお経を唱える訳ではありません。地域によるようです。私の居る仙台では、このお経は唱えません。saiさんがお住まいの静岡では唱える寺院が多いのだと思います。

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質問者からのお礼

洞林寺 吉田様 
質問に目を留めてご回答くださいましてありがとうございました。

お経の名前、楞厳呪というのですね。
どうりで「としゅさしどう」と調べてみても出ないばずです…。

どういう時に読まれるお経なのかも記して下さって、大変勉強になりました。

同じ宗派のお寺様でも、
それぞれのお寺様でお通夜や葬儀のご焼香の際に読まれるお経が違うので
それはもうご導師様の好みによるものなんでしょうかね?
また参列するときには注意してお経を聞いてみたいと思います。

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