hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

息子の供養と義理母

回答数回答 1
有り難し有り難し 12

3回の流産、不妊治療、不育症治療4年でやっと授かった赤ちゃんに10万人に1人と言われる脳の病気が見つかりました。
どんどん頭が大きくなり、最後は子宮から出ない可能性が高い。
早めに出産をしても両方の脳を取らないといけないし、脳を取っても薬も効かない痙攣が続き、植物人間になると言われました。

すでに妊娠6ヶ月、どうしても信じられずセカンドオピニオンを2回受けましたが、全ての病院で同じ診断でした。

どうしても中期中絶と言うのが嫌だったので、中絶という気持ちより、出産と言う形で人工的に赤ちゃんを出産しました。
赤ちゃんは生きれないので亡くなりました。

先生には事前に「赤ちゃんを抱っこしたい」「家に連れて帰りたい」と念願し、3日間の子宮拡張処置、3日間の陣痛の末、赤ちゃんを傷つけることなく出産しました。
出産した息子は可愛くて可愛くて何回も大事な子だと、愛していると泣き叫び伝えました。

しかし、出産直前に義理母が私達夫婦に対して赤ちゃんの供養についての口出しをしてきました。

義理母があまりにも信仰心が強すぎるのですが、お寺や神社ではなく、よく分からない大阪の「見える人」の意見を信用しています。

そのよく見える人は「先祖供養の方法が間違っている」「先祖供養の前に赤ちゃんを3年間墓に入れてはいけない」「赤ちゃんの仏壇を用意してはいけない」と言ったそうで、供養は本家から世話になっている家の墓が有るお寺ではない、宗派が違う知り合いのお寺で行い、お骨も3年間預かってもらいなさい。と言いました。
(その「見える人」と言うのは義理母が通うマッサージの女性が霊能力が強いからと紹介した人らしいです)

生まれた赤ちゃんを見て、流石の義理母も涙をし、義理父の申し出により、実家の墓で私たち夫婦の墓が出来るまでお骨を預かって貰えることになりました。また、家族だけでお葬式もしました。

母は信用していますが、見える人とは何なのでしょうか?

仏さまは私に何をしたかったのでしょうか。
毎日生きる希望も無く、息子のお骨を抱き泣くしかありません。
望んでいるのに、愛おしいのに、どうしてこんなめに合わないといけないのでしょうか。
もし不幸を与えるなら私にだけでいいのに。出来るなら息子のそばに行きたいです。

また、義理母に対して一気に冷めました。義理母にはどう接したらよいでしょうか。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

私としては

お悔やみ申し上げます。
合掌
南無阿弥陀仏

さぞお辛いことでしょう。
返す言葉が見つかりません。
どうか今はあなたの心身をご自愛ください。

宗教宗派により死についての考え方は様々です。
私は阿弥陀仏を信仰し、極楽浄土を信じていますので、その教義から言わせてください。

人は命が尽きると阿弥陀仏によって極楽浄土に連れて行って貰うのです。
あなたの子供達も極楽浄土に生まれているのです。
そこで、たくさんのご先祖様達によって暖かく抱かれていることと思います。
ですから子供達は寂しくありません。
また子供達はあなたを恨んではいませんよ。
あなたが産んでくれたおかげで、命を宿してくれたおかげで、今極楽浄土に生まれることができたのですから。
どうか安心してください。
いつかあなたが極楽浄土に行けば、またそこで再会できるのです。
そのことを忘れずにいてください。

私は見えない人なので、見える人の言われる意味が分かりません。
お子さんの遺骨を墓ではなくご自宅に置いて供養している人も多いですよ。
ですが義母と喧嘩しても何も得しないので、適度に妥協点を見つけてみましょう。
義母も悪気があるわけではないでしょう。
許してあげてください。
お釈迦様の重要な教えの一つが、他人の過ちを許すことなのですから。

極楽浄土から見守っているお子さん達のためにも、どうか元気を取り戻してくださいね。

{{count}}
有り難し
おきもち

私は浄土宗の坊さんです。 少しでも何か参考になればと思って回答しています...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

聖章さま
有難うございます
そうですね、心も体もボロボロなので、今は息子の事だけを考えて過ごしたいです
義理母は昨日も「見える人」に私を会わせたいと言いました
でも、断りました
もう疲れました
息子に会いたいです

「供養全般」問答一覧

深い懺悔と感謝

いつもありがとうございます。三月の桃の節句も過ぎ、お彼岸が近づいてきました。hasunohaの皆様におかれましては日々、健やかにお過ごしのことと思います。 一時期、私は人生をひっくり返すほどの思いに駆られたこともありました。今年のバレンタインを過ぎた頃から、今は家族のありがたみを強く感じるようになり、毎日思いやりに支えられ、相変わらず週7日休み無しで外での仕事に励んでいる今日この頃です。 毎日が平和で穏やかな落ち着いた空気、他愛もなく些細なことの積み重ねですが、それらすべてが本当に、職場も家庭も、そして治療院にも、良い人たちにご縁があったこと、ひとつひとつに感謝です。これからも日々の幸せを大切に育んでいくことが、ご先祖様への恩返しにも繋がる明るい人生への道標なのかなと有難く思います。 お世話になった治療家の先生に、しばらくお休みすることを伝えました。その節は本当に、この上なく尽くしてくれたことに深謝の限りです。つい先生の優しさに甘えてしまい、助けたい側と助けられる側の引き合う力がぐいぐい強くなりすぎてしまった節がありました。徐々に私の感情が不安定になり、体調も崩れてしまい、元の近所に戻しました。いろんな人に打ち明けた昨年から年末年始と引き換えに、この春先は自分自身とひとりで向き合う修正が必要になったこと…あらためて自己成長へと繋げる良いきっかけになりました。 今でも毎日、先生のことが心に浮かんできます。それだけ特別な存在であることには変わりありません。頂いた思い出、温かい言葉の数々が、前向きに仕事に取り組む原動力となってくれます。2月といえば、確定申告に自動車免許の更新の時期。両方ともクリアでき、特に下がると思っていた年収が微々たる上昇していました。驚きを隠せず、念願の学びのための貯金も着実に増えていること、とても有り難く思います。 他の先生からみても親しくなりすぎた故に、遠慮もなくなり、お互い言いたい放題で喧嘩状態にもなりました。本音を明かした(ぶつけ合った)ことは、それだけ相手を強く思うからでもあり、アンビバレントそのものでした。ひと月近く、間を空けた今、直筆の手紙で、お詫びとお礼、そして相手の未来の幸せを願う想いを伝えたいです。 共に成長しあえる良い関係でいられるよう、しっかりとした自分となるために、アドバイスいただけましたら幸いです。

有り難し有り難し 5
回答数回答 1

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ