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彼が修行僧です。

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こんにちは。
私がお付き合いしている方が、修行のため3月から上山致しました。彼のお父さんと、一緒に上山を見送り、今でも彼のお父さんお母さんから、彼の様子がわかると連絡を頂いています。その連絡が今の私にとって励みでもあり本当に、感謝しています。今、私はただ彼を想い、毎日が無事に終わることを願うばかりです。

彼の宗派は曹洞宗です。上山前、彼から100日間は外部との連絡がとれず、100日後に手紙がやっと書けると言われました。また、春上山した者は、8月末から面会との事でした。当時の私は、手紙を書こう面会に行こうと思っていましたが、実際それが正しいことなのか、彼の為になるのか、彼が上山してから自分で調べ、考えているうちにわからなくなりました。

家族でもない私が手紙を送ること、面会することで、上の方から何か言われたり目をつけられたりしないか、悪い方向ばかり考えてしまいます。自分で調べている時に、このような場を知り、実際に修行をした皆さんに聞くのが良いのではないかと考え、今回このような形で相談させていただきました。

そして補足ですが、今世の中が大変な時期で、夏になって仮に落ち着いたとしても、面会に行こうとは考えていません。

このような時期に、私事の相談で大変恐縮ですが、もしご自身の経験から、少しでも何か回答を頂けましたら幸いです。宜しくお願い致します。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

禁欲の修行生活ですから。

 お疲れ様です。大切な人が修行に行くことは寂しいことと思います。心中お察し申し上げます。私も同じ宗門ですから事情は頭に浮かぶほど分かります。私は因みに福井県大本山永平寺修行しました。昔と今では事情が違いますが・・・。
あなたの質問)「家族でもない私が手紙を送ること、面会することで、上の方から何か言われたり目をつけられたりしないか。」について回答致します。
 まずは曹洞宗の修行の仕組み。本山(福井県永平寺の場合)に上山すると
①永平寺の隣りのお寺地蔵院にて永平寺の作法(衣の着方、脱ぎ方、畳み方、東司(トイレ)の行き方、食事の食べ方など)を叩きこまれます。持ち物検査をさせられ、要らないものを持っていると没収させられます。それで1日が過ぎます。
②次の日、山門に連れてかれ、約2時間立たされます。問答の末、入門します。
③ここで、1週間、暫到和尚として招き入れられます。暫到とはお客さんのこと。お客さんとはこの場合「嫌ならいつ帰ってもいいよ」という意味。永平寺の生活の作法を丁寧?に厳しく教えられます。
④1週間後無事に乗り越えたら、僧堂に入る儀式(暫到入堂の拝)を行います。僧堂とは「修行僧が修行するためのお堂」を言います。ここでは坐禅、食事、睡眠と1日の大半を過ごす場所の為、本当に修行を行う僧侶しか入れません。このために①~③を行い試されるのです。
⑤ここから百日禁足。いわゆる新人社員研修が始まります。先ずは衆寮に行き、時の鳴らし物や食事の準備、僧堂の管理を任されるのです。勿論、先輩和尚(古参)が指導します。永平寺では修行僧は白い履物。2年目以上は黒い履物です。
⑥5月1日に新到掛塔式が行われ、暫到⇒新到和尚さんになり、それぞれの部署に配属されます。
 一応これ以降、外部との連絡、特に手紙はOKになりますが、家族や知り合いの僧侶のみとなります。修行とは1日の差定(予定表)によって行いますので、連絡をとる暇がありません。8月になればお盆のため、実家のお寺の手伝いという名目で他出が出来ますが、1週間以内でしかも、他出テストで合格しないといけません。だから、あなたが彼と会いたいなら、何年修行するかに寄りますが下山するまで待つか?彼の家族にお願いするか?1年後ならその辺は緩やかになります。周りの修行僧からは冷やかされるぐらいです。今回使用した用語を是非彼に伝えて話題にして下さい。

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彼のご両親に相談してみては?

文面から推察するに
結婚を前提にお付き合いしているのでしょうね。
それなら
彼の御両親に堂々と相談すれば良いと思います。

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和田隆恩
 浄土真宗(大谷派)/広島県広島市/17世住職。  1967年京都市生ま...
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質問者からのお礼

大鐵様
とても御丁寧に回答頂き、誠にありがとうございます。彼も同じ永平寺で、修行中です。修行の仕組みを、実際に永平寺で修行された彼のお父様、お爺様から聞いてはいましたが、とてもわかりやすくまとめていただき、ありがとうございます。とても参考になります。

タイトルにもありますが、禁欲の修行生活、その通りだと思います。私もけじめをつけて、待とうと思います。ただ私は待つだけ簡単な事です!毎日が無事に終わることを願い、彼に会える日を楽しみにとっておこうと思います。

大鐵様が教えてくださった用語、お話を彼に会ったらしてみますね!きっとびっくりすると思います。今のうちに色々、勉強しておこうと思います。

誰に相談したらいいのか分からず、自分一人で考えていましたが、今回、大鐵様から頂いた回答によってとても心が楽になりました。本当にありがとうございます。感謝申し上げます。

和田隆恩様
回答頂きありがとうございます。
彼の御両親にも、相談してみようと思います。ありがとうございました。

「お坊さんと出会い、恋愛、結婚」問答一覧

もう人生終わらせたい。疲れた。

仏教の教えを伝える僧侶も人の心を踏みにじることが平気なのですね。 裏切られた気持ちで苦しいです。 知り合ったのは10数年前、身分を隠す彼の不誠実さに不信感が募り2年目には次第に距離を置くように、時折りメールがありましたが時候の挨拶程度。 コロナで人との交流がなくなり寂しさが募っている時、また彼から連絡が、 その道のプロですから言葉巧みに私の心の隙に入り込まれ10年以上拒み続けたのですが男女の関係に… 何度か会ったのですが、その後メール無視からの自然消滅狙いなのか 連絡がありません。 口説き落とすまではしつこい程に連絡をしてきました。 いつかは心から結ばれると信じていたのに、今は弄ばれたのだと悔しくて悔しくて心が引き裂かれる毎日。忘れる為に次に進むべきとは思うのですが、私の今までの人生を振り返ると、彼の存在で狂わされ人格までも全否定されたようで許せず復讐が頭から離れません。 その宗派では名の知れた地位のある僧侶です。 このまま、仏教界に身を置き偽善者の振りをし、のうのうと彼が人生を終えることが許せません。それ以前に人間として許せない。 このまま私の怒りが収まらなければいつ手をかけるか分かりません。私は生殖機能も働かなくなった身で生きている意味もないから…後悔もないかな。 訴えても同意だった、宗派の規模から揉み消される。 上記はセクハラで訴えられた彼の宗派で実際に起きた事。 僧侶も男だからと片付ける? 私が浅はかだった。反省しても怨念が募るばかり。 なぜ女性ばかり犠牲にならないといけないのでしょう?

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床に落としてしまって落ち込んでおります。

以前ご質問させていただいた後日、お寺に行き、愛染明王様のご真言や梵字が書かれた金色のカードと愛染明王様が描かれた金の護符(守護札?)の計2枚が入っているものを購入し、愛染明王様にお会いしてお参りさせていただきました。 その後、毎日それらを携帯ケースに入れて持ち歩き、最近では、お家で朝や寝る前にそれらを両手で持ちながら感謝申し上げたり悩みを聞いていただいたりご真言を唱えたりしております。 そのようななか、本日、外出時に焦っていた際に携帯ケースからそのカードと護符がするりと抜けて床に落ちてしまいました。 愛染明王様をお慕いしている者として、落としてしまったことがショックです。 落としてしまった護符とご真言や梵字のカードには、もう愛染明王様やそのお力やお心は宿らなくなってしまったのではないか、愛染明王様に失礼なことをしてしまったので、もうご加護をいただけないんじゃないか、というエゴな悩みで情けないのですが、その悩みに対する答えをどうか教えていただけないでしょうか。 また、私はそのお寺で塗香も購入しており、床に落としてしまったそれらを塗香で清めることは有効か、また他にも良い方法はあるのかということについても教えていただけないでしょうか。 愛染明王様がいつも見守っていてくださっているということが心強く、充実した日々を過ごしていた最中でしたので、少しショックです。 護符やご真言や梵字をもっと大事にしたいという戒めにもなりましたが。 このような質問で恐縮ですが、ご回答宜しくお願い申し上げます。

有り難し有り難し 19
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何が正しいのかわからない。

私は地方の檀家寺に生まれました。 幼い頃から父にお坊さんになること以外の道を許されず、反論すると暴力や大切なものを壊されたりしてきました。 逆らうことができ学生時代は本山に寄宿しながらの修行生活をしました。 しかし、修行を終え娑婆に帰ってから、自分でやりたいことを選べなかった後悔と青春時代を失った後悔に襲われました。 それと同時に本山から帰ってからは周り(寺族、檀家様、周りの寺院)からの期待が大きくなっていました。 住職が私のいない間に周りのお寺や檀家様に「息子は望んで家を継ぐために本山に修行に行ってる」と意気揚々と話していたそうです。 それだけではなく住職は結婚したら将来同居がすぐできるように二世帯住宅を完成させていました。 結婚しても、食卓でも仕事の話やすぐに機嫌を損ねると癇癪を起こし暴力を振るってきた父と一緒に生活することは相手のことを考えると私はできませんが、、、。 そんな日々が数年続く中で住職から荒行に行くようにいわれました。 私は生まれつき身体も弱いですし、正直行きたくありません。 本山での修行中は家を継ぐ決心や僧侶になる発心がない状態でした。 しかし、逃げずにいたのは本山よりも癇癪を起こす住職の方が怖かったからです。 今は祈祷寺でもないのにこれ以上、修行をしたくないという思いがあります。 そのことを父に話すと癇癪を起こし泣きはじめます。 もちろん、修行道場は自分自身の信仰あって成立することです。望んでもいけない人が大勢います。 縁あって寺に生まれたからといって私のような中途半端な人間が僧侶を志してはいけないと思っています。 本山から帰ってきてからは上記で書いたことや、父の癇癪や、親の言う通りに生きない罪悪感(荒行に行かない)で押し潰されそうになり鬱病になりました。 今は療養施設に入っています。 最後にですが私は決して僧侶という仕事は嫌ではありません。大切な生き方だと思っています。 ①僧侶の皆様は自分の将来をどのように決めてきたか。 ②本山で修行し、周りや親の期待されているが荒行に入らずに今後もその期待に応えれない罪悪感をどうしたらいいのか。 ③私のような人間が僧侶を続けて良いのか。 応えられる範囲でご教示ください。 よろしくお願いします。

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彼氏にどう接したらいいか

最近彼氏にどう接したらいいのかわかりません。 彼氏はお坊さんの修行中で、遠距離2年目です。二、三ヶ月に一回くらい私から会いに行く関係が続き、婚約的なことまでしました。 先月の私の誕生日に会いに行く予定で、クリスマスと1日しか違わないので誕生日のお祝いも楽しみにしていました。 しかし、1日前に電話が来て、彼の祖父が危篤だと連絡があり、会うのを取りやめました。私の誕生日当日も、彼から電話があって慰めて欲しい的な内容でした。 とても自分勝手で最低ですが、わたしはこのことがあってから彼氏が少し好きではなくなりました。 会ってくれなかったことがショックなのではもちろんなくて、本当に気持ちの整理がつかないので理由がはっきりわかるわけではないんですが、、、、 その後もお正月は法事やらお寺のイベントやらで、何の連絡もなく、寂しいのに連絡も声も聴かせてくれない彼氏ならいらないとおもうようになってしまいました。 久しぶりに電話しても、仏教のことばかりでなんだか思想を聞かされているような気がして、彼氏と喋っている気がしません。 遠距離が始まる前に、いまは我慢して欲しい、そうしたら絶対幸せにすると言われたので今まで我慢しましたが、果たして住職になった暁に私のこの寂しさを埋めてくれるのか不安になってきました。 私がまだ未熟だから、未来の幸せより今の幸せを優先してしまうのは自覚していますが、私の時間も有限です。 婚約までしていますが、どう気持ちの整理をつけたらいいかわかりません。 まだ少し好きなので、なんとか前に戻りたいです。どうしたらいいのでしょうか。 長々とすみません。

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お寺の息子さんとの恋愛

先日出会った方が島のお寺の息子さんでした。その日から毎日連絡を取り合い食事にも何度か行きなかなかいい雰囲気で、今後進展がありそうです。 しかし、母にいい感じの人がいると話をすると島のお寺の息子という理由で「恋愛はして欲しいが、結婚はして欲しくないから応援はできない。私は関わらないから好きにやってくれ」と言われました。 反対される理由としては、 ・寺に嫁げる品格ではない(私が男っぽくガサツな性格なため) ・家柄(結婚時のお金のことなどを考えているみたい) ・島(相談ができるような相手がいない、実家からも遠い) ↑のようで、話した次の日から明らかに態度が冷たく突き放されていると感じます。 私としては数年彼氏がいないので、上手く行けばいいなと思っています。しかし先を見据えた時に母がこのような考えをすることも理解できます。 正直、将来の事は交際を始めないと考えることができません。交際をする中で相手のご両親に会う機会や、島に行く機会があるはずですからそこで先を見据えて考えることが出来るのではと思っています。 このまま交際に発展すべきか、それとも母の意見を聞いて諦めるべきか悩み苦しんでいます。

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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ