生き急いでしまいます。
昔から生き急いでしまいます。
もっとその瞬間を楽しんだり、目の前のことに集中して味わったりしたいのですが、どうも生き急いでしまって、常に次のことで頭がいっぱいになってしまいます。
どうすれば目の前のことをじっくり楽しめるようになりますか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
今を生きていながら心は未来へ
あおいさん
どうしたら目の前の事で生きられるか。
今あなたは何をしていますか。
文章を読んでいる。
ただそれだけ。それが今を生きていることでしょう。
妄想をしない。独り言を言わない。思いが出てきてもあとを追わない。付け加えない。
食事の時は食事。テレビを見る時はテレビを見る。
そうした生き方がいいのではないでしょうか。
気持ちがそれてきたら呼吸に気持ちを持ってくることもいいですよ。
未来を心配しすぎたら。呼吸を意識する。一生やることはできませんが、応急処置として、どうしてもの時は呼吸を気をつけるだけで気持ちは落ち着くものです。
計画をざっくりしたものにする
私も同じ経験があります。
私は旅行が好きで、高校生・大学生の頃は、よくひとりで旅行に行きました。実は中学の時「机上旅行クラブ」というのに所属していたのですが、このクラブでは時刻表などを調べて旅行の計画を立てるのです。うん、今思うとオタクっぽいな(笑)。高校生になってから、長期休暇を利用して、ひとりでその旅行計画を実行したりしていたものでした。
でも、行っても全然楽しくないんですよ。次の電車の時間などが気になってしまって、観光名所に行っても、ああそろそろ時間だから行かなくちゃ、とかなっちゃって。旅行に来ているのに、まるで旅行の下見をしているような気分でした。
今私は40代ですが、今はそんな事にはならないんですよ。
なんでなんだろう?
ひとつ思いつくのは、予定をきっちり立てなくなった、というのがあるような気がします。
私の妻は、計画通りにいかなくても、目的地につかなくても、その場を楽しむタイプなんですよ。最初はそんな妻に時にイライラし、時に戸惑いましたが、「妻が楽しいんならそれでいいじゃん」と思うようになったら、旅行が楽しくなりました。今は旅行のプランは妻に任せています。少しルーズな計画はハプニングもあり楽しいものです。そういえば今は一人で旅行に行く時も昔のような「下見のような感じ」にはなりませんねぇ。
旅行に限らず、「計画通りにいかなくても別にいいんだ」と思えるようになると、きっと今が楽しめるようになってくるんじゃないのかなぁ。とはいっても計画はとても大事なものなので、計画の立て方をもっとざっくり、柔軟性のある立て方にしたらいいんじゃないのかなぁ、と思います。いかがでしょう?
質問者からのお礼
コメントありがとうございます。
生き急いでしまう原因は、多分段取り良く物事を進めたくて、これをしたらあれをしなくちゃと、常に次の段取りを頭の中で組んでしまってるんだと思います。
なので、例えばテレビに夢中になって次の準備をしない家族に対しては、時にイライラしたり、時にそこまで夢中になれることに羨ましい気持ちになったりもします。
急に変わることは難しいかもしれませんが、これから食事の時、寝る前など、いくつかタイミングを決めて、目の前のことだけを考えて、呼吸を意識して、やってみます。
コメントありがとうございます!まさにおっしゃる通り、私も旅行中は同じような気持ちになりますし、今気づきましたが、もしかしたら人生も下見のような感じになってしまっているのかもしれないと思うと怖くなりました。
人生も、ざっくり方向性だけ考えて、あとは自然に導かれてなるようになるとものだと構えてみます。