顕微授精で長男を出産したのが36歳。それから5回流産しました。途中から不育症の治療も並行していますが、41歳になり、今度はなかなか妊娠に至りません。
私たちは自然妊娠が難しく「治療終了=諦める」になるので、長男が小学校に入る頃を区切りに、あと1年前後は治療を続けるつもりです。そうしないと、きっと「あの時続けていれば産めたかも…」と永遠に考えてしまいそうなので。
ただ、期待したり、落胆したり、もっと早く不育症治療を始めていたらと後悔したり…、心に湧く様々な感情と付き合うのに疲れてしまいました。
治療と次の妊娠にそなえて仕事をセーブしたことにも虚しさを感じます。
一方、こんな経験をしているからこそ、長男のことは本当に愛しく、生まれてくれた奇跡には感謝しかありません。
願いが叶うなら、そんな奇跡をもう一度私に与えてほしい…。
でも「もう私のもとに赤ちゃんは来ないのかも…」という気もしていています。
残りの治療期間を、私はどんな気持ちで過ごせばよいでしょうか。
前向きでいることにも疲れました。一層のこと期待も落胆もせず、ただ心を無にして治療に望めたら…なんて考えたりもします。
・あのときああしていたら…と過去の自分を悔やんでしまう。 ・他人と自分の幸せを比較してしまう
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
さくらさん、こんにちは。
妊娠治療、辛いですね。
なかなか子供ができず苦労しているご夫婦がたくさんいるのを知るとお聞きします。
晩婚化当然という社会的な風潮がそのような悲劇を生んでいることに危機も覚えます。
でも信仰的には、子供ができる、できないとは、神仏のお計らい。たとえできなくとも夫婦人生が不幸になるわけではありません。逆に子供ができて子育てを失敗することで苦労の家族生活を送っている夫婦もあるのです。まず大切なのは今ある現状を大切にすること。さくらさんは有難くもご長男さんがおられるわけですから、そのお子さんを立派な社会人にすることがご夫婦の目標だと思います。
その子育て教育の柱は三本。
①知的教育(知識を教える)
②情的教育(感動を教える)
③意的教育(意欲を教える)
です。でも、現在の教育は勉強だけの知的教育に偏りがちなのです。是非、情的意的の子育て方も学んで、素晴らしい子供に育ててくださいね。
合掌
ご自身でも書かれているように、
「一層のこと期待も落胆もせず、ただ心を無にして治療に望めたら」
一番いいように思います。
もしお仏壇が有れば、毎朝赤ちゃんが授かりますようにと
お祈りし、後は仏様、ご先祖様に任せきる、委ね切るといいと
思います。
わたしは野口整体にお世話になっていますが、
授かるにはやはり身体を整えていくのが大事とよく聞きますので、
身体を冷やさないように、生活と体を整えることに留意され、
ご家族で楽しく明るいお気持ちで過ごされるのがよいのでは
ないかと思います。
また、こうゆうことも力になってくれるかもしれないと
思います事、一つ書きます。
江戸時代、臨済宗に白隠禅師という有名な和尚さんがいました。
この方が、「夜船閑話」というイメージ療法の本を残されています。
痛みのあるところに薬効成分の塊のようなものが乗っていて
そこから薬の成分が流れ出し、患部に浸透していくイメージをする
という感じのものです。
わたしは若いころ肩こりがひどかったので試したところ
とても効果がありました。いまでも好き勝手にイメージして
色々と試していますが、イメージの力は確実に何らかの力が
あると感じています。
赤ちゃんをおなかに身ごもって喜んでいるイメージや
赤ちゃんを抱っこし嬉しい気持ちの自分をイメージされるのも、
何か後押ししてくれるように思います。
気負わず、リラックスして、心も体も緩めることが
何よりかと思います。
さくらさんに赤ちゃんが授かりますように。
お祈りします。
このような質問に早々にご回答いただきまして本当にありがとうございます。
過去に同様の質問は多数ありますので投稿にも迷いましたが、自分のためにご回答頂けると、それがそのまま自分の生きる力に変わっていくように感じました。
染川さま
仰るとおり、子どもを幸福の材料にしてはいけませんね。
夫婦の目標…という視点をもったこが今までありませんでした。確かに私たちの目標は息子を立派に社会に送り出すことです。
いま目の前に有るものを大切にしていくことができそうです。
法演さま
考えて解決できる問題ではないのに、頭を使いすぎる自分がいます。だから疲れるのだと思います。
こんなときこそ仏様、ご先祖様にお任せしてみるか、と思うとリラックスできそうです。
「夜船閑話」のお話も興味深く拝読いたしました。ありがとうございます。