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母の死がまだ受け入れられません

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母が旅立ってもうすぐで5ヶ月が経ちます。
フッとした瞬間に寂しさや哀しさが押し寄せてきます。
また母が亡くなる少し前の状況を思い出し、胸が苦しくなります。
母は癌でした。延命治療のために抗がん剤治療をしていましたが、亡くなる2ヶ月ほど前に抗がん剤をやめました。そこから痛み止めを服用し、だんだんいつもの母ではなくなっていきました。ボーッと鏡を見つめたり、意味のわからないことを言ったり。でも急にいつもの母に戻る。そんな日々が続き、亡くなる1週間前には1日中起きて家の中を徘徊したり、「どうしてこうなっちゃったんだろう」とか「どうしよう」とか「さっ!しっかりしなきゃ」と言うようになりました。薬で朦朧としつつも自我はあり、葛藤していたのだと思います。その時の母はどんな気持ちだったんだろう…と思うと胸が苦しくて張り裂けそうになります。
あんなに頑張っていた母。絶対癌に負けない!私は奇跡を起こすんだ!といつも笑顔だった母。怖かっただろうし、苦しかっただろうし、辛かっただろうと思います。
私はそんな母にまだ、良く頑張ったね‼︎と言えません。まだ母の死が受け入れられないんです。もっと母と一緒にいたかった。もっと苦しませずに看取ってあげたかった。
コロナのこともあり、自宅で看取りました。
でも病院にいれば最後あんなに苦しそうに呼吸させずに済んだかもしれない。首が青くならずに、もっと安らかに眠らせてあげられたかもしれない。お母さんごめんね。
そんなことを思って胸が苦しくなります。
いつか私は母の死を受け入れられるのでしょうか。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

もうそろそろです。

ちこさんのご心痛お察し申し上げます。

お父様の手術が受けられてよかったですね。

お母様のこと考えれば考える程お辛いと存じます。
一つ言えることは、どのような状況であっても、お母様はお母様として一生懸命に生きられたということです。たしかに病気という症状はあったかもしれませんが、それはあくまで肉体的なことです。今は、その肉体を離れ(捨て)た意識(思い)は少なくとも晩年のような状況ではなく安穏なる心境と思ってください。

癌については、前にも私自身のことを書きました。たしかに抗がん剤治療は苦しかったと思いますが、さらに緩和治療になるとどうしても、別の副作用は出てきます。それでも頑張られたのです。それでをちこさんには認められたかったでしょう。朦朧とした姿を晒してまでも。
同時に、ちこさんがお母様に対して行った看護や方法なども、すべて受け入れられています。何も後悔することはないのです。

人はいつかは死を迎えます。どんな人でも老少不定です。それぞれに役目や使命があって親子、夫婦、兄弟としての縁を結び、この世に誕生してきます。
そして、今回の人生のすべき事(体験したいこと)が終われば、この世から次のステージへと進み(移り)ます。
ちこさんとお母様も、深い縁にて多くのことを経験をされました。今のそれは継続中でもあります。
こうして、悲しむこと辛き思いをすることも、全部、ちこさんの経験となっているのです。ゆえに、ちこさんがこれから生きている為にもこの経験は生かされます。

さあ、もうそろそろお母様を許し、よく頑張ったね!と思いっ切り泣いてください。泣き切った時、何を感じて頂けると思いますし、受け入れることができるでしょう。すぐ横にお母様がいるのです。

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有り難し
おきもち

日蓮宗のお寺で、名古屋市南区にあります。 ”お寺は生きている人のためにも...
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質問者からのお礼

母の納骨が無事に終わり、
私の気持ちも少しずつ前に進みつつあります。
ありがとうございました。

「親・家族・恋人・大切な人の死が悲しい・乗り越え・立ち直る」問答一覧

生活環境の変化と母の死が重なり苦しいです

転職・引っ越しによる環境変化と母の死が重なり心身ともに辛いです。 先日、母が癌で亡くなりました。1年前から入退院を繰り返しており、余命が短いことは覚悟していましたが、やはり悲しいです。母が病気の苦しみから解放されたのは救いですが、この先母がいないと思うと人生がつまらなく感じます。まだまだ母とやりたいことがたくさんありました。 母の死は時間が癒してくれるのを待つしかないのですが、ちょうど転職と引っ越しをした直後に母が亡くなったため、新しい仕事を頑張れる気がしません。一人暮らしでホームシックにもなっています。まだ結婚もしておらず、一人っ子でもあるので孤独感が大きいです。 新しい仕事は私が目指していたことで、母も生前応援してくれましたが、母が亡くなった今となっては前向きになれません。これから新しい仕事のためにたくさん勉強しなければならないのに、無気力で頑張れる気がしないです。 母の癌が発覚した1年前から精神的にしんどく、診療内科に通うほど体調も崩しました。そのような状況下で頑張って転職し、これからというときに訪れた母との別れは新生活の不安と二重の苦しみで耐えられる気がしません。これからどうやって日常生活を送り、前向きに人生と向き合えばよいでしょうか。

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故人の魂はどこに?

先日大好きな妻が亡くなりました。妻は本当に僕の全てで大事な大事な宝物でした。 子供もおらず、独りぼっちになってしまい、今は絶望しています。生きる目的、意味が全く無くなりました。 僕の唯一つの願いは最愛の妻の魂にずっとずっとすぐそばにいてもらい(お骨も手元に)、自分が亡くなるときに一緒のお墓に一緒に納骨してもらい、そしてあの世でまた会えることだけです。 質問なのですが、49日に審判され遠くへ行ってしまい最終的に極楽浄土を目指すという理解をしているのですが、疑問があります。 白木の御位牌から本位牌となり、魂を入れて頂くと思うのですが、位牌に魂が宿るとするならば、極楽浄土などに魂は向かうのに、魂はいったいどこにいるのでしょうか? 魂は分割され2か所にいるのでしょうか? また、お盆には年に一回戻って来るという話しも子供の頃から聞いており、迎え火で迎え送り火で送り帰って行くということでした。帰ってしまったらいないということなのでしょうか? 極楽浄土等、御位牌、お盆、魂の居場所をわかりやすくご説明頂けますと幸いです。 僕は妻にずっとそばにいて欲しい、遠くへ行って欲しくないと考えております、魂の居場所によっては仏教と考えが合わないのでしょうか? 実はそのように悩んでいる間に49日が過ぎてしまいました、49日の法要は過ぎては良くないと聞きますが今から行って頂くことは難しいのでしょうか? どうぞ宜しくお願い致します。

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父親亡くなる

父93歳母90歳姉64歳私57歳で、姉は実家からバスで30分の所に住んでおり、私は埼玉県に住んでいます。母は専業主婦で家事全般をやっていた人です。父母共に病気をして入院した時は、どちらかが実家に帰って寝泊まりをしていました。母が心臓の手術を10年前にしてから、家事全般を最小限しかできず、それでも父母と2人で頑張っていましたが、2年前に母が転倒して頭を打ったのですが、頭の中も異常なく、骨折もしておらず、ただ筋力が落ちて、やる気も出なくなり、父が母に変わって家事全般を最小限やってくれる事になり、父は、家事をやった事がないので、味噌汁の作り方を一から母が教えていました、しかし父の作る物にしょっぱいだの、と父と姉に話していたそうです。父も指示されているみたいでイヤだとは姉に話していたそうです。母か転倒して、動けなくなった頃から、愚痴がおおくなり、姉は、母は要支援2の認定を頂いていたので、訪問ドクター訪問看護ディサービスを利用し、少しでも愚痴の数を減らしていこうとした時に、父が脳梗塞でたおれ、悪性リンパ種も見つかり、入院して1ヶ月で亡くなりました。愚痴をこぼす所もなくなり、母は、私や姉が手続きや、お墓仏壇等をやっていると、私達に攻撃しはじたのです。ただそれが午前中に始まり夕方には、穏やかになり、母の今後の事もあり、ケアマネに来てもらい話をすると、老人うつ病をかられると言われ、私達も確信ではないが、そうではないかと思うと伝えました。前から少しずつあったものが、今になって大きく出てきたのではないかとも言われました。姉は知識がないので、精神的な事が書かれている本を前から読んでいますし、私も資格はないですが、施設で長く働いているので、少しは知識があります。ただ姉が言うには、父が生前の時母は、とても穏やかな人で先々を考える人だったと話し、母が転倒して何もできなくなってから、人が変わったようだと言うのです。うつ病があるかもしれない事を少し頭に入れて対応していこうと姉と話していたのですが、姉もわかっているが、ウンウンとは聞けずついいってしまう、母はエスカレートしてしまう、なので第三者に入ってもらって、近くにおばがいるので、母の話しを聞いてもらうなどして、対応していますが、これからどんな事に気をつけたらいいのか、対応はどうしたらいいのか、母自身も、自覚がないので困っています

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