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供養について

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有り難し有り難し 16

昨年、実母が他界しました。12年前から私と二人暮しです。14年前に父が他界、その後、色々あり、兄とは絶縁状態。兄も母の子、死ぬ前に会わせました、もう意識はありませんでしたが。
葬儀は私が行いました、家族葬。兄家族はお客様気取り。墓参りも(父の)、仏壇に線香1本すらあげに来ません(母にも)。ずっと兵庫県に居住、家の墓は香川県のお寺にあり、父も納骨しました。1年に1度私が掃除に行きます。母は生前、知らない土地の墓に入るのは嫌と言っていました。葬儀から7ヶ月、まだ納骨もせず、仏壇も次男の私の家にあり、毎日供養している状態です。家は真言宗ですが、お寺の檀家にはなっていません。
ここから質問なんですが、
①私も病になったため、お茶の入れ替えやお経(般若心経、光明真言と大日如来様、観音様、お大師様の真言)も午後になったり(お経もこれでいいのか)、本当は午前中にしないといけない?
②ご飯を炊かないので、ご仏飯もたまにしかお供えしていません(当然、ろうそく、線香、お茶お水、お菓子、果物、お花は欠かしてません)
③経済的にも家の墓(香川県)に納骨するしかなく、私が独身、兄も子供は女の子で、いずれ無縁になると思うので、私が永代供養のお墓を兵庫県内に買ったら、両親もそちらに納骨し直したりしてもいいのでしょうか?
④次男の家で仏壇を祀っていていいのでしょうか?
⑤死後、40年近い祖父母の位牌も祀っていますが、お墓のあるお寺に引き取って頂いてもいいのですか?ただ、うちに過去帳はありません。
⑥父の葬儀時、葬儀社の紹介のお坊様に来ていただき、四十九日以後、お坊様にお経をあげていただいてないのですが、成仏できないですか?
ご回答、よろしくお願いします。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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ご愁傷様です。兄弟間の事だけでも大変なのに、葬儀の事や、その後のこと、これまで一人で抱えて来られ、どんなにか大変だったろうと思います。
質問に対し順番に書かせていただきます

①「般若心経、光明真言と大日如来様、観音様、お大師様の真言、」十二分です。ちなみにお大師さまの「南無大師遍照金剛」は、ご真言ではなくご宝号(ゴホウゴウ)と呼びます。できましたらその後にお母様のお戒名や、南無○○家先祖代々各霊(ナムマルマルケセンゾダイダイカクレイ)とお唱えし、最後に廻向文(エコウモン)をお唱えください。きっとお手持ちのお経本の最後に書かれているはずです。お勤めは午後でも構いません。あまりお身体のご負担にならないようにされてください。

②お供えはパンでもそうめんでもお餅でも結構です。

③気になったのは本文に香川県のお寺とあったことです。兵庫県内に新たに永代供養墓を購入されること、ご両親のお骨を移す事自体は、問題ございませんが、事前に香川県のご住職と相談が必要です。

④もちろん大丈夫です。そういう方は大勢いらっしゃいます。

⑤お位牌をお寺にお任せした場合、過去帳を整えたり、○○家先祖代々のお位牌を作られることをおすすめします。できましたらそのまま祖父母さまのお位牌も一緒にお仏壇にお祀りされればよいと思いますが。お寺からご指南があるはずです。

⑥もう既に成仏しているのですからご心配はいりません。気になったのは、葬儀の際に葬儀社紹介の、とありましたが、本来は香川県のご住職に一報いれるべきだったと思います(いれていたら、失礼しました)

以上、順番に回答させていただきましたが、気がかりなのは香川県のお寺とあんくまさんのご関係です。普通、お寺にお墓があればすなわちそのお寺の檀家になります。そして、年間の管理費もしくは護寺会費などを納めることになります(そういう会費が無いお寺もありますが、まれです)。もし万が一、何年も滞納されていた場合、お骨を移す、位牌をお任せする、などの際、スムースにいかないかもしれません。不安をあおってしまったようで申し訳ないのですが、全て、香川県のお寺に連絡すれば氷解することですので、まずは先方へ御電話されることをおススメいたします。

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住職のかたわら、大道芸人PRINCOちゃんとして幼稚園保育園など各種施設、...
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ご供養、お墓、お仏壇のことにつきまして

あんくま様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えとなります。

①ご病気で身体に支障をきたすにも拘わらず無理にまでなさられることはありません。誦経もできる時にて構わないかと存じます。お経も般若心経、ご真言と回向で十分でないかとは存じます。もし更に丁寧になさられるならば、般若理趣経・百字偈も宜しいのではないかとは存じますが、詳しいことは真言宗の方よりアドバイスがあるかと存じます。

②お仏飯もお炊きになられた際の一番取りを都度に御供えなさられるので良いかと存じます。お供え物、御丁寧なることにてご敬服申し上げます。

③本来は長男であるお兄様がお墓の名義人として継承されて管理なさられるのが良いとは存じますが、現在、墓地の使用認証がどなたの名義なのか、墓地管理者に確かめられる必要があるかと存じております。そのあたりを明確にしておかないと後々にお兄様夫婦も亡くなられて入られることになる時にややこしいことになってしまいかねないと懸念致します。また、現在あるお墓をそのままにて永代供養、あるいは数十年後に無縁塔合祀供養など方法はあるかと存じますので、墓地管理者にお伺いなさられると良いのではないかと存じます。また、新規に墓地・墓石購入となりますと負担も大きくなってしまいますので、その際には永代納骨堂供養の検討もなさられると良いのではないかとは存じます。

④お仏壇も本来はお兄様が継承しご供養なさられるのが良いかとは存じますが、お兄様にその気がなく、また生前のご両親の意思に適う形でのお祀り、ご供養となっているようでありましたら特に構わないのではないかとは存じます。

⑤もし、これから先にてお仏壇をお祀りできない状況となって参りました場合のことでしょうか?まだお仏壇をお祀りになられるのであれは、そのままにてご供養を続けられても構わないかとは存じますが、例えば、ご位牌をお寺にて永代供養して頂く、また、浄梵にてお焚き上げご供養して頂く、お墓に納めるなどいくつか方法はあるかと存じますので、お寺にご相談なさられると良いかと存じます。

⑥ずっとお仏壇にてお経も唱えられて懇ろにご供養なされておられます。もしどうしても気になるようでありましたら、十三仏真言を唱えられて、各回忌の御仏・菩薩様方からのご加持を賜われますようにとご供養なさられても良いのではないかと存じます。

川口英俊 合掌

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Eishun Kawaguchi
最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断...
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質問者からのお礼

川口英俊様
ご丁寧なご回答、ありがとうございます。
墓地の使用認証があることすら、全く存じませんでした。
葬儀社から紹介されたお坊様も気軽に質問もしにくく、母が供養していたのを思い出しながら、見よう見まねでしたので、不安でした。お墓の事もこれから考えていこうと思います。
これから供養していく上で、とても安心いたしました。
感謝申し上げます、ありがとうございました。

増田俊康様
ご丁寧で詳細なご回答、ありがとうございます。
お経はこれで良いものなのかと思いつつでしたので、今日からご回答の通り安心してあげさせて頂きます。ご仏飯も、私自身が自炊できる状況でなかったので、買ってきた麺類等をお供えし、お下がりとして頂いておりましたので、安心いたしました。
香川県のお寺の件ですが、それまで何もお納めしていないと思われます。父の納骨の際、といっても14年前ですが、お布施と品物をお渡ししましたが、特に何もお話はありませんでしたので、その後も特に何もしておりませんが一度確認したほうが良いですね。
父の時もでしたが、母の葬儀も香川県のお寺には連絡していませんでした、お寺様に大変ご無礼な事をしてしまいました。教えて頂いただくまで、それすら知りませんでした、ありがとうございます。
これからはご先祖様、両親の冥福を祈りつつ、できる限りの供養を続けてまいりたいと思います。
大変勉強になり感謝申し上げます、ありがとうございました。

(ただダラダラと自分の過去、気持ちを書き込んだのでスルーしてください。もし読まれて気分を害された方は申し訳ありません。)
私は生後、先天性の病で障害があり、苦しみから逃れたいと死ぬことばかり考えていました。両親や周りの方々の助けで、それなりに普通?に学校を卒業、就職し、人並みに一人暮らし等々もしました。父の死後、母が脳梗塞で手術もできず、言語障害、高血圧を薬で現状維持しながら、家事を頑張ってくれ、何とか仕事、生活してきました。母も80歳近くになり、それなりに覚悟もしていましたが、不調を訴え、意識が無くなりました。それまでは喧嘩もし、食事に出かけたりしました。突然のことで、ありがとうも言えず逝ってしまいました。それまで年老いた母が少しでも長生きできるようにと自分なりに頑張ったつもりです。しかし、今はもう何のために頑張っていくのか、生きていくのか分かりません。母の死後、眠れなくなり、鬱と診断され通院しています。母の死だけではなく、自分の身体、仕事の諸々等、理由は幾つかありますが、医師や上司からは、気持ちを切り換えて…と言われますが、そう簡単に気持ちのコントロールもできません。自殺、自死というより消えてしまいたいです。私がいなくなると、あの兄家族が両親の供養をきちんとしてくれるか心配で、供養の仕方やお墓のことお教え願いました。ありがとうございました。

すみません、お礼のコメント等の順番が新しく書き込んだものから上に表示されました。申し訳ありません。

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「供養全般」問答一覧

深い懺悔と感謝

いつもありがとうございます。三月の桃の節句も過ぎ、お彼岸が近づいてきました。hasunohaの皆様におかれましては日々、健やかにお過ごしのことと思います。 一時期、私は人生をひっくり返すほどの思いに駆られたこともありました。今年のバレンタインを過ぎた頃から、今は家族のありがたみを強く感じるようになり、毎日思いやりに支えられ、相変わらず週7日休み無しで外での仕事に励んでいる今日この頃です。 毎日が平和で穏やかな落ち着いた空気、他愛もなく些細なことの積み重ねですが、それらすべてが本当に、職場も家庭も、そして治療院にも、良い人たちにご縁があったこと、ひとつひとつに感謝です。これからも日々の幸せを大切に育んでいくことが、ご先祖様への恩返しにも繋がる明るい人生への道標なのかなと有難く思います。 お世話になった治療家の先生に、しばらくお休みすることを伝えました。その節は本当に、この上なく尽くしてくれたことに深謝の限りです。つい先生の優しさに甘えてしまい、助けたい側と助けられる側の引き合う力がぐいぐい強くなりすぎてしまった節がありました。徐々に私の感情が不安定になり、体調も崩れてしまい、元の近所に戻しました。いろんな人に打ち明けた昨年から年末年始と引き換えに、この春先は自分自身とひとりで向き合う修正が必要になったこと…あらためて自己成長へと繋げる良いきっかけになりました。 今でも毎日、先生のことが心に浮かんできます。それだけ特別な存在であることには変わりありません。頂いた思い出、温かい言葉の数々が、前向きに仕事に取り組む原動力となってくれます。2月といえば、確定申告に自動車免許の更新の時期。両方ともクリアでき、特に下がると思っていた年収が微々たる上昇していました。驚きを隠せず、念願の学びのための貯金も着実に増えていること、とても有り難く思います。 他の先生からみても親しくなりすぎた故に、遠慮もなくなり、お互い言いたい放題で喧嘩状態にもなりました。本音を明かした(ぶつけ合った)ことは、それだけ相手を強く思うからでもあり、アンビバレントそのものでした。ひと月近く、間を空けた今、直筆の手紙で、お詫びとお礼、そして相手の未来の幸せを願う想いを伝えたいです。 共に成長しあえる良い関係でいられるよう、しっかりとした自分となるために、アドバイスいただけましたら幸いです。

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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ