パートナーと出会いたい、家庭をもちたい、子どもを授かりたいと望むのは自然な感情と思いますが
子どもを「作るもの」と考えるのはエゴだと思います。
それは
「私たちみんな、必ず命を終える」
「永久に続くものは、この世になにひとつない」
ということです。
いまこうしている瞬間も、私の心と体、それを取り巻くさまざまなもの全てが、刻...
ミャンマーのお坊様が唱える祝福の言葉の一つです。
「ルーピッヂョー ナッバーゼ」
「人間に生まれた甲斐がありますように」
過去世からの善業により、今こうしてこの環境に人間に生まれた甲斐...
不安に押しつぶされそうになるお気持ちを、読ませていただきました。
親は決して当事者になることはできません。
この先出会うであろう困難を代わってあげることはできません。
彼女の人生の主役...
継続に必要なのは鋼の意思ではなく、仕組み作り。
大きな努力よりも、小さな習慣づけです。
どのような方法でダイエットに取り組んでいらっしゃるのか?栄養、代謝に関する知識は十分なのか?失礼な...
心のコップに濁った水があふれている場合、新しい水は入っていきません。
一度、コップを空にして差し上げましょう。
お母さまはやりきれない思いを吐き出そうとしていらっしゃる。不安。辛さ。怒り...
まず、ノーアイロンでシワにならないこと!袖口と足首とウエストがゴム式であること、ズボンと上着裏にポケットがついていること。洗濯機で毎日ガンガン洗える丈夫さを持ち、乾きやすい、汚れにくい。ついでに...
11世紀にスリランカで書かれた「アビダンマッタサンガハ」という仏教書があります。そのなかで、生命の始まりについて「1週目はカララ(浄水)、2週目に泡になり、3週目に柔らかい肉片になり、4週目に卵...
こんにちは。ご質問を読んで、いち消費者として少し寂しく感じました。販売職の方なのに「お客さま」という言葉が出てこなかったので。
成長、改善、スキルアップ。そもそも何のため?誰のためでしょう...
こんにちは。あんまり難しく考えなくて大丈夫ですよ。
塩瀬=通年
絽=夏のみ(6月1日~9月30日頃)
法衣屋さんで扱ってるのも、だいたいこの2種類くらいです。
素材によりピン...
命が、生きようとするはたらきのままに生き続けているからです。
年齢を問わず。状態を問わず。たとえ無意識下であっても、です。
あるお医者さんの本で読んだ話です。
長期療養や終末期の患者さ...
「輪廻(りんねsaṃsāra)」という言葉は、「有情(うじょうsatta)」が生死を繰り返すこと、転生することを言います。
有情とは心を有するもの、生き物を指します。物質は有情ではありません。...
インドのある村同士で縁談がありました。
花嫁を迎える前日、新郎側は占い師に吉凶を占ってもらいました。結果は「大凶」。これはとんでもないと、結婚式を勝手に延期することにしました。翌日花婿が迎えに...
美しく装うことは女性の大きな楽しみです。
六方礼経(ろっぽうらいきょう)には「夫が妻になすべき務め」の最後に「アクセサリーをプレゼントしなさい」と明記されているくらいです。
懸念され...
朝夕は外食、お昼はお弁当ですか。一日のうち、家族で食卓を囲む時間が一度もないのですね。お仕事多忙なのでしょうが、孤食はどうしても早食いに、外食は栄養バランスが悪くなってしまいます。なにより、ご夫...
後悔の気持ちを、仏教では悪作(あくさ)と呼びます。
(1)過去になした悪いことを「あんなことするんじゃなかった」と憂う
(2)過去にできなかった良いことを「ああすればよかった」と悔いる
...
ご自分のことを、よく客観的に正直に観察されましたね。そうです。人間の本質を突き詰めてみれば、醜いところだらけです。「私さえよければ」という、あさましい、恐ろしい、愚かな姿が浮き上がってきます。
...
私も電話は好きではなく、メールでやりとりしたい派です。用件が明確な時はいいのですが、おしゃべりを楽しむための電話は苦痛です。「この会話いつ終わるんだろう?」激しく共感いたします。
ところで...
彼に打ち勝つ方法を考えるより「何故それほどまで、彼に負けたくないと思うのか」について考えてみませんか。その人を相手にするとスイッチが入ってしまう理由。コンプレックスが刺激される謎。
ご自分の中...
その昔、天人たちの会議で、こんな議題が出ました。
「私たちはみな、幸福に生きたいと願っているにも関わらず、不幸に苛まれています。何故でしょう?幸福に生きる方法を知らないからです!それでは、みん...
『ある森で山火事がありました。
動物たちは一斉に逃げ出しましたが、カメだけはヘビのことが気になって留まります。「ヘビは足がないから大変だ。きっと逃げられない。どうするんだろう」そのうち煙が回り...
「親に隠れて何かする」はい、至極健全なことです。
ちょっと危ない冒険も、ドキドキの恋も背伸びも、みんな親に内緒でしてみることでしょう。バレバレの嘘や言い訳、人に言えない失敗談も含めて、立派な成...
昔観た映画の話です。
酔っぱらいがケンカの末、ガラスを叩き割り大怪我します。周りは早く止血しなければと焦るのですが、本人は怒り狂って大暴れ。「バッキャロー、てめえら、ぶっ殺すぞ!」手が付けられ...
仏教のある時代に人間として生まれてきただけで、すごいことです。
十分に悟れる可能性があります。
経典では奴隷の少女、瀕死の老人、盗賊…さまざまな人がお釈迦さまの詩を一節聞いたくらいでワン...
悩んで迷って当たり前ですよ。だって、お母さんだもの。
私の長男も3歳で急性脳症になりました。入院生活、辛かったです。
障害を持つこと、イコール、不幸じゃない。そう自分に言い聞かせながらも...
子供のころから、墓地を散策するのが好きでした。
確かにいのちがここに生まれ、一所懸命に生きた。それを大切に葬り、供養する人がいる。
その営みを感じることが好きだったからです。
火葬場や...
私は幼いころから宗教職に憧れる「変わった子」でした。奇人扱いで面白がられたり驚かれるのはむしろ快感でした(笑)
まなさんは「他人からおかしいと思われるのはいやだ」「笑われるのはいやだ」「け...
A. 強盗がナイフで人を刺して殺しました。
B. 医者が手術をし人命を救おうとしましたが、失敗し患者は亡くなりました。
どちらも刃物で他人を傷つけて死に至らしめたのは同じです。
が、受...
仏像やお札には祀り方の作法があります。
「何を用意し、どのように供養すればよいですか」と問われれば、私たち宗教者は意義や作法を説明しアドバイスすることができるでしょう。
ただ、それを受けて最...
世の中のどんな技能であれ、お祈り・お願いで身に付くものは何ひとつありません。
仮に「霊が見える」「他人の心が読める」能力を獲得されたとしても、そのスキルがあなたのお苦しみを和らげるとは、私...
世の中には「信じなさい、そうすれば救われる」「信じなければ地獄に落ちる」と煽る宗教もあります。しかしお釈迦さまは、こうおっしゃいました。
「私の言葉を信じるな」。
伝統だからと信じる...
まずお尋ねします。仏教の修行をしたい、僧侶になりたいというのは、息子さん本人のご意思ですか?であれば、答えは簡単です。
「放っておいてください。手助けは必要ありません」。
本気でやりたい...
「彼らは過去を嘆かない 未来を願うこともない
ただ現在に生きている そのため皮膚が輝いている。
未来を願うことにより 過去を嘆くことにより
愚かな人は干からびる 刈られた緑の葦のように」。...
「ただそしられるだけの人、あるいはただ褒められるだけの人は、過去にもいなかったし、未来にもいないだろう。現在にもいない」(法句経228)
あるときお釈迦さまと弟子たちが長い旅をしていると、...
明日火葬とのことで、急ぎお返事いたします。
「火葬場に駆けつけた方が良いのでしょうか」という文章からよく分からなかったのですが、弟さんからは「もし参列できるなら来てほしい」というニュアンス...
まず、ゆかさんによって「非常識」で「腹立たしい」行為は、弟さんたちにとって「普通」で「当然」の行為なのです。ですから正面から意見しても反発を招くだけでしょう。
ゆかさんにとってのゴールは、...
質問:家族の非常識な行動にこれ以上どうすることも出来ずにいます。
「現世利益を導く法」。お釈迦さまがかつてディーガジャーヌという男性信者に乞われ、説いた4ヶ条です。
(1)努力を惜しまないこと。(起策具足)
(2)得た財産や評判をしっかり守ること。(守護具...
まず「慢māna」(conceit)の特相は「自分だけが尊いと驕る」法を指します。
慢には「自分や他人の能力を評価し比較する」ことが不可欠で、単純に「俺はすごいぞ!」という慢から、「あの人は偉...
信香さまはお寺の一人娘さんでいらっしゃるのですね。
それでは、この問題は突如生じたわけではなく「お寺を継ぐつもりはあるの?」「将来このお寺はどうなるの?」という展望やお話し合いが、進学・就...
一休宗純師は臨終に際し「死にとうない」と呟いたそうです。
命あるものはみんな、死が怖いのです。死にたくないのです。
(完全な悟りを開いた阿羅漢者と、強力すぎる我見を持つ生命は例外です)
...
少し誤解があるようなので…。
托鉢は「人を近づけないようにするための修行」ではありません。
その逆で「多くの人が功徳を積むチャンスを作る」ためのものです。
僧侶を意味する言葉「比丘(び...
ミャンマーで瞑想していた時、思うように修行が進まず自己嫌悪に苛まれた私に、先輩が教えてくれたおまじないの言葉です。
「私は、私を、許します」。
ネガティブな感情の渦に押しつぶされそうにな...
「隠者、遁世者、世捨て人」の定義が曖昧なので、仮に「出家者」と「ニート」の違いで説明させてください。
仏教が生まれる以前から、インドでは「出家」はポピュラーなことでした。
出家pabba...
たとえロウや芯が尽きても、足してサポートしてあげればまだ灯り続ける命の火なら、私は消しません。
生きる可能性のあるいのちに対して、できることを精一杯してあげたい。そう考えるのは、家族なら当たり...
寺嫁12年目です。
お寺のお嫁さんの暮らしってどんなの?とご不安になるお気持ちわかります。実際には、お寺の規模・宗派・地域・同居の有無・お嫁さんの仕事量により、千差万別です。彼のお母さまの暮ら...
時間と労力は有限の財産です。投資するからには、それに見合ったリターンをぜひ得てください。
「とにかく時間をかける」という方法は分かりやすいですし、充実感も得られるのですが、それが見合う結果...
仏さまの身体には、見てすぐにわかる特徴が32あります。
「仏の三十二相」といいまして、身体が広大で、両肩の肉付きがよく、頬は獅子のように膨らんでいる…などあります。手や足の裏までふくよかだそう...
お釈迦さまの従兄弟に、ナンダ王子という方がいました。
王子は出家したものの、国に残した妻が気にかかり修行に身が入りません。そこでお釈迦さまは神通力で彼を天界に連れて行き、目が覚めるばかりに麗し...
2年前、59歳の母を大腸がんで亡くしました。判明したときには既に末期、わずか半年での別れでした。
私は母の期待に応えられず、たいへんに親を悲しませた娘です。ようやく和解して、これからたくさん親...
『マーガンディヤ経』に、このようなたとえが出てきます。
ある重い皮膚病を患った人がいます。虫もわいて、かゆくてたまりません。かゆみを少しでも紛らわそうと爪でひっかき、患部を火で焼きます。ちょっ...
仏教の目的はたったひとつ。「苦」の消滅です。
なぜ苦しむのか。煩悩によって真実が見えなくなっているからです。ものの見方が狂っているからです。
移り変わるものを永遠と信じ、欲を満たすことを...
そのようなお話は全くのデマで、心配する必要はありません。
ですが、あなた様のお心が軽くなりますように、『宝経』のお話をひとつ。
昔、インドのヴェーサリーという町で病気・飢饉が起こり、その...
「六道(ろくどう)」という言葉があります。
いまだ迷いの中にある生命が、生まれ変わり死に変わりしながら輪廻する6つの世界で、天、人間、修羅、畜生、餓鬼、地獄を指します。
幽霊とはその中の...
童話『ウサギとカメ』のカメは、なぜウサギに勝てたのでしょうか。
「比べなかった」からです。
優れた相手をうらやんだり、自己嫌悪でふてくされたりせず
自分のやるべきことだけを見据え、淡々...