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心の狭さについて

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有り難し有り難し 54

自分の心の狭さに辟易しています。

相手がどんなに仲の良い友達でも、恋人でも、人が成功した話や自慢話などをしているのを聞いていると、本当に嫌な気分になって、心がもやもやしてしまいます。

祝福すべき話題でも、素直に喜べたことが今まで一度もありません。

先程、電話先で相手が些細な自慢話をしていた際、「それでも褒めなくては、頑張ったねと言ってあげなくては」と思い、もやもやした苦しい気持ちを抑えて「すごいね!いつも頑張ってるもんね」「人気者だね」などと声をかけたのですが、心を押し殺して発言したためか言っている最中に泣いてしまいました。

お世辞を言うことすら泣くほど嫌なのか、相手の話を素直に聞いて相手と共に喜んであげられないのは人間としておかしいのではないか…ととても不安になり、どうすればこの醜い心に少しでも余裕を持てるのか、ご意見をいただきたいと思い投稿しました。

一人っ子で親に甘やかされて育った部分はありますが、両親とも人間としてとても良く出来ていて、特に母は慈愛の心に満ちています。母を見て育ったので、母はあんなに良く出来た人なのに自分はどうしてこうも心が狭いのか、と昔から悩んできました。

自分でも自慢話はします。それなのに、人にされると面白くなくなって苦しくなってしまう。そんな心の狭さはどう克服すればよいでしょうか。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

心が狭いんじゃなくて、あなたは素直な優しい子だったんだよ。

あなたは、素直な人ね。
おかしくなんてないよ、みんな そんな心を秘めている。
仏教でいう 煩悩なの。自分にないもの、自分より優れているもの、自分が手に入れたいものを相手がもっていると、たちまち人間は、相手を妬ましく思ったり、苛立ちや悔しさが、無意識に込み上げてくる。
それが、人間なんです。愚かだし醜いよね。でもね、そんな気持ちが無い人なんて、この世にはいないんだよ。みんな、こんな煩悩を抱えています。口には出さないし、気持ちをコントロールしているけれど、誰にだって起きる感情なの。私にもあります。お坊さんなのにね。

お坊さんは、そんな自分の姿をちゃんと知っています。自覚している。だからこそ、誰かと比べたって仕方ない、私は私を大事にすればいい、誰かの何かに気づいたら それはその人のことなんだから それでいいんだ、と思える。
自分の自覚は、相手を受け入れていきやすい。どんなときもあるし、いろいろあるけれど、誰でもない自分が ちゃんとそこにいていいし、誰かと違ってていい。
無理に褒めたり、喜ぶ気分になれなくていい。
凄いな、やったね、と思えば、伝えればいい。
無理して良い子ちゃんにならなくて、いいんだよ。あなたの良さも、ちゃんと誰かが見ていて、ちゃんと分かっていてくれているんだよ。心が狭いんじゃなくて、あなたは素直な優しい子だったんだよ。

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はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
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「嫉妬・蔑み」問答一覧

推し活で嫉妬します。

2023年に海外アーティストのライブに行きたかったのですが、チケットが取れず行けませんでした。 グループで活動するアーティストが、最初で最後のソロライブを開催し、日本にも来てくれたり、海外でライブを開催しましたが、ライブに行く希望は叶いませんでした。 そのグループは活動休止中で、来年活動再開予定ですが、チケットが人気すぎて、いつ会えるのか保証は全くありません。5年、10年は待つ覚悟はしないといけないくらいです。 チケットが取れず、もがき苦しんで自分の不運を憎み、行けなかった悔しさに心が荒み、当選した人を妬み、今でも思い出すだけで辛くて涙が出てきます。 人気のアーティストで、チケットが取れなかった人もいますが、自分の周りの9割は、アメリカや東南アジア、日本でのライブチケットに当選して現地に行き、ライブを楽しんだ話を今もしています。 私だって行きたかったのに、落選した人の悲しみや苦しみを分かってほしい。落選した人は当選した人より数倍も傷ついて、今でも苦しんでいるんだぞと、気持ちをぶつけたいです。 もちろん自分が当選したら、落選した人の辛さも分かりますが、当選した人が落選した人の分まで楽しむなんてことはあり得ないです。 ライブ中に、落選した人の分まで私は楽しんでいるんだわ!と思うことなんてないのが、その証拠です。 今でもこんな気持ちが蘇ります。もう2度と開催されないライブに行けなかった苦しみを、SNSに時々呟いていますが、今まで仲が良かった人(今回のライブに当選した人たち)は、これまでどおり接することもしなくなりました。 ライブに行けた人は勝ち組で、推しに声援やメッセージをうちわ等で直接送ることが出来て、熱気も味あえて、羨ましいです。 ライブの当落に勝ち負けはないと言っても、行けなかった人は結局、推しに会えない、メッセージも声援も送れない点から、落選したが負け組なのは事実です。 落選した人の声なんか、アーティストには一切届くことなんかありませんから。 グループ活動再開まで、当選した喜びに浸っている人と、会いたくても会えなくて落選した苦しみにもがき苦しむ私とでは、私の方が何倍も苦しんで傷ついています。 1年経って、少しは傷は癒えてきましたが、ちょっとした時にぶり返しています。 私はどうするべきでしょうか?

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夫と自分を許したいです。

1年間の交際期間を経て一昨年の4月ごろに現在の夫と婚約しました。同年の12月からは同棲も始め、穏やかに幸せに暮らしていたと思います。 昨年の4月に私が適応障害となり、仕事を退職しました。それからも2人で暮らしていたのですが、婚約後も彼が私に隠れて女性と会っていたり、車で送迎してあげたり、大好きと言っていたり、私とデート中にも他の女を誘っていたり、女の手を握っていたり、...と色々なことが発覚しました。 夫は「ただの友達のノリでしただけ。別に何もない」と言っていますが、私は女関係がたくさんあると知ってとても悲しくなってしまい、うつ状態になりました。 何度も何度も彼を責め、毎日泣き崩れて日々を過ごすうちに、彼が悪いのではなく、私がおかしいから彼は他の女を必要としていたのかな、と思うようになりました。 それからは毎日自分を責め、自分が全て悪いんだ、私がおかしいんだ、愛されないのは自分のせいだ、と自分を責め続けました。 そんな日々を送っていたある日、「こんなに苦しいならもう死のう」と思うようになり、先日ついに自殺未遂を起こしてしまいました。 夫は生きていてほしいと言ってくれていますが、それは本心なのかわかりません。 夫は私が死ねばもっと幸せになれると思います。会える女なんかたくさんいるんだから。 でも私の本心は、やっぱり夫と自分を許して、幸せに生きたいです。 どうしたら許せるようになるのでしょうか。

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