2023/04/23仏教はその目的の実践以外何もない(1)
「仏教の目的」とは「輪廻転生からの解脱」ですが、阿含経によれば、それだけと言う大変厳しい教えです。
従って、この説教は釈尊の予言通り、没後500年で滅亡したようです。
自己否定の説教では誰も就いていけなかったのでしょう。
現代の仏教は四苦ではなく多くは「老病死」の三苦となっていますが、滅亡した仏教では「生」が最大の問題です。
以下順を追って経典を眺めて見ます。
阿含経典 縁 (南伝 相応部経典 12.20. 縁 )
前略
「比丘たちよ、縁起とはなんであろうか。生によって老死がある、という。このことは如来が世に出ようとも、また出まいとも、定まっているものである。」(以下略)
(私見)
ここで「縁起」とは「生老病死」の四苦を言い、しかもそれは仏教とは関係のない、自然の摂理であると断定しています。
自然の摂理ですから、仏教はそれを救うことは出来ないと言う意味に取れます。
生まれたら苦しみを逃れるにはひたすら死を待つだけです。死ねば四苦から解放されます。
死後が無ければ、それですべて解決しますが、身体(色)は死んでも心(受想行識)は同時には死なないようです。身体は構造が複雑ですから故障しがちですが、心はその構造もわからず、臨死体験から想像すると多分空気のように軽いでしょうから、死ぬ要素が無いのでしょう。だから仏教では「死」を死と言わず「往生」と言っています。
従って仏教の救いは死後にあると言いうことになりますが、四苦が無いですから、仏教の出番は無い筈です。
多分前世に残った欲の記憶が、再び生へのあこがれになるのでないかと思います。
これは人間に限らずすべての動物に共通の営みでしょう。
これ等を生前に理解して実践し、再び出生しないよう救うのが滅亡した仏教です。
有り難し 10
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