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祖母への後悔

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長文失礼します。

現在、父方の祖母が危篤の状態です。

祖父母の家は実家から40分ほどの場所にあるので、高校生くらいまで週に1回は遊びに行ってました。幼少の頃は泊まりに行ったりもしていて、すごく優しくしてくれました。好きなものを食べさせてくれて、たくさん遊んでくれました。

しかし、大学に入ったたあたりから月に1回…年に1回…と次第に会いに行く回数が減っていき、社会人になってからはほとんど会いに行きませんでした。

その間も私の父や他の親族は会いに行っていたのに、私はつい仕事や自分の約束を優先してしまいました。

今年になって祖父が病気を患って入院し、祖母がそれを追うかのように、急激に認知症と病気が悪化し、現在は危篤の状態です。

祖父母は現在別々の病院にいて、祖父の方は意識がまだありますが、コロナの影響で面会が許可されていません。
しかし、祖母はもう先が長くなく、2週間以内には…と父から知らされました。

そして先日、祖母に会いに行ったのですが、そこに私が知っている祖母の姿はなく、小さくなって弱りきっている状態でした。

話しかけてみましたが、自分の言葉が通じているかは分かりませんし、ひたすら祖父のことを呼んでいて、うなされていました。

その声を聞いて、姿を見て、自分がしてしまったことを大変後悔しております。

特別な孝行はもちろん、なんで数年間まともに会いにすら行かなかったんだろう…そんなどうしようもないことばかり考えてしまい、自分勝手で最低な孫だったと謝りたい気持ちでいっぱいです。取り返しがつきません。

祖母がその日を迎えるまで、可能な限り会いに行きたいと思っています。
もう遅すぎるかもしれませんが、祖母に謝罪と感謝を伝えたい。
意識がなくとも、思いを伝えることはできるのでしょうか。

母方の祖父母はまだ元気で、身内の死を間近にすることは初めてです。
自分が生み出してしまった後悔であることは承知しておりますが、数日間悲しみに暮れております。

こんな身勝手で未熟者の私に、なにかご教示いただけましたら幸いです。
よろしくお願い申し上げます。

2021年9月6日 3:34

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

可能な範囲でお祖母様にお向き合いなさって

拝読させて頂きました。
大切なお祖母様の病状が急激に悪化なさりあなたは大変驚かれ苦しい思をなさっておられるのですね。そしていくつもの後悔の念にさいなまれておられるのですね。あなたのそのお気持ちを心よりお察し申し上げます。
お祖母様になかなかお会いできなかったことはとても辛いでしょうね、ご家族の皆さんにとっても本当に気が気ではなかったでしょう。
できればあなたの可能な範囲でお祖母様にお会いに行って下さい。お仕事の都合等もあるかとは思いますが、無理のない範囲でお祖母様にお会いなさって下さい。
お祖母様が意識が無い場合もあるでしょうけれどもあなたの身体の無理ない範囲でどうかそのお顔を見てあげて下さいね。
お祖母様はその与えられた人生を今まで一生懸命に生きていらしたのです。皆さんとのご縁に恵まれてかけがえのない時間を皆さんと喜び楽しみながら生き抜いていらしたのです。
お祖母様の身体は今まで一生懸命に働いていらしたのです。そして皆さんと一緒に心豊かに幸せに生きていらしたのです。
どうかこの時を大切になさって下さい。そして皆さんでお祖母様をしっかりとお見送りなさって下さい。お祖母様の生き様をしっかりと見届けてあげて下さいね。
いつの日かはわからないですがお祖母様は皆さんに見守られながらその天寿を全うなさっていかれるのです。

そして仏様に導かれ先に往かれた親しい方々やご先祖様がお祖母様を優しくお迎えになさって下さるのです。そして仏様のもとでご先祖様方と一緒に心安らかに穏やかになっていかれ、一切の迷いや苦しみや痛みからも救われて心円満にご成仏なさっていかれます。
お祖母様はその後もあなたやご家族の皆さんをいつもいつも見守っていて下さいます。お祖母様とあなたやご家族の皆さんとのご縁は永遠ですからね。いつもお祖母様はあなたやご家族の皆さんに寄り添っていて下さるのです。

お祖母様は今もそしてこれからもあなたのことを心から大切に思っていて下さるのです。今まで様々なご恩や感謝の気持ちを込めてどうかお祖母様に寄り添ってあげて下さいね。

あなたがこの時をお祖母様に心からお向き合いなさって下さいます様にと祈ってます。
そしてお祖母様が皆さんに見守られて心安らかに天寿を全うなさっていかれ仏様に導かれますご先祖様方に優しくお迎え頂きます様切に仏様にお祈り申し上げます。至心合掌 南無阿弥陀仏

2021年9月6日 13:37
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