hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

なぜ心の病になるのか

回答数回答 4
有り難し有り難し 40

世の中には心の病になる人、ならない人がいますがどうしてですか?

精神科医に聞いてもわからないと言われたので困っています。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 4件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

本当に心の病でしょうか・・・。

 ワシは医学のことは解りませんので医学的な見解を抜きで話します。ご了承ください。
 NHKの番組に『バリバラ〜障害者情報バラエティー〜』で精神的な障害を持つ方々が多く登場します。その人たちの中には最近医師に言われるまで自分に障害があるなんて気付かなかったという人もおります。そのような方たちが言うにはこの障害を個性として見て欲しい。理解して接してほしいということでした。本当に必要なのは心の病を治すことより、周りの人が理解することではないでしょうか? 心の病を病気と見るか個性や性格と見るか?ではないでしょうか?
 ワシが初めてうつ病を知った時、人間として落ち込んだ日があってもいいのではないかと学生ながら思いました。何でも明るくとか、前向きにとかポジティブな感情が本当に正しいのか?そのようにならなくてはいけないと思う環境が病んでいるのではありませんか?
 ワシがそんなことを言ってもこのような障害や病気を持った人には生きにくい社会には変わりありませんけどね。と嫌味を言いつつこの回答を終わらせていただきます。

{{count}}
有り難し
おきもち

ちょい悪坊主を目指しています。尊敬する人は一休さん。
このお坊さんを応援する

ひとであるからこそだれもが持っている「やまい」

以下は誤解があるかもしれませんし、あくまで私見によるものです。
そんな考え方もあるけど、わたしには合わない、ということの方が
強いかもしれません。それでもよろしければ。。。

小生は、「こころのやまい」というものは、誰しも持っているし、
実はやまいではないかもしれないとも思っております。

人間というものは自分自身を見つめることが出来る生き物です。
鏡というものがいい例ですね。
しかしそれによって、わたしたちは自分自身というものが
いまいちわからないようになってしまいました。

本当の自分と、別な自分がいる。そう思ったり、
逆に自分との相性が良すぎて、コミュニケーション等によって、
自分を確かめることをしなくなる、という現象も生みました
(誤解があるかもしれませんが、小生はこの自分との好相性が
後天的な自閉症と関係していると思っています)

見つめる自分が近すぎたり遠すぎたりすると、
そこに近視や遠視のように焦点がぼやける現象が起きるのではないかと
思うのです。
これが俗にいうこころのやまいというものでありましょう。

小生はド近視でありますが、別に病気だとは思っていません。
感覚のズレなんだと思うのです。

だからメガネなどで矯正をすることが必要になります。
こころのやまいにおいての矯正、これは、小生の経験から言えば、
自然のなかでの生活です。

土、風、水、火、これらとともにある生活を送る。
みどりにふれ、水にふれ、風にふれ、そして、自然のぬくもりに触れる。
これが矯正です。

でも、それだけでは治らないことがあります。
今はかかりつけの先生と共に、歩むことが大事でありましょう。

さちあれさちあれ。合掌

{{count}}
有り難し
おきもち

善巧方便

モカ様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

心の病には色々とございますが、例えば、鬱病の場合では、なりやすい人となりにくい人ということはあるようです。

うつ病になりやすい人・うつ病になりにくい人
http://allabout.co.jp/gm/gc/302130/

鬱になるタイプの条件とは?
http://utsuguide.jp/a00kiso/a04nariyasui.html

こんな人が危ない!うつ病の原因になりやすい性格、17タイプ
http://goodluckjapan.com/utsu_type/

もちろん、先天的な遺伝や性格因子の問題、あるいは後天的な外部・環境要因によってもケースは色々と異なってくるのではないかとは存じます。

さて、以前に下記問いにて「障がい」に関しての拙考え方を少し述べさせて頂いておりますが、心の病であろうがなかろうが、障がいであろうがなかろうが、人間誰しも皆一様に「無明・煩悩・悪業」という苦しみを生み出してしまう要因を抱えていることには変わりがないものであるかとは存じております。

問い「女なのか、男なのか。」
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/archives/1003003944.html

問題は、それぞれの心の状態のより良い変容へと向けて、どのように取り組んでいくべきかということが大切となります。

釈尊は、まさに迷い苦しみにある一人一人、それぞれの心の状態に応じて、その改善へと向けての解決方法をご教授なされました。まさに名医が病気に応じて適切な治療を施し、薬を処方する如くにでございます。

善巧方便というものでございますが、その教えがまとめられているのが仏典であり、現在ではその仏典を頼りとして、自分にあった治療法・処方箋を探すことも可能ではございます。

ただ、本当に自分に合ったものかどうか、効くのかどうかは自分では判断できないこともありますので、仏典の注釈書や後代の様々な論師・大師方による解説書等も参考にしながら、先生や法友と共に見極めていく必要もございますし、修行の実践を積んでいかなければならないこともありますので、実際においては色々と慎重さが求められるものであるかと存じております。

川口英俊 合掌

{{count}}
有り難し
おきもち

Eishun Kawaguchi
最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断...
このお坊さんを応援する

人生ままならない!そのうち、何とかなる気持ちも大事!

モカさん、他の問いも拝見しました。かなり悩みが深そうですね。
人生は四苦八苦、思うようにならない、ままならないものです。

昭和30年代の高度成長期、植木等さん(お寺出身の喜劇役者・ミュージシャン)の歌に、こんな歌詞がありました。

ゼニのないやつは 俺んとこへこい
俺もないけど 心配すんな
見ろよ青い空 白い雲
そのうち なんとかなるだろう~

お金もモノも無い時代、ただ将来の希望が満ち溢れていた時代を象徴しているうたです。

モカさんのいる今は、モノも情報も十分ですが、
「ままならない」ことへの絶望感・閉塞感が多い時代でもあります。
「心の病」が多い原因もこんな点にあるのでは?と思っています。

ただ「見ろよ青い空 白い雲」は昭和より美しいはずです。
「そのうち なんとかなるだろう~」という半ばイイ加減な気持ちを持つ事も大切ではないでしょうか?
心の病になる・ならないの境界がこの点だと思います。

少し目線を上にして、青い空をみて、なんとかなるだろぅ~、と思えないでしょうか?

質問の回答ではないかも知れませんが、アドバイスとして受け取って頂ければと思います。

{{count}}
有り難し
おきもち

石川県金沢市内の城北地区鳴和町で浄土真宗本願寺派のお寺をお預かりしておりま...
このお坊さんを応援する

「病気と向き合う・看病」問答一覧

父が倒れました。私の心の持ち方について。

父が脳梗塞で倒れました。4日目の今、あまり良くない状況です。お医者さまからは最悪な場合のことも言われましたが、とにもかくにも急性期の今は「わからない」のだそうです。 もう医療の力と父を信じるしかありません。コロナ禍の余波を引きずって、面会は制限をかけられているのと、父は不安定な状態(急性期)なので病棟へは行くことができません。毎日不安です。お医者さまからは「何かあったら連絡する」と言われており、今のところ連絡は来ていません。 母は15年前に亡くなり、父は一人暮らしでした。私は結婚していましたが離婚して、同じ市内で父とは別に住んでいますが頻繁に連絡を取り、最近は一緒に出かけたりもしていました。近々旅行も一緒に行こうと計画もしていました。 そんな矢先の病気です。 私自身、自分の気持ちに没入していき不安の海に自分から飛び込んでしまうタイプで、毎日ひとりでいると突然不安が襲ってきます。友人や職場の同僚に吐き出したりしてなんとか保っています。 父が父ではなくなった姿や、その先にあるかもしれない父の死、その後のこと、父のやりきれない気持ち、いろんなことを考えて想像して苦しくなります。父がこれから楽しみにしていたことなどが一瞬で断ち切られ、いろんなことができなくなってしまう未来が待ち構えているのかもしれないと考えるだけで、父がかわいそうだし私もそんな父を受け止められるのか不安です。 わからないことは考えず、今を生きることを大切にしないといけないのはわかっていますが、どうすればその境地に行けるのかもわかりません。  来週hasunohaさんの個別相談を申し込んでもいますが、居ても立っても居られず書いてしまいました。

有り難し有り難し 1
回答数回答 1

精神科をまた受診したいけど怖いです

文字制限のため、読みにくいかもしれません 15年以上、精神に不調を抱えています バセドウ病のせいかと思い、内科で相談したら、精神科に相談した方がいいと言われました しかし、過去に2度精神科を受診しても、特に治療はして貰えませんでした 母を通して伝えただけで、自分の言葉で伝えられなかったのが原因かもしれません 最初の所では投薬は無く、カウンセリングも、悩みを話すというよりはただ人と話す練習をするだけでした なかなか改善せず、やる気が出ないと相談すると、『ならこれ以上続けても意味が無い』というような事を言われ、やめてしまいました 次の所では、どうしたのか聞かれて全く話す事ができずにいると『以前の病院に通院すればいいのでは』と言われ、そのまま帰されてしまいました そんな事が連続したため、精神科に行くのが怖くなり、10年以上放置してしまいました 最近心理検査を受ける流れになり、異常無しで終わりになりました ですが、苦しい状態が続いているので、改めて精神科を受診したいです しかし、また何の異常も無いですと言われたら、と考えると不安です それに、心理検査で異常無しと言われた後、同じ病院で受診の予約をしていいのかどうか分かりません 母に相談したら、最初の病院で薬を出す程じゃないと言われたし、と微妙な反応をされます 普段から信頼している母ですが、精神科の受診に関しては、そこまでの事では、と言いたげで意見が食い違います あと、雑談? をするような場所に通っており、それとは別で引きこもりの相談も乗ってもらっています だからそれで十分じゃない、と母は言うのですが、やはり精神的な苦しさは解消しきれていないと思っています それに、その二ヶ所はどちらも優しく話して下さるのですが、どうも上辺で取り繕ってしまう感じで、自分の胸のうちを曝け出せている気はしません また、精神の不調をずっと抑え込んできたのを『以前より困ってなさそう』と捉えられている気がします それは違うと思っていたのですが、二件の精神科の結果と合わせて、本当に私は精神病のフリをしたいだけなのかも、と思えてきてしまいました 平気なフリをするのに慣れてしまった気がして、上手く伝えられる自信が無いです このような事を相談しても、皆さんを困らせてしまうでしょうか でも、どうしたらいいのか、私にはもう分かりません

有り難し有り難し 1
回答数回答 1

原因不明

お世話になっております。 3、4ヶ月前から不調があり、内容的にもあまり人に話せずストレスでメンタルも落ち込んできてしまっているため、 こちらで相談させていただきます。 不調の症状としては下腹部に痛みや痙攣があり、専門の病院にも行ったのですが異常はないと言われてしまいました…… ですが症状としてはとても不快で、何より仕事上一日座っていなければならないため、仕事に集中しづらくもあります。 この症状が出始めた頃にネットで色々調べ、ある病気を見て自分もそれなのではないかと酷く怯えていました。 もしかしたらそれが過度のストレスで症状を悪化させたのかもしれません…… ちなみに何かに集中していたり、友人と楽しく話したりしている時には症状は出ないのですが、 やはり気にしすぎなのでしょうか…… (頓服の精神薬を飲むと落ち着きます) 4か月前ほどに新しい職場に転職し、通勤時間が長いこともストレスの原因なのかもしれませんが、 症状がある部位が相談しづらい部位であり、病院でもあまり聞いた事のない症状との事だったのでとても不安です。 ここ最近は体のこと以外に様々なことが不安になってしまったり、 心配してくれる友人もいるのに孤独感を感じてしまっています。 このような不安な気持ち、パニックになってしまった時などに気持ちを落ち着かせたり、 前向きになれるような方法がありましたら 教えて頂きたいです。 (自分では深呼吸をしたりしています。) これが引金となり、他にも過去の事を思い出したりしてしまい毎日がとても不安で、気持ちが沈んでいることが多く辛いです…… 読みづらい文章で申し訳ございません。 よろしくお願いいたします。

有り難し有り難し 4
回答数回答 1

半年間も続く息苦しさ。助けてください。

私は30代の男です。 朝起きてから寝るまで、息の吸いづらい感じがずっと続きます。 ひどいときは横になることも、座っていることもできず、立ったまま過ごすこともあります。 血中酸素を測定しても低いわけではなく、呼吸苦という自覚症状だけがあるのです。 上記の症状がもう半年以上も続いています。 最初は身体の症状だけでしたが、病気が長引くに連れ、精神をも蝕んできました。 不安や鬱症状もでるようになりました。 病院はたくさん受診しました。 呼吸器科はもちろん、総合内科、循環器科、消化器科、耳鼻咽喉科、整形外科などをまわりましたが、 これといった原因はみつからず、 それでもあらゆる病気の可能性を疑い、薬を何十種類も試しましたが、どれも効いたものはありませんでした。 最終的には精神科に回され、抗不安薬を服用していますが、 大きな改善は見られません。 東洋医学の整体や鍼、漢方薬も試してもらいましたが、同じく改善はありませんでした。 これまでの人生で、不摂生もしておらず、こうなってしまった心当たりもありません。 幸い、妻や両親には恵まれ、 手厚く看病してもらっています。 励ましの言葉も毎日かけてくれます。 身の回りでやってほしいことは全てやってくれます。 しかし苦しいものは苦しいのです。 西洋医学、東洋医学もだめで、 最終的にここにたどりつきました。 身体を変えるのは無理かもしれませんが 、仏教においての心の持ち方を教えていただきたいのです。 仏教を学ばれたお坊様がもし私の立場になったら、どのように行動するのでしょうか。 どうか私に知恵をください。

有り難し有り難し 1
回答数回答 1

病気は私に何を伝えようとしているのか

53才女です                                                  46才を過ぎた頃から原因不明の病気が続きます                                      疾患履歴 糖尿病、脂肪肝、うつ病、 パニック障害(精神障害2級)                    46才ごろ自宅で動けなくなり入院 地元の大きな病院の脳神経外科でいろんな検査をするが原因が分からず歩けないまま自宅に帰らせられる 車椅子生活になり車の運転も出来ず仕事をやめざるを得なくなる                   その後→薬剤過敏症アナフィラキシーで二度入院 一度目は呼吸困難で意識不明になりICU入院(もう少し遅かったら死ぬところだったと先生に言われる) 二度目は自宅で突然顔が腫れ上がり呼吸が苦しくなり救急車を呼ぶ→掛かり付けの病院に入院→また先生に死ぬところだったと言われる                                   特発性大腿骨頭壊死症  難病指定、両足とも壊死 左足は2023年人工股関節置換術をうける  後遺症で大腿神経麻痺→両足とも立ったり歩いたりが困難になる→リハビリ中                  菌血症→2024年1月4日自宅で意識不明 救急搬送→40℃発熱インフルとコロナ陰性 特定個室入院(24時間観察)→翌日目を覚ます意識混濁、味覚障害、めまい、排尿困難、 左耳が聞こえなくなる 急性中耳炎で鼓膜切開 現在(2/5)も左は聞こえません             次々と病がやってきて、死にかけることが度々あるのはなぜでしょうか? なんとなく神様が私に何かを伝えようとしている気がしてなりません            悔い改めるところがあるのか、何かやらなければならないことがあるのか、他の何かなのか、私には分かりません どうか教えてください

有り難し有り難し 14
回答数回答 2

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ