hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

追善供養とは

回答数回答 2
有り難し有り難し 28

お坊さんがお金儲けをするための口実なのですか?
なぜこのような愚かな考えに到ったのかといえば、仏のような人が実際にいらっしゃるのなら全ての人を等しく救ってあげるからです。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

そのとおりです!

失礼します。

おっしゃる通り、仏様は全てを救ってくれます。
そしてその仏様というのはシャカという元・人間であって、
そして私たちのご先祖様みんなもシャカと同じ仏様になっていて、
私たちを見守っています。

あれ?とお思いでしょうか、どうでしょうか。

ご先祖様が「仏様」になっているのなら、何で定期的に冥福をお祈りするのか、と。
1周忌とか3回忌とか果ては100回忌とか。

これは「追善供養」といって、仏様に感謝を申し上げるのが大筋で正解なんです。

「ありがとう、おじいちゃんおばあちゃん」です。
いつも見守ってくれて…でもいいですし、
あなた方の一挙手一投足のおかげで、
私が今存在出来ています…でもいいです。

そして自分が仏様の身になったとしたら
「毎回こうやって集まってくれてありがとうなぁ」と思うと思いませんか?
こちら側が、手を合わせてる時、仏様もこちらに向かって手を合わせてくれています。

その「お互い様」な状態が供養ですね。

この供養を真摯に行うことで、心が落ち着いたり自分自身を見直したりも出来ます。
供養は亡くなった方だけに効能があるんじゃなくって、生きている我々自身にも向けて行なっています。

1時間の追善供養を毎日するのは大抵不可能なので、年を空けて定期的に行うといったイメージです。

あと、檀家さんみなさんのお布施、元来お寺の維持に使います。
(古い寺だと瓦変えるだけでトンデモないお金が…涙)
お寺はお檀家さんたちの互助会でやりくりしているので、
諸行無常とはいえ、お寺のお金がなくなると、位牌堂に安位されている
江戸時代からのご先祖様たちが路頭に迷ってしまいます。

そして、私たち僧侶はお寺(仏様)に仕える身なので、そのから毎月お給金を頂いて生活します。
世の中には、そのお給金釣り上げて高級車とか乗り回したりしている人もいるので、
そう写るであろうことはよく分かります。ホント良くない。良くない!

{{count}}
有り難し
おきもち

黙庵(もくあん)
紆余曲折の果てに出家しました。 現在は7年ほどの修行期間を経て 京都府...
このお坊さんを応援する

日々の生活の中で

拝読させて頂きました。
私は毎日朝起きて掃除をして本堂にてお勤めさせて頂きます。その際には仏様のご供養もさせて頂き、沢山のご先祖様のご供養もさせて頂きます。また様々な形でお亡くなりになられた方々のご供養をさせて頂きます。そしてその後お墓参りします。

そして一日が始まります。

そして寝る前に手を合わせて仏様やご先祖様方やあまたの霊位をご供養させて頂きます。
合間に寝ている時にもどなたか訪れる方がいらっしゃいますから心を込めてご供養させて頂きます。
そのように様々なご縁ある方々有縁無縁の方々を心を込めてご供養させて頂きます。

そのような関係性の中で私達は日々生きていますし、私達が天寿を全うする時には彼岸に参らせて頂きたいと思います。

{{count}}
有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
このお坊さんを応援する

「供養全般」問答一覧

深い懺悔と感謝

いつもありがとうございます。三月の桃の節句も過ぎ、お彼岸が近づいてきました。hasunohaの皆様におかれましては日々、健やかにお過ごしのことと思います。 一時期、私は人生をひっくり返すほどの思いに駆られたこともありました。今年のバレンタインを過ぎた頃から、今は家族のありがたみを強く感じるようになり、毎日思いやりに支えられ、相変わらず週7日休み無しで外での仕事に励んでいる今日この頃です。 毎日が平和で穏やかな落ち着いた空気、他愛もなく些細なことの積み重ねですが、それらすべてが本当に、職場も家庭も、そして治療院にも、良い人たちにご縁があったこと、ひとつひとつに感謝です。これからも日々の幸せを大切に育んでいくことが、ご先祖様への恩返しにも繋がる明るい人生への道標なのかなと有難く思います。 お世話になった治療家の先生に、しばらくお休みすることを伝えました。その節は本当に、この上なく尽くしてくれたことに深謝の限りです。つい先生の優しさに甘えてしまい、助けたい側と助けられる側の引き合う力がぐいぐい強くなりすぎてしまった節がありました。徐々に私の感情が不安定になり、体調も崩れてしまい、元の近所に戻しました。いろんな人に打ち明けた昨年から年末年始と引き換えに、この春先は自分自身とひとりで向き合う修正が必要になったこと…あらためて自己成長へと繋げる良いきっかけになりました。 今でも毎日、先生のことが心に浮かんできます。それだけ特別な存在であることには変わりありません。頂いた思い出、温かい言葉の数々が、前向きに仕事に取り組む原動力となってくれます。2月といえば、確定申告に自動車免許の更新の時期。両方ともクリアでき、特に下がると思っていた年収が微々たる上昇していました。驚きを隠せず、念願の学びのための貯金も着実に増えていること、とても有り難く思います。 他の先生からみても親しくなりすぎた故に、遠慮もなくなり、お互い言いたい放題で喧嘩状態にもなりました。本音を明かした(ぶつけ合った)ことは、それだけ相手を強く思うからでもあり、アンビバレントそのものでした。ひと月近く、間を空けた今、直筆の手紙で、お詫びとお礼、そして相手の未来の幸せを願う想いを伝えたいです。 共に成長しあえる良い関係でいられるよう、しっかりとした自分となるために、アドバイスいただけましたら幸いです。

有り難し有り難し 5
回答数回答 1

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ