2023/06/09般若心経(1)
今更ですが、仏教の体系が「真理」として「般若経」、「真実」として「般若心経」、論理として「阿含経」でまとまっていると考えていますので、今度は「般若心経」の解釈を試みたいと思います。
「観自在菩薩」とは釈尊が如来になる前の尊称であると思います。
次の「行深般若波羅蜜多時」が菩薩が如来になった瞬間と考えられます。
「照見五蘊皆空 度一切苦厄」 がこの般若心経の結論です。即ち「空(正確には空性)」を発見して、悟りを開いたのです。
「舎利子 色不異空、空不異色、色即是空、空即是色」が第一のキーフレーズです。
「般若経」は「色即是空」だけですが、それは「真理」であって「色即是空、空即是色」が真実です。
色即是空の「空」が真実であれば、空即是色の「色」も真実です。しかし「空」と「色」は別物ですからこの「即是」は定性的な即是で、「物体」は総て「空」の集合体であるという意味です。
定量的にはそこに「縁起」が加わって「色」=「縁起」X「空」、「空」=「縁起」X「色」となります。
「色」は五蘊の中の身体です。身体はこの世限りの命ですから、科学の真実と一致するはずです。アインシュタインはe=mc^2の公式を発表し、広島、長崎の実験でこの公式が真実と確定されたのです。
e(空)=m(色)Xc^2(縁起)と対応します。
「受想行識亦復如是」
「受想行識」は通常総括して「心」と訳されてます。心も「空」で出来ているのです。
有り難し 7
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