回答 2
有り難し 32投資詐欺にあいました。
約1年前に「ある投資情報会社の有料情報を購入して指定された銘柄を売買すれば資産を増やせます。」という知人の勧誘に応じてしまいました。詐欺組織ともいえる「投資情報会社」に案内された株式の有料銘柄情報を購入して言われたとおりに売買しましたが、全然利益は出ませんでした。その後も「今度はこの銘柄情報で利益を確保して挽回しましょう。」という投資情報会社側の誘いに繰り返し応じて高い情報料を次々と払ってしまい、気がつけば被害金額は約1000万円となりました。
これを機に詐欺組織・投資情報会社とは連絡を絶ち、株式投資もやめるつもりです。
弁護士にも相談しましたが、訴訟をするとなると80万円以上はかかりますので訴訟をする気にはなれません。しかも詐欺組織側が口座からお金を引出済であれば裁判をしても被害回復は困難だそうです。
家族の今後の生活資金、および老後資金のつもりで日々働いてためた多額のお金を詐欺師たちに騙し取られてしまい、とても悔しくてつらいです。もちろん、「投資情報会社なんか利用したのは大間違いだった。」と大変後悔しています。
私には今後も家族の生活を経済的に支えなければならないという使命がありますので、自殺するわけにはいきません。とはいえ、とはいえ自殺したいくらいつらいです。
今後は本業に集中して家族の生活を支よることに専念しようと考えています。
現在も仕事には支障をきたさないように仕事中は業務に専念できています。
でも自由な時間になると大金をだまし取られたことを思い出してしまい、つらいです。家族と一緒にいるときも、家族が笑顔でいても私だけが笑顔になれないことが多くなっています。
どうしてこのつらい日々を乗り切ったらいいのでしょうか？教えてください。お願いします。
お坊さんからの回答 2件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
高い授業料でしたね…。
でも、その分 学んだことが多かったのではありませんか…？
「この詐欺被害の件はもう忘れて下さい」がベストの回答だと思います。でも、忘れられませんよね。
とにかく、思い出したら「又考えてしまっている…この思いを手放そう」と念じて下さい。
浄土真宗では『我が思いのすべては煩悩であり、それを手放すことで安らぎを得ることが出来る』と説きます。その思いを手放す、手渡す、引き受けもらう対象を「阿弥陀如来」と頂きます。
さりげない一文ですが…『家族と一緒にいるときも、家族が笑顔でいても…』。もう、ここにあなたの幸せが凝縮されていますよね。忘れがちですが、ここにこそ思いを向けるべきですよね。もっと申せば、ここさえしっかりしていれば、お金なんてどうでもいいんじゃありませんか。
幸い、あなたは投資の出来る経済基盤があり、そしてお仕事をきちんと続けていらっしゃれば、生活に困ることもないでしょう。
どうか、授業料だったと割り切って下さい。スパッと忘れて下さい。
損失を取り戻そうとする気持ちは、あなたがあなた御自身を許さない証です。その気持ちを捨てない限り、その思いこそがトコトンあなたを追い詰めていくでしょう。
そして その気持ちこそが、あなたの真の敵です。何より恐ろしいものです…。
どうか、この件 忘れようと心掛けて下さい。思いを手放して下さい。
仏様はあなたを支え続けてくださいます。その分、あなたが他の多くのお方を支えてあげて下さいませ。そのことこそが、あなた御自身をすくいます…。
速やかにご回答いただきありがとうございます。詐欺被害の件が忘れられないというのはお金に対する執着と同様に「煩悩」なのですね。今すぐにその煩悩を完全に手放すというのは難しいですが、今後は可能な限りその煩悩を手放すようにいたします。
また私には「損失を取り戻そうとする気持ち」があったからこそ、私は悪質な投資情報会社につけ込まれて銘柄情報の情報料という形式で次々と多額の現金をだまし取られたのです。現在はそのような気持ちはありませんが、今後は「損失を取り戻そうとする気持ち」による行動を決して行わないように気を付けていきます。
ご回答ありがとうございます。紹介してきた知人は被害者ではなく、紹介料目当ての業者の宣伝役だったのでしょう。投資顧問会社や投資情報会社の多くでは、うその実績を提示して宣伝するという詐欺的行為が日常的に行われているようです。今後はこれらの業者には決して近づかないようにします。
警察にはまだ相談していませんが相談した弁護士の話によると、警察は「投資が失敗したからといって詐欺とは限らない」と言ってこういった投資詐欺被害の被害者が多くないと被害届提出もなかなか受け入れてもらえないのが現状のようです。とはいえ、捜査対象になるかもしれないという可能性があれば期待したいです。
