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今どうするべきか迷っています。

回答数回答 6
有り難し有り難し 59

はじめまして、此方に質問を寄せてもいいものかと随分迷いましたが恥を忍んで投稿させて頂きます。私は30歳の真言宗の僧侶です。今年で僧侶となり8年目になります。在家の出身で本山の学院を出た後、師僧の元に7年勤め、今は地元の大きなお寺の役僧として勤めて2年目になりますが、今の職場に少し疑問を感じています。住職や法務、寺務面では全く問題は無いのですが、寺族の方や他の職員を見ていて、いつまでもこのお寺に居る訳にはいかないと感じています。出来ればここ数年のうちに大変だとは思いますが、小さくとも身の丈に合った教会を設立したいと考えています。しかし、今のお寺のご住職には師僧の元を去らざろうえなかった時に寄る辺の無い身を拾って頂いたご恩もあり、うがつにご信者を集めるような行動も出来ずどうすればいいものか、周りに相談できる人もなく此方の方に投稿させて頂きました。不躾ながら浅学非才の青二才の戯れごとかもしれませんがここで御同行の先徳の皆さまどうかよろしくお願いいたします。


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お坊さんからの回答 6件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

上手く付き合いしていかないと見えない力に潰されてしまうことも

私も、日々、考え 悩み 精進しております。

回答僧の皆さんが おっしゃるように、様々な形での布教活動があろうと思います。
ただ、宗派、寺院間の繋がりは、やはり無視できないと思います。どんなに立派な志があっても、上手く お付き合いしていかないと、見えない力に潰されてしまうこともあります。広いようであって、狭い世界なので。。。

今のご住職とも 良い関係のようですし、具体的なことは避けても、今後の活動について あなたの思いを 打ち明けてみられてはどうですか?
何かあれば、支えて下さるのも、ご住職かと思いますよ。

共に、仏の道を歩んで参りましょう(*^^*)

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おきもち

はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
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実は教会は不要です

こんにちは。迷い坊さんと同じく真言宗の僧侶です。私も在家の出身で、家族四人でアパート暮らしをしながら11年、その後も入れると13年、師僧の寺へ勤務していました。その間、何度も(何十、何百回も)新寺建立を考えました。考えた理由は迷い坊さんときっと似ていると思います。が、その選択をしませんでした。

理由はいくつかありますが、やはり「師僧に様々な迷惑をかける」というものが大きかったです。その点は迷い坊さんの場合いかがでしょうか。今、宗派や勤務先の寺院で理不尽な思いをされていると思いますが、実はその傘の下から出ると、それ以外のところからさらにひどい扱いを受けることになります。それは覚悟してください。

新寺建立して、本などを出し、成功していると言われる方々も、少なからず不遇の時代があります。近所から疎まれ嫌がられ、これまで低姿勢だった種々業者が手のひらを返し、あごであなたを扱き使います。ひどいときには人間扱いされません。それでも仏法を弘めるという大きな目標があれば耐えられます。しかし、自分をもっと認めてもらいたい、家族や大切な人をを養いたい、などの理由であればすすめません。他の職業に付いた方が遥かにいいからです。

ちなみに私の場合は、自分自身のホームページを作って、法話を載せ更新したり、敬老会などに出向いてお話をさせていただいたり、駅前で辻説法をしたりしていました。実は教会(お寺)や部屋が無くてもできる活動はたくさんあります。まず伽藍や建物という考え方ですと、職業坊主という暗黒面に引きずり込まれてしまうのではと危惧し、ご参考までに。つい熱くなり長々と失礼しました。

もちろん、どのような道を選択されるとしても、できる限り、迷い坊さんの力になりたいと願っていますので、また、なんなりとご相談ください。

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おきもち

住職のかたわら、大道芸人PRINCOちゃんとして幼稚園保育園など各種施設、...
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同志

迷い坊さま

初めまして、真宗高田派の僧侶、浦上哲也と申します。
私も一般家庭出身で、親戚のお寺に11年間勤め、今は「なごみ庵」という布教所を立ち上げ、運営しています。
ですので迷い坊さんのお悩みに深く共感し、少しでもお力になれればと思っています。

私の場合は、お寺に勤めながら借家を借り、改装して仏間を作りました。そこで月に1度の法話会を開くのが最初の頃の活動でした。

その状態で数年が過ぎ、勤務寺の住職から「そろそろ独立」と促してもらい、退職して布教所に専念することを決心しました。自分ではなかなか決めることができなかったと思います。

不安な中でのスタートでしたが、何とかなっているというのが実際のところです。しかし地域も違いますし宗派も違いますので、良い相談相手にはなれないかもしれませんが、何かありましたらhasunohaでも直接でもご相談下さい。

なごみ庵の活動の様子はブログに書いてありますので、よろしかったらご覧になってみて下さい。
http://753an.blog.so-net.ne.jp/

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おきもち

浦上 哲也
横浜市神奈川区で、新しく小さなお寺を営んでいます。 仏教の教え・浄土真宗...
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迷っているようでは?です。

あなたは何のために僧侶になったのでしょうか?
教会を設立し何をされたいのでしょうか?
あなたが迷っているようでは
人生に迷っている人が相談に来たときはどう答えるのですか?
僧侶として迷ったときは仏様に答えを求めるべきでは
無いでしょうか?

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おきもち

50代、妻と娘2人。 若い頃はタイやインドなどアジアを中心に10年程旅行...
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仏法弘法・興隆、一切衆生済度へと向けまして

迷い坊様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えとなります。

在家出身の僧職のお方にとりましては、世襲制の強くある日本仏教界において、色々と理不尽なことや、納得できないこと、おかしいことなども散見され、疑問に思われることも少なくないことであろうかとご推察申し上げます。

かく言う拙生は、一応世襲という縁によって現在有り難くも僧職を務めさせて頂いておりますが、日々、仏教・寺院のあり方について色々と悩み苦しんでおります。

その解決へ向け、拙生はまずは情報収集をとにかく徹底して行うことと致しております。幸いにもインターネットがあり、検索はもちろん、FacebookやTwitter等、SNSも活用でき、ホームページやブログと併せて、情報発信も充実させることもできます。このhasunohaへの参加のご縁もその一つとなっております。

ネットにて、基本的な仏教のこと、難しい教理的なことから、最近の仏教改革・寺院改革の動向、改革の取り組み事例、もちろん、独立・単立化の事例も含めて総合的に情報収集を致して、分析し、いかにしてこれからの自分に活かして実践へと繋げていけるかということについて日々考察させて頂いております。

独立・単立化の事例としては、このhasunohaにも参加されておられます、浦上様や天野様、あるいは、田口学法師、小池龍之介師の先達の事例も参考となるのではないかとも存じます。もちろん直接にご相談なされてみられるのも一つでありますでしょう。また、先進的な取り組みを展開されている彼岸寺さんの取り組みも色々と参考になるのではないかと存じます。

もちろん一番肝要となるのは、これまでの様々な「ご縁」を最大限に活かして、仏法弘法・興隆の志を果たしていけるかどうかにあるかとは存じております。

それが自己保身・利得、自己満足のためという要素があまりに強くありますと、やはりうまくはいかなくなってしまうのは、仏法を扱うという性格上、非常に注意が必要になるのではないかとは存じます。

いったい、自分は何のために独立を考えているのか、そこの見極めさえ間違えなければ、必ず御仏・護法尊の御加護に守られてのお導き、ご縁が賜れるのではないかとは僭越ながらにも存じております。

仏法弘法・興隆、一切衆生済度へと向けまして精進努力、切磋琢磨して共に頑張って参りましょう。

川口英俊 合掌

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おきもち

Eishun Kawaguchi
最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断...
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本当に大切なことは

迷い坊様へ

まず疑問として
「いつまでもこのお寺に居る訳にはいかないと感じています。」
なぜそのように感じているのでしょうか。
大変御恩を感じておられます師僧に
その思いや今後自分が考えていることなどを相談してみてはいかがでしょうか。

それでも出ていかなくてはならないときは決断しなくてはなりません。
本当に迷い坊様がやりたいことであれば、
例え場所が違う場所であったとしても、関係のないことなのかもしれません。
ぜひご検討ください。合掌

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おきもち

鈴木光浄
「人の一生に寄り添うことのできるお寺」を目指しております。さまざまな御縁を...
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質問者からのお礼

こんばんわ、迷い坊でございます。お返事が遅くなり申し訳ありませんでした。
また皆さまお彼岸の御法務ご多忙の折に懇切丁寧な返信本当にありがとうございました。

自分が今、何をしたいのか、何で坊さんになったのか、教会どうこう
以前に考えなければいけないことを、教会を設立したいという思いばかりに
一番大切な「人に何を伝えられるのか」という思いを忘れていたように思います。

自分が感じたこと、思った事、嬉しさも悲しみも仏さんの有難さを共有出来る場を・・・。
駆け出しの頃に思っていた大切な事を皆さまのおことばの中で思い出しました。

今は勤め人の故,出来ることは限られていますが、将来に向けて色んなビジョンを
考えながら今できることを少しづつやっていきたいと思います。

水上 昇真 さま、
中田  三恵 さま、
川口 英俊 さま、
浦上 哲也さま、
増田 俊康さま、

本当にありがとうございました。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ