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供養について

今年父の姉、伯母がなくなりました。 その伯母は生涯独身、わが道を進むというタイプで父のたった一人の姉であるにもかかわらずほぼ家族としての付き合いはありませんでした。 父はごくたまに(家族に隠れて)住まいを訪れたりしていたようです。 ですが家族は伯母の住まいや電話番号などを知らなかったため、父と母が亡くなったときも知らせることが出来ず葬儀などに参加していません。 今年突然伯母が亡くなったということを住まいにしていたところであろう区役所から我が家へ電話がありました。 なぜ我が家のことがわかったのかはわかりません。 役所からは「○○さんのご親族の方ですね」と言われただけです。 姪であることには違いないので違うとも言えず伯母の最期の送り出しをすることになりました。 焼き場へ直行、遺骨を拾ったのみで戒名をつけていただくとかお坊さんのお経などはまったくありません。 四十九日まで我が家で毎日お線香は上げていました(我が家には仏壇はありません。影膳のようなものです)。 四十九日後、焼き場で葬儀社の方から「お墓があるのであればいれてさしあげればいいのでは」といわれたこともあり、確かに実家にはお墓がありますし伯母の両親、弟である父も入っているので、一心寺のお骨仏にしてもらおうかと思っていましたがお墓に入れてあげようと思いました。 いけないことなんでしょうがお墓には勝手に納めてしまいました。 実家は浄土真宗でしたが伯母は信心していたかどうかわかりません。 今年の春に亡くなったのですが、今になってお経のひとつくらい上げてあげたいなと思うようになりました。 伯母の遺品から西国巡りが好きだったんだろうなと思えるような御朱印帳や衣装・袈裟?などがたくさん出てきました。 三十三ヶ所のお寺のHPを見ているとお彼岸時に先祖供養等法要を催される寺院がありました。 実家が信心していた宗教とは違うしお墓も法名も無い、檀家でもないお寺に供養をお願いはできませんか? 両親は法名もあり過去帳にもご先祖さまと一緒に記帳してありますし法要もきちんとやっていますが、伯母のことをどう考えればいいのか悩んでいます。

有り難し有り難し 16
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2024/02/27

先祖供養について

お世話になっております。 種々の僧侶様が、先祖供養の重要性を説いていらっしゃいます。 「布施」の概念だったり、施餓鬼における「回向」の概念だったり、先祖による「守護」の概念だったり、「滅罪生善」の概念だったり…。 素晴らしいと思います。 祈願が叶わないときには、まずは回向をと言われる方もいらっしゃいます。 それほどまでに供養・回向というものは仏教にとって重要な概念かと思います。 私自身もお寺に供養をお願いしたり、施餓鬼を申し込んだりしております。 ですがその際、少し疑問が生じるのです。 ①「●●家先祖代々の霊位」だけで仏さまに通じるのか?同姓同名がたくさんいるなかで、どこの「●●家」なのか特定する必要はないのか?というものです。 ここには、一応「自身の思いがあれば特定はそれでよい。仏さまはわかってくれる。」と解釈していますが、それでよいのでしょうか。 ②もう1点、上記①がそれでよいとすると、専ら供養の本質は「供養したい」という施主の主観によるものになると思いますが、そうすると、世間を騒がせている霊感商法まがいの「壺を買って先祖供養」などのものも、施主が「供養したい」という思いから出ているため、実際に功徳は生じ、回向されるものなのでしょうか? (もちろん、この結論とは別に、社会悪として霊感商法は駆逐されるべきですが。) 法外な値段をとるかどうか、供養の動機付けが恐怖心に漬け込むものなのかどうかは別として、霊感商法もお寺での供養も「施主の思いをかたちにする」という意味では変わりはないのではないかとも考えてしまいます。 これに関しては、お寺では「如法」という確立した方法論があるという結論になるのでしょうか。 決して先祖供養を否定するつもりはないのですが、どうもそのところが腑に落ちません。

有り難し有り難し 6
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