回答 5
有り難し 170いきなりですが
天皇陛下をお坊さんはどう思ってますか？
仏教、仏様がヒエラルキーの頂点でらっしゃるお坊さんが
現実世界の中であるヒエラルキー的システムを造り出し疑似的に“神”の役割をしているこの天皇という存在をどのように見ているのか？
書きづらいテーマかもしれませんが率直な御自身の意見をお聞かせ下さい
ちなみに私は要らない存在だと思います。
お坊さんからの回答 5件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
仏教を招来し、保護し、育てたのは、聖徳太子さまであり、天皇家です。天皇家なくして、日本の伝統仏教は成立しません。拙派の第２代住職は、後鳥羽天皇第三皇子の善性坊になります。拙寺も成立しないことになります。天皇家は賢くも有難い存在です。天照大神を中心とする日本神道の斎主でおわしましながら、仏教を積極的に本邦に受け入れられた功績は途轍もなく大きく、その伝統文化を血脈として受け継がれる、天皇家を畏敬してやみません。浄光寺
日本国民としてお答え申し上げます。天皇陛下が存在して日の本の国が成り立っていますので、その存在がなくなると日の本の国が成り立たなくなると思います。唯一無二の存在であり、象徴があるというのは日本人としてのアイデンティティーの担保であり、血族を大事にする人類の範となると思っております。神と結びつけたのは明治維新〜戦後の国家神道時代であります。また、日本は八百万の神々がおはします国です。
仏教は天皇の居ないインドで生まれた思想ですから天皇を否定も肯定もしていません。
日本に仏教を広めたのは天皇家なので、とてもありがたい事と感謝しています。
特に、聖徳太子が仏教をよく理解し、良き国を作ろうとしていたことは尊敬しています。
ただ、明治天皇の時代から廃仏が強くなり、未だに天皇家が仏教から距離を置かれていることが少し残念であります。
もちろん当時の僧侶が堕落していた為という事もありますが。
しかし最近、浄土宗の宗祖法然上人の800年忌に際して、平成の時代になっても大師号を天皇から法然上人に授けたことなどを考えると、決して天皇家から仏教が完全に無くなったわけではないとも思えます。
仏教とはそもそも自らの心を制することです。
心を制する方法は各宗教宗派個人それぞれです。
ですから、仏教と天皇を信仰する事とは決して相反することでは無いと思います。
日本国憲法では、象徴天皇制となっています。
象徴とは、言語化みたいなものではないでしょうか。
河の水は毎秒毎秒新しい水が流れていますから、１秒後の河はさっき見た河とは別の物体です。
しかし、「○○川」という名前がついたとたん、瞬間瞬間にバラバラの現象だったのが、連続した流れとして認識されるようになります。
天皇制度があるおかげで、日本国は長い歴史のある連続した国家と認識できます。
聖徳太子が政治を動かしていた時代も日本、平清盛が統治していたときも、徳川将軍のときも、自民党政権のときも、みんな天皇のもとに連続した「日本国」だったのです。
一方、たとえば、「中国四千年の歴史」なんて言うのは嘘っぱちです。
中華人民共和国なんて、つい最近できた国です。
中国政府は「古来から南シナ海はわが国のものだった」とか言ってますが、その「わが国」はそんな昔にはなかったのです。
回答ありがとうございました。
＞神と結びつけたのは明治維新〜戦後の国家神道時代であります
そうですか
ただ現代マスコミでは“神”のような扱いをしますので
？？
のような思いと疑問が残ります
回答ありがとうございました。
浄光寺
三浦康昭様
詳しい歴史解説ありがとうございました。
圓常寺
聖章様
ありがとうございました。
願誉浄史様
回答ありがとうございました
連続性が歴史を産みアイデンティティーになる
勉強になりました
ただ坊さんにもネット右翼がいるのだな、という事もまたさらなる勉強になりました
ありがとうございました。
