いままで生きていた弟が自殺してしまいました
一番下の弟です
それも電車で飛び込み自殺です16歳でなくなってしまいとても悲しくなんであんなこと言ったんだろうとかひどく後悔してます
自殺した原因がわからず
弟は学校でいじめにあった事が根に持っていて
こんなことになったのかな
どうしたら自分の気持ちがおさえられますか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
それは悲しいことでしたね。
謹んで弟さんのご冥福をお祈りいたします。
まず、冷静にお読む頂きたいと思います。
あなたの今の苦しみは弟さんを亡くされた喪失感と、自責の念、ああしてやればよかったとの後悔…様々な気持ちが生じていると思います。
今も弟さんが苦しんでいるんじゃないか。憂いの思いがこびりついて離れない毎日であられると思います。
ですが、一息おいてよく見極めてください。
それは、あなたの想いなのです。あなたの弟さんへの想い。
あなたの弟さんへの様々な思いが合わさってその思いによって苦しんでいるのです。
弟さんは今、寂静の世界にあられます。
その弟さんにこうしてあげたかった、こうすればよかったなどの追慕の気持ちが生ずる。
その追慕の気持ちに酔て苦しんでおられるのです。
それを霊と言います。
その例が未成仏なのです。
多くの方は外に霊があると説いておられますがそうではありません。
あなたの弟さんへの思いの質が愁いを帯びたままでいるからこそ共に成仏が出来ないのです。
あなたも、あなたの中の弟さんへの思いも。
止められなかったことは悔やまれると思います。ですが、それは弟さんの選択だったのです。
そこに今夜、少しでもいいですからよく頑張ったなと、尊厳を讃える思いで言葉をかけてあげてください。
誰が好き好んで自ら死にたいものでしょうか。
弟よ、お前、よくこんな生きぐるしいこんな世の中でよく耐えて頑張って生き抜いたな。兄ちゃん、褒めてやるよ。
遺書があるかもしれません。探してあげてください。
いじめた人がいるはずです。突き止めてください。実名が残っていたら告訴して、裁判にしてください。
電車の会社からも多額の請求が来るのではないでしょうか。自死の場合通常請求しないと聞きますが。弟をいじめた人間たちを特定し、それは相手方が支払うべきだと主張し続けてください。世間は味方してくれるはずです。もし勝訴すれば、弟さんは今後の日本のいじめを無くす偉大な人物となるでしょう。どうして、弟を殺されてしかも多額の負債を負わされるなどということがゆるされてよいものでしょうか。
ですが、それを赦すことも仏道です。いくら相手を責めても弟さんは返ってこないわけですから、非は正されるべきです。あなたが弟に何かしてあげたい。
行動することで、弟さんとのかかわりが続いていることを感じることができると思います。
先ずはお悔やみ申し上げます。弟さんが往生されますように 南無阿弥陀仏。
同じというつもりはありませんが、私のお寺でも、兄弟の弟さんが若くして亡くなったご家族があります。そして、その後の家族のあり方が、不思議ですが大きく2つに分かれます。
まず改めて家族の絆が深まっていく例。彼が何に苦しんでいたのか、家族としてできる事はなかったのか、お互いにどんな関係だったのか、直面する家族です。もちろん、その過程においてぶつかり合い、罵り合い、なすりつけたりする事も出てきます。しかしトータル最終的に、家族としての絆が深まる事があります。この時、弟さんの存在は、一足早いけれどご先祖様の一員として、みな等しく手をあわせる相手となります。
もうひとつは、反対に家族がバラバラになっていく例。等しく自らの問題として引き受ける事をせず、ただ誰かに「罪としてなすりつけ合う」。結果、バラバラになっていく、いたわり合う関係ではなく、憎み合う関係になる事もあります。
つまり、彼から問いを突きつけられているのです。「ウチの家族って、何なんだ?」と。今までの過去の在り方も問うていますが、より大切なのは、「これから家族としてどうするの?」という事です。つまり、過去を離れて現在はないのですが、その延長で行くのか?改めて家族として立ち上がるのか?という事です。誰かひとりが、「家族って、こういうものでしょう」と、正しい事を言わねばなりません。
まずはお母さんを労わる事です。そしてお母さんが前向きになる事を支える事です。一人一人が悩みを抱えながら、抱えたままで他者を労わる。前向きにする、ではなく「なるのを支える」。「家族とは何か」、それをあなたが考え続け、実現し続ける事です。
そして、彼を忘れない。わすれないことは、供養の本質です。
明日の朝のお勤めで、あなたの弟さんのためにお祈りさせていただきます。南無阿弥陀仏。
nearさん、はじめまして。薬王寺の川神悠敬と申します。
さぞ辛い思いをされていることでしょう。
真言宗の開祖である弘法大師空海様も十弟子の一人であった甥にあたる知泉様を若くして亡くされた時に以下のような文章を残されています。
哀しい哉(かな) 哀しい哉(かな)
哀れが中の哀れなり
悲しい哉 悲しい哉
悲しみが中の悲しみなり
哀しい哉 哀しい哉 復(また)哀しい哉
悲しい哉 悲しい哉 重ねて悲しい哉
『亡弟子智泉が為の達嚫(たっしん)の文』
いくら悟られた空海様でも弟子で甥の死には悲しみが止まらなかったことが表現されています。
凡人である私たちに悲しみは忘れなくて良い、それを時間と共に乗り越えていけるように、前に進んでいけるようにとのメッセージだと思います。
今はこの文章を胸に存分に弟さんの死を悲しんでやってください。
心からお悔やみ申し上げます。
今は泣いてください。
ただ泣いてください。
今出来ることはそれしかないでしょう。
ひとつだけ知っておいて欲しいのは、
死は永遠のお別れではありません。
宗派によって伝え方も違いますが、
私としては、
弟さんは既に極楽浄土にいます。
今頃はたくさんのご先祖様と出会っていることでしょう。
そして、また会えるのです。
いつか極楽浄土でまた会えるのです。
弟さんは極楽浄土からあなた達を見守っています。
弟さんが心配しないように、あなた達ご家族は力を合わせて、その悲しみを乗り越えてください。
あなた自身を責めてはいけません。
他の人を責めてはいけません。
理不尽な世の中です。
どうにもならないこともあるのです。
そして、恨みは恨みを生むだけで、何も解決しないのです。
あなた自身を許してあげてください。
他の人を許してあげてください。
いつか極楽浄土で再会しますように。
合掌
南無阿弥陀仏
お坊さんの様々な回答ありがとうございます。
弟はうつ病だったのですが
学校でのいじめは一年前の事で
訴訟出来るかどうかはわかりませんが
ただ出来る限りの事はしようと思います
npo法人に相談しましたところ
そのような事を調べる会社があるそうです
突然の事で遺書を探したのですがありませんでした
また弟のiPhoneはロックがかかっており
見られません
警察の人が調べたときはインターネットで死後の世界というのを調べていたそうです
親とも協力して
これからの事を考えて行こうと思います
私は一番上の兄として思いがあるのですが
自分自身を責めてはいけないなと思いました。
家族とはバラバラにはなりたくないので
協力しあって行こうと思います。