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子どもの死から前向きに生きるには

回答数回答 2
有り難し有り難し 70

子どもが事故死しました。軽い障害がありました。
私の不注意のせいです。
子どもの障害のことで、自分がうつになった事に気づきませんでした。家族も気づいてくれませんでした。
子どもの死後、私が自殺し失敗して病院に運ばれて、うつに気づきました。

毎日、色々な後悔と悲しみばかりです。
他に何かしても、朝から寝るまで子どもの事や後悔と悲しみばかりが頭に浮かんできます。
今も、うつで通院しており薬も飲んでいますが、変わりません。

亡くなった子の事を忘れたら良くなるのかと考えましたが、どんどん悲しみが増えてしまいました。
どうしたら前向きに生活できるでしょうか。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

そこにわたくしがなきことを知る

これは私個人の考え方です。
今もこの考えは変わりません。(考えというより仏法です)
わたしのものはこの世にはありません。
私にも子供がありますが、DNA的には私の子供であっても私の体の一部のような所有物、所有存在ではありません。わたしのものはない。
子供は子供の命。
まず、ここを冷静に悟る。
そこで、あなたが親の管理責任として不注意があり事故死されてしまった。
とはいえ、それもあなたが直接手を下したわけではありません。
あなたの苦しみは、あなた自身があなたを責めていること。
その責める行為があなたを、うつ状態、無限自己責めループ、思考の汚泥から抜け出させないようにしている真犯人です。
誰かのせいにしてもいい。でも、誰かのせいにしても変わらない事実が続く。
やがて、我々も死んでいく。
いずれ死んでいくにせよ、今日も新たな24時間が誰にでも平等にある。
その使い方は、どうか。
私があなたの子供だったら、ママ!いつまでクヨクヨしているの!と叱る。
自分に酔っているだけだ、といいます。
アドラー心理学でも言われるように、それはあなたが選択している『陶酔』です。
そこにとどまることをあなたが選択しているのです。
その選択は変えられます。
あなたが、今日からその陶酔をやめること。
自分が「うつ」であるという「のれん」もおろすこと。
私の友人は鬱と診断されましたが、医者を打ち負かす勢いで自分の心に打ち克ちました。
人間、誰でも多かれ少なかれ悲惨な目にはあっているもの。
私自身も死のうかとどん底でした。でも、そこにとどまってはいけません。
真剣に自分を変えてやると奮起する!
その活動源を菩提心といいます。
悩み苦しみに導く考えはどんな高尚な哲学であろうが悪い考えであり正覚ではありません。
自分を苦しみから救う教えをどんどん求めることです。
あなたの命とて、あなたのものではありません。
だからこそ、固定的に自分を縛らずに、どんどん大きな世界に目覚めて苦しみから解き放たれてください。お子様はすでにやすらいの世界にいます。
お子様がすでにやすらいの世界にあるのですから、あなたも今しっかり生き、目の前で流れている大きな生命の川を感じて、この大きな法界、法海、法の川に身を任せて❝共に❞この世という❝一處❞なる世界で内なるお子様に日々やすらかに会うことです。

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有り難し
おきもち

子供は亡くなっても、いつも浄土であなたを見守っています。

白ぞうさん、こんにちは。

大切な我が子を、事故でなくされたのですね。
何回か、子供の事故のご葬儀をしましたが、私が泣いてしまい読経を読むことができなかったことがあります。
また私の信者さんで、5歳の子供をなくされ夫婦共々悲しみを乗り越えることができず忘れるために三重に引越しをされて、私が三回忌供養のご縁で知り合ったご夫婦があります。その方は今もお骨はご自宅にあります。三回忌の供養の後、すぐ双子ができ、長男の生まれ変わりだと思って悲しみを乗り越え、昨年7回忌を終えました。

生きるということは難しいことです。けしてあなたの不注意だけではありません。息子さんの運命として受け入れるしかありません。ただし、障碍の息子さんも生まれたからには、たとえ人生は短かったとしても、この世のお役があったのです。それはお母さんを幸せにすることです。自分がなくなったことでお母さんが仏さまの教えに目覚めて、幸せな生活を歩むならば、息子さんは素晴らしいこの世の結果を残したことになります。だから、水子和讃には、小さな子供であっても、親の幸せのために、石を積み上げ仏塔を作り、お地蔵さんと共に母の幸せを祈っているはずです。

その母親であるあなたが息子の不幸に苦しんで病気になり、自殺までしてしまったら、幼き息子さんはどう思うでしょうか。心配で心配でお母さんのことを見守っているはずです。そして一所懸命お地蔵さんと共に母のために石を積んでいることでしょう。

白ぞうさん、息子のことを思うなら今を幸せに生きるために辛くとも一所懸命、人生を歩んでください。それが愛する息子さんが霊界で願っていることなのです。あなたが悲しめば息子さんも悲しみます。
どうしても辛くなったらお寺にいって追善供養してあげてください。そしてあなた自身がたくさんお経を読んであげてください。葬儀をしてくれた菩提寺さんやお寺さんでもいいし、お寺のご縁がなければいつでも私のお寺にお越しください。一緒にお子さんの供養をしましょう。合掌

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おきもち

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質問者からのお礼

丹下 覚元様

ありがとうございました。弱い自分に改めて気付かされました。自分に酔っているとか、無限自己責めループとか、まさにその通りです。自分が変わらないといけませんね、まだ時間はかかりそうですが、少しずつがんばっていきたいと思います。
ありがとうございました。

染川 智勇様

温かいお言葉ありがとうございました。
悲しんでばかりだと、子どもが心配していること、ただ自分が悲しいだけで子どものことまで考えられませんでした。
まだまだ辛いですが、時々お言葉を読み返しながら、がんばっていきたいと思います。
ありがとうございました。

「前向きに生きたい・前に進みたい」問答一覧

もう若くないが、焦らず、確実に前進したい

お世話になります。 もう若くないが目標のある人間が、焦らず・しかし怠けず前進するにはどのような心持でいればいいか、アドバイスいただきたく、投稿いたしました。 私は30代半ばで文学研究を目指して大学院に入り、3年前に修士号を取りました。教授たちには、まだ40前だし、ぜひ海外の大学で博士号を取り、大学教員を目指すといいですよ、と激励いただいていました。私としても、アカデミックな環境は自分に合っていると感じたので、夢を膨らませていたのですが、ちょうどコロナ禍が重なってしまい、海外渡航などができない状態で留学のことなど考えられなかったのと、オンライン授業を受けながら、自宅で孤独に修士論文を執筆していたのでクタクタになっていました。何より、自分にとって大切だと思う研究テーマがそのときはまだ見えていなかったので、とりあえずはいったん働くことにし、今は色々な大学で非常勤講師をして稼ぎながら、勉強を続け、時々学会で研究発表をしたり、論文を書いたり、という生活をしています。 非常勤の仕事は、色々大変なこともあるのですが、この選択は良かったようで、学生たちとコミュニケーションを取りながら動き回る生活の中で、頭が柔らかくなって、いろんなことに興味が広がり、自分の考えたい研究テーマは何か、ということがようやく見えてきたところです。あとちょっと頑張って、海外で博士課程に進みたいと、素直に思うようになりました。 しかし、もう来年で40になりますので、非常勤をやりながら勉強をするのは、体力・気力的に結構厳しいものがあります。また、他の非常勤の先生から、「え、今から留学するの?今海外で暮らすのって大変だよ?」みたいに脅される(?)と、ビビります。また、両親が年老いていくのを見たり、私には、ずっと働いてない兄がいるのですが、その兄の姿を見ると、自分のしていることは、これで良いのだろうか、と思うことがあります。 時々、本当に疲れたときに、「このまま非常勤で気楽に暮らせばいいじゃん」みたいに自分でも思うことがあるのですが、今の状態がずっと続くのは嫌なのです。あともう一歩、進んで新しい世界を見たいのです。しかし、焦るとろくなことがないので、焦らず、しかし確実に(できればあまり疲れず)目標に向かって進んでいくためには、どんな気持ちでいたらいいでしょうか。ぜひアドバイスいただけると光栄です。

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前に進みたい

はじめまして 私は、1年半前に職場のお客さんに誘われて起業し、そして、閉業した経緯があります。閉業に関して後悔し、苦しい毎日と前に進みたいと言う思いでいっぱいです。 起業は、初めてのことでしたので不安と心配だらけでした。無事に開業まで辿り着き、この1年間運営しておりました。 私が代表となり誘ってきた人はオーナーと言う立場でした。 開業から半年過ぎた辺りから違和感に気付き会社は閉じてしまいました。 違和感と言うのは、 オーナーが言うことは絶対と言うこと、 ミーティングで、私は人格否定されたり、ただただ“言うことを聞け“と罵倒されていたこと。家族や友人などと疎遠にさせられたこと、そして、売上金の7〜8割はオーナーがその場で持って行ってしまう状況だったこと、オーナーの言っていることに事実とは違うことがあったことなど、 そして、 会社の運営費は全て私が出し、生活費の収入もない月が続きました。 総合的に考えて、この先、安定収入を得たとしても出費の方が多いことに気が付き会社を閉じて、オーナーと離れることを決めました。 会社を閉じた時点で、オーナーは電話に出なくなりました。 そして、その人が支払う分の費用を私が支払うこととなってしまいました。 起業したことは、私にとって多くの学びの場となったのは確かです。 そして、 普通では経験できない事を経験させて頂いたことに感謝をしています。 ただ、 酷い裏切りで心が傷つきました。 それ以上に、 起業と言うもう二度とできないであろうと言うチャンスをこの様な形で始め終わらせてしまったこと、 一生懸命立ち上げた自分の会社を閉じてしまったことに対して後悔をしています。 閉業は、心の余裕が出てから判断すれば良かったと本当に後悔しています。 この先、気持ちをどう切り替えていけばいいかわかりません。 今は、会社が無いと言う現実と向き合えません。毎日、悲しくて悔しくて、どうしてこんなことになってしまったのかと思うばかりです。 どうしたらこの苦しみから解放され前に進めますか。 よろしくお願いします。

有り難し有り難し 18
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前向きに生きたい

以前にも質問させて頂きました。 一度は、心を切替えたくて退会したものの考えが頭から離れず再び質問させて頂きました。 私は介護職をしています。 私は過去に悪い事ばかりしてきてしまいました。 その中でも、仕事の事故報告書を書かなかったり都合よく書いてしまった事が複数回ありました。当時は皆も見て見ぬふりしてるから良いのかな、書くのが面倒、報告が怖い等の対応をしていました。 その中でも2年程前、薬を落としてしまった時も怒られるのが怖くて、確認もせずに見つけた物だけを内服させてしまいました。ご利用者様も気づいていたようでした。 自分を守る事しか考えておらず、相手の事を考えていない行動をしてしまいました。パニックになって間違えた選択をしていました。その時の感情で動いてしまいました。後々、自分の軽率な行動に気づいても手遅れでした。正直に話さなかった事に後悔しています。あまりよくない環境のせいにしていたんだと気づきました。本当は、自分の弱さだったのです。環境が辛くても本当の事を言うべきでした。判断を誤ってしまいました。 今、私は転職してしまい元同僚によると利用者様は数ヶ月前に病気で亡くなったとの事でした。 私がちゃんと報告しないで見つけた薬だけを確認せずに内服させてしまったから亡くなったのではないかと後悔が止まりません。命に関わる大事な物だと気づく事ができませんでした。あの時、しっかりと考えて行動していたらと申し訳なく思います。 前回もお聞きしたところ、ご丁寧にお答え頂きました。ありがとうございました。現在は、子供が産まれ子育てを行っています。 しかし、記憶も前の話で何錠なくしたか誰だったか曖昧になってしまいました。 出産中も出産後も、私が利用者様の命を縮めてしまったのでは殺人者なのではと不安です。あの薬を飲んでいたら、病気が進行していなかったのでは予防できていたのでは長生きしていたのでは‥と。 しかし、証拠無いも家族からの訴えも無い以上どうしようもありません。 出産後には、不安感から死にたくなってしまい入院してしまいました。 罪悪感が常に襲ってきて毎日を楽しく過ごせず、子育てにもよくありません。 変えたい気持ちはあるのですが、どうしたらいいですか?このような人間が普通に毎日を送って良いのかと考えます。 お忙しいところ申し訳ありませんが、アドバイスを宜しくお願い致します。

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前向きに生きたい

小さい頃から目標としていた夢が、絶対に叶わないことが確定してしまいました。 ひとえに、自分の努力不足による結果ですが、後悔の気持ちを抱かずにいられません。 何故もっと努力できなかったのか、あの時もっとこうしていれば良かったのではないかと、ずっと考えてしまいます。それだけではなく、愚かなことに、周りの環境や人のせいで夢を叶えることができなかったんだ!と、何かと理由をつけて他方面への恨み辛みを覚えてしまったりすることもあります。 夢が叶えられないことの悲しみや、何故もっと努力しなかったのかという後悔、自分のせいで夢が叶わなかったのに、それを周りのせいにせずにはいられない自分の弱さや醜さなどのことについてずっと考えてしまいます。 この先、ずっとこれらの感情にとらわれたまま生きていかないといけないのでしょうか。自分の努力不足が招いた結果として、この苦しい感情を抱えたまま生きることを受け入れないといけないのでしょうか。 出来るのであれば、夢が叶わないながらも、それはそれで別の人生があると受け入れ、目の前のことを一生懸命頑張って、前向きに生きていけるようになりたいです。どうすれば良いでしょうか。

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