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お坊さんが思う上手な生き方とは

回答数回答 3
有り難し有り難し 148

私は最近よくお坊さんq&aを見させてもらっています。お坊さんの考え方を聞いて、なるほどなー、勉強になるなー、と、いつも感心させられています。
私は、お坊さん達の回答を見て、考え方が変わり、今まで抱えていた悩みが減り、生き方が少し変わるようなことがたくさんありました。
そんなお坊さん達に、これから悩みがすこしでも少なくなる、人はどう生きていくべきなのか、またどのように生きていけばよいのか、お坊さん達が考える上手な生き方を聞きたいなと思いました。
私は間違った生き方を知らずに続けて後々後悔することを少しでも減らしたいです。
これから少しでも自分のためになる生き方をしていきたいと思っています。回答よろしくお願いします。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

修行は親切

まず第一に、その姿勢は生涯大切にして下さい。病気が末期になってから初めて病院に行っても、お医者さんにできることは限られます。お坊さんも同じです。病気になったら早めに…いや、むしろ病気にならないための生活習慣や体質改善の段階からお坊さんの所に来て、仏教を学んでいただかねば困ります。お葬式の時にしかお坊さんと関わらないような人に出来ることは、正直言って限られます。。。だからこのご質問は本当に嬉しいです。ありがとうございます。

さて、上手な生き方とは、日常のちょっとした親切心を大切にすることです。

エレベーターに乗っていたら足腰の弱ったお爺さんお婆さんが入ってきました。扉をちょっと押さえてあげます。するとお爺さんお婆さんがちょっとニコッとします。こちらもちょっと会釈します。なんだかちょっぴり晴れやかな気分になります。こういうのが大切なのです。

この世界の全てには原因と結果があります。原因と結果の網の目のような繋がりによって世界は成り立ちます。私たちもまた、その網の目の1つです。であるならば、私という結果は、私に繋がる原因を大切にすることでしか、大切にすることはできません。自分を大切にしようとして自分勝手にするのは、自分が幸せになる原因を潰す愚かな行為です。他者を大切にすることと自分を大切にすることは表裏一体です。

だからって他人の将来がかかるような大きいことをすれば結果に責任が生じ、悩みの原因となります。そうではなく、 日常のちょっとした親切心を大切にしましょう。そうすれば心の幸せアンテナが活性化します。幸せアンテナが1分立てば1分の幸せです。その積み重ねで人生は幸せになります。人は辛い時こそ自分の殻に閉じこもってはいけませんよーってお坊さんが言ってたと覚えておいて下さい。

左の掌に自分を乗せ、右の掌に他者を乗せ、そっと1つに合わせます。それが合掌、仏教の指標。

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おきもち

曹洞宗副住職。タイ系上座部仏教短期出家(捨戒済み)。仮面系お坊さんYouT...
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豊かな畑にしていく

こういうの、嬉しい質問ですねー(^o^)

上手な生き方が出来ているわけではありませんが、「すべて自分のものになっている」と思い生活することを心がけています。

仏教には「福田」といって人を畑に譬える教えがあります。
自分自身を畑として、悩むこと・考えること・日常のあれこれ、すべて自分の肥やしにしてしまうのです。
「後悔することを少しでも減らしたい」とありますが、そういう意味では後悔することも立派な肥料になると思います。

そのためには、どんなことにも一生懸命取り組むことが大事です。
例えば掃除ひとつにしたって「ダリー」ってダラダラしても肥料にはなりません。
一生懸命にやって、掃除スキルがあがった!ってすれば立派な肥料です。

こうして肥えた畑でできた作物が、また沢山の人を喜ばせます。
ぜひ、自分自身を豊かな畑にしてもらえればと思います。合掌(^人^)

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おきもち

困っている人や悩んでいる人にとって、仏さまの教えが少しでも良薬となれること...
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ありがとうございます。

ねこねこ様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

「私は、お坊さん達の回答を見て、考え方が変わり、今まで抱えていた悩みが減り、生き方が少し変わるようなことがたくさんありました。」・・

ありがとうございます。誠に嬉しいご意見に、有り難しボタンを押したいご質問でございます。「有り難し」。

「これから悩みがすこしでも少なくなる、人はどう生きていくべきなのか、またどのように生きていけばよいのか、お坊さん達が考える上手な生き方」・・

そうですね。とにかく、全てのモノ・コト、もちろん、悩みもそうですが、良し悪しに拘わらず、必ず因縁(原因と条件)があって成り立っているものとなっています。

ですから、悩み苦しみも、その因縁をしっかりと見極めて、好転させる因縁へと変えてやれば、少なくしたり、無くしたりもできるということになります。

その因縁の見極めと共に、因縁を好転させていくために取り組むべきことについて、仏教では多くの視座が示されるところとなっています。

ですから、是非、仏教の修習を自分の生き方へと活かして、役立てていって頂けましたら、誠に有り難いことであるのではないかと存じます。

あとは、「中道」になりますかね。断滅論、常住論などの極端論はできるだけ避けて参りたいところとなります。

自分のためだけでもダメですし、他人のためだけでもダメという感じです。「自利利他」の円満が求められるものとなります。

そのためにも「縁起」という、他に依存して成り立つことができているあり方についての理解を深めるのも必要になるでしょう。

そして、「縁起」と共に理解しておきたいのが、「空」というものになります。

また、これからも仏教を学ばれていかれます中では、是非、「縁起」と「空」というキーワードを常に意識しておいて頂ければとも存じます。

少しご参考までにて。

川口英俊 合掌

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おきもち

Eishun Kawaguchi
最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断...
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質問者からのお礼

自分を幸せにするには、他人を幸せにすることからなんだなと、感じました。私も他の人に上手な生き方を教えられるような人になりたいと思います。
日々精進します。回答ありがとうございました!

英俊さん、回答ありがとうございます!上手な生き方とは、なかなか難しそうですね^_^;これから少しでも自分、他人のためになるような生き方、上手な生き方をしていくために、お坊さん達の回答を参考にして頑張っていきたいと思います!

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