退職時の挨拶
こんにちは
先日、7年間勤めていた会社を退職しました。
残業が多く、体調不良になった事から退職を決意しました。
上司はコミニュケーションが無く、辞める理由を伝えた時もとても事務的で冷たい対応でした。
上司は尊敬できず、嫌いでした。
上司にだけは最後の挨拶をしたくないな…と退職ギリギリまで考えていましたが、大人の対応として挨拶する事を決めました。
最終出勤日、上司に「ありがとうございました。」と伝えると、
「はい。」の一言だけで済まされました。
その場にいた2人の上司にも挨拶すると、2人共「はい。」だけでした。
7年間、私なりに頑張って働いてきたのに「はい。」で済まされて腹が立ちました。
「お疲れ様でした」の一言ぐらい言ってほしかったです。
もう上司とは関わりはないのですが、後味が悪く思い出すだけでイライラして仕方ないです。
挨拶しなければ良かったと思いました。
お坊さんなら、どうやって気持ちを切り替えますか?
是非、教えて頂きたいです。
よろしくお願いします。
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挨拶とは自分を磨く修行である、と心得ましょう
もう30年以上前のことですが、私はサラリーマンとして働いていました。或る同期の仲間と話していた時、「こんな職場、早いこと辞めたい。」と彼は言い、私も「そう考えたくなる時もあるよなあ。」と私は少し同意しました。その後、私は病気の為長く仕事を休み、それをきっかけとして仏教系の大学に編入することにして、退職することにしました。
直属の上司と同僚、その他自分の病欠した時に世話になった元上司、研修で世話になった上司にも退職の挨拶をしました。一応、それぞれの方から「ご苦労様でした。お元気で。」と言う程度の事は言っていただきました。
その数か月後、「こんな職場、早いこと辞めたい。」と言ってた同期の者が退職したそうです。後日、別の同期の者から「あいつ、こんな職場にいる奴はどうかしてる、と暴言吐いて退職したんだって。」という話を聞きました。
私なりに丁寧な挨拶をしたからって、特別に得したことは無いと思います。でも、きちんと礼を尽くして退職して良かったと思っております。挨拶は損得のために行うものではありません。自分を磨くために行うものです。挨拶が自分を磨くためのものであると言われても、ピンとこないかもしれませんね。実は、挨拶と言う言葉は禅の修行、禅の問答から来ているんです。
以前、或る法話の会をお話し、当寺の会報に載せたものですが、参考になると思いますので、御一読下さい。 「挨拶」http://blogs.yahoo.co.jp/dorinji/2133216.html
あなたが挨拶をしても、上司の挨拶が「はい」だけで終わったというのは残念な話ですね。かっての上司たちはその程度の人間だったと受け止めるしかないと思います。ちゃんとした返事が帰って来ないのは残念ですが、いい返事を受けるために挨拶をするわけでは無いんです。
人生という修行の場で自分を磨くため、挨拶を行う。
自分の挨拶に、相手がどのように返して来るか?挨拶を通して、相手の人間性や力量が見えてきます。
いい挨拶が帰って来れば嬉しいですよね。今回の経験から、そのことを強く感じたと思います。だからこぞ、あなたは挨拶を受けたらきちんと挨拶を返せる人間になって下さい。
質問者からのお礼
忙しい中、回答ありがとうございます。
挨拶は自分を磨く為なのですね。
勉強になりました。
上司と同じレベルにならないように、挨拶を受けたらきちんと返します。
ありがとうございました。