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10代の自分の煩悩について

回答数回答 1
有り難し有り難し 2503

あまり人には言いにくいことなので、どうしようか悩んでいた時にこのサイトに辿り着きました。

お恥ずかしい事なのですが...私は「ボーイズラブ」、いわゆる男性同士の恋愛を描いた作品が好きです。
ちなみに私自身は同性愛者ではありません。

私がボーイズラブを知ったのは小学5年生のときでしょうか...その頃は同性同士の恋愛があるという事はボンヤリと認識していましたが、自分には関係のないことだと思っていました。

なので余計に、「ボーイズラブ」という概念に衝撃を受けたのでしょうね。
同性愛者として悩んでいる方には本当に申し訳ないのですが、漫画や小説といった作品を読んでいるうちにすっかりその世界にハマってしまったのです。

私はまだ学生で、しかも受験生なのですが、やはり未だにボーイズラブが好きで、暇があれば漫画を読んだり同性愛についての考えに耽ったりしてしまいます。
勉強に身が入らないことも多々あります。

世間では私のような者を「腐女子」と呼ぶのですが、腐女子はあまり良く思われておらず、蔑まれる対象にあります。
しかし私は同性愛者の方々を冷やかしたりしている訳ではなくて、純粋にボーイズラブが好きなのです。

私は自分自身がとても恥ずかしいです。
人にも自分が腐女子だとは言えません。
でも、腐女子はやめようと思ってやめられるものではないのです。
もうどうしたら良いのか分かりません。

私はこのまま自分に正直に生きていて良いのでしょうか。

長々と申し訳ありません...


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

ぬるい

友人に最っもディープな層の腐女子がいる私は立場上、腐女子を擁護せねばなりません。と、前置きしておきまして…さて…

あなたは日本文化をナメています。BL小説なんてものは遅くとも平安時代には流行っています。源氏物語にBLシーンがあって平安貴族の腐女子がたがハァハァ( ;^Д^)言っとります。腐女子どころか腐男子までハァハァ( ;´Д`)言っとりましたわ。たぶん藤原道長もハァハァ(´∀`; )しとります。
http://matome.naver.jp/odai/2134441102865690501
平安時代の女性は12〜14歳で成人です。10代でBLに関心もって何が悪いってんでしょう。

もっと言えば古事記の段階でBLが発生しています。ということは万葉仮名の成立以前から伝承(口伝)で…!!!オイィィィ!!!

江戸時代なんか枚挙にいとまが無いほどBL本が出版されてますよ。BLがダメって言われたのは明治時代の西洋化以降の話ですし。むしろ明治時代だってBLあるし。未だにあるし。私は古本屋でバイトしてましたけど、けっこう売れますし。

武田信玄なんて「いや、誤解なんだって!あの男とは未遂に終わってるから!!本当は君(男)が本命なんだよぉぉぉ!この純愛を証明するために○○神社と××神社と△△神社と………の神々に誓いを立てるから許してぇぇぇ!!!」という恥ずかしい手紙が残っています。

中にはお坊さん(男)同士が同性愛したかったけど、結ばれずに入水自殺する悲恋系BL小説があると遠い記憶で大学のゼミの先生から聞いた気がします。しかも、たしかそれ書いたのもお坊さん(男)だったハズ。
え?女犯がダメだからって男同士なら良いとでも言うのかって?既出です。遅くとも鎌倉時代には道元禅師がアホかと言っとります。探せばもっとさかのぼれるでしょう。

何が言いたいか。ニッポンは大昔からHENTAIの国です。我々のご先祖さまは同性、ロリ、タコ、幽霊、異次元ファンタジー…なんでも取りそろえています。堂々とすればよろしいとは口が裂けても言えませんが、後ろめたく思わず、上手く立ち回って下さい。そう、二重カッコで強調して繰り返します。『上手く立ち回って下さい』。

ー追記ー
あくまで『遠い記憶で書いています』ので細かい部分は信じすぎないでください。ちょっと調べなおして修正しましたm(_ _)m

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有り難し
おきもち

曹洞宗副住職。タイ系上座部仏教短期出家(捨戒済み)。仮面系お坊さんYouT...
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質問者からのお礼

私、日本文化をナメてました。
『上手く立ち回る』ことが大切なのですね。
ふざけた質問に丁寧に回答してくださって、本当にありがとうございます。
今はとても心が晴れやかです。
今日も元気にホモを摂取します。
はやく成人したいです。
ありがとうございました!

「煩悩」問答一覧

「足るを知る」と「向上心」のバランス

明けましておめでとうございます。 全ての皆様にとって、健やかな一年となることを祈念いたします。   *   「足るを知る」と「向上心」をどうバランスさせるかについて質問です。   ■質問の内容 ・人間の煩悩はキリがありません ・煩悩とうまく付き合うために「知足」が重要との理解です ・一方で、より良い生を営むには、「向上心」が必要です ・しかし「知足」「向上心」は、ときに相容れないように思われます ・そこで、両者の使い分けについて、ご意見を頂戴したかったもの   ■質問の背景 ・私は肉体や精神、能力等の向上(=欲求を満たせる自分に成長すること)を目標として努力してきました ・結果、自分自身や周りの人の幸せを実現できると考えてきたためです ・しかしある時、幸福度は上昇していないことに気付きました ・そんな時に「知足」の重要性に気付き、「向上心」との折り合わせについて強い興味を抱いたものです   ・両者の使い分け方法について、下記2パターン考えました   ■仮説① 行為の目的(相手のため/自分のため)で、以下の通り使い分けるべき 【良さそうな例】 A「相手のため」×「向上心」 (例)より喜ばれる仕事をしたい B「自分のため」×「知 足」 (例)菜食で十分 【悪そうな例】 C「相手のため」×「知 足」 (例)今の仕事の質で十分 D「自分のため」×「向上心」 (例)より美味しい食事をしたい   ■仮説② ・「知足」と「向上心」のバランスを考える必要は無い。 ・自らの欲求を満たせる自分に成長する「向上心」が重要である ・逆説的だが、向上心(欲望)を満たした経験により「足るライン」を把握できるようになる ・肥大する向上心(欲望)を実現した経験が、「自らを満たさない、長く続かない」ことを体感させる ・知足は、頭で理解するものではない。体得させる必要がある    (例)お金をもっと稼ぎ、食事にお金をかける。結果、最高級の焼肉もファミチキも両方美味しいし、どっちも幸せで、(実は)どっちも大差ないことを体感する。 しかしずっと貧しいままだと、どうしてもやせ我慢での知足となる。「知足の習得」には、欲求を満たして「こんなもんか」という体験が必要不可欠。 お釈迦様が王子の頃に豊かだったことは、悟るための必須条件。。?   少し漠然とした問いで申し訳ございません。 どうぞよろしくお願い致します。

有り難し有り難し 63
回答数回答 4

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