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余命半年の過ごし方

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有り難し有り難し 9

今年6月から父が肺癌で闘病中ですが、脳梗塞を併発し治療が難しく、9月から緩和ケアに移行しました。余命半年もないと言われています。脳梗塞の後遺症で失語となり意思疎通が叶いませんが食欲もあり元気にしています。でもコロナ禍で、窓越しの面会すら叶いません。本当なら家族が寝泊まりできる施設ですが、母すら付き添えず部屋に1人きりで居ると思うと、言葉がわからないから不安だろうし、寂しいだろうなと思い悲しくなります。父の同僚の話では、責任感が強く体調が悪くても休みたいと言わなかった様子で、本当は1年前くらいから具合が悪そうだったとのことです。市販の咳止め薬を何個も服用しており、父自身おかしいと感じていた様子でしたが、怖かったのか母が勧めても受診しなかったそうです。治療が始まってからは、そのことを後悔してため息ばかり吐いていたそうで、その話を聞いて胸が苦しくなりました。今1人で後悔して泣いたりしていないかな、と考えてまた悲しくなって泣いてしまいます。転院の時に救急車に乗り込む瞬間に顔を見れたのが、私が父に会える最後のチャンスでした。笑顔で会いたかったけど、怖くて泣いてしまいました。マスクもしていたし、もしかしたら父は気が付かなかったかもしれません。私はあとはもう父が死ぬまで何もできないのがとても悲しいです。まだもう少し時間があるのに、なんで一緒にいれないのかと悔しくなります。泣いてばかりじゃなくて、できれば残りの時間をきちんと大事に過ごしたいと思うけど、どうしたらいいかわからないし何も浮かんできません。何かアドバイスを頂ければと思います。

2021年9月30日 21:16

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

お父様とのご縁を大切になさって下さい

拝読させて頂きました。
闘病中のお父様のこと本当に心配でしょうし、コロナ禍でなかなか面会できないさ中でしょうから余計に様々な後悔がつのっておられることでしょう。あなたのお気持ち全てはわからないですけれど心よりお察しします。
今日で非常事態宣言が解除されますからあなたはご実家に帰ることはできるようになりますでしょうか?お父様が入院なさっている病院では家族の面会の状況は改善されませんでしょうか?感染予防の点からなかなか難しいのかとは思いますが、できるだけ病院にも面会できる可能性をあたってみてもいいのではないかと思います。病院としての管理上なかなか許可は出ないのかもしれませんけれどもできる範囲でお願いなさってみてもいいのではないかと私は思います。
お父様の生きる時間は限られておられるでしょうから、大切なご家族の皆様と会うことができる時間も本当に必要かと思います。医療機関の状況にもよるかと思いますし、充分配慮は必要かとは思いますがお父様とあなたやご家族の本当に大切ないっとき一時ですからお会いできる可能性をあたって頂いてもいいかと思います。
そしてもしもお会いできる時間が取れればどうか積極的にお会いなさって下さい。あなたのお父様への素直なお気持ちをありのままに心からお伝えなさって下さいね。
いついかなる時でもお父様はあなたのことを待っていて下さるでしょうし、あなたのことをかけがえのない大切なお子さんだと心から思っておられるでしょう。あなたのお気持ちは必ずお父様に伝わります。あなたのお気持ちをお父様は必ず受け取って下さいます。
どこにいてもどんな状況にあってもお父様はいつもあなたのことを思っておられるでしょうし、あなたが毎日を幸せに充実して生きて下さることを心から願っていて下さるでしょうからね。
あなたとお父様とのご縁はこれからもずっと永遠に続いていくのです。
どうかこれからもずっとお父様のことを大切に思って下さい。
そしてあなたが今生きるこのひと時ひと時を大切に生きて下さい。あなた自身の体調も心も大切になさって下さいね。
いつもお父様はあなたを心から愛していて育んで下さいますからね。

2021年10月1日 3:19
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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

ありがとうございます。あまり病院に迷惑かけてはいけないのかと、こちらの希望を伝えることを躊躇ってしまいましたが、無理をかけないように伝えてみようと思います。また、父に気持ちが伝わることを祈ります。

「大切な人が危篤・余命宣告」問答一覧

母の心と体と頭のバランス

父が先月突然亡くなり、母と私と姉はショックが多すぎるていたのですが、やる事が沢山あり過ぎて頑張っていますが、母が2年前に家で転倒をしてから、気力がなくなり、母に変わって父が家の事をする事になり、父は家の事を母に任せていたので、味噌汁の作り方を一から母か父に教えていましたが、母はそれから父に愚痴る事が多くなり、父も耳が遠かったので、我慢していましたが、姉はその状況を見ていたので母に父が可哀想だと伝えると、私も辛いのよと母は言っていたそうです。でその父が亡くなった事で今度は、私や姉に愚痴をこぼすようになり、私は母に心の病気である事を伝え、愚痴をこぼしている時の母の顔は、とても怖いとも伝えました。母は今までそんな事を言われた事もないし、自分でもそう思わないと言うのですが、私や姉がそれに振り回されている事も伝えましたが、母はそれから自分の顔を鏡で見たりして、母も私も一度訪問ドクターに相談しようと言う事になったのですが、母も今度先生が来たら話しをするとも言ってくれていたのですが、私か1ヶ月仕事も休んでいたので、5月から仕事も戻るので、5月には、家に帰る事も前から、伝えてあったのですがら私か帰る日の朝にまた怖い顔をして、先生には、心臓の先生なので、心の病気の話しをするのは失礼だと言い出し私は、話しをしないし、そんな事ないと言い出したので、その場では、わかったと伝えましたが、私や姉は、先生にちゃんと話しをする事も決めていたので、何故今になって、母はそれまで自分からも話しをすると言っていたのに、失礼だから話しをしないと言い出したのか、とてもわかりません。これも心の病気なのかとも思います。母の心の病気をこれからどうしていったらいいのでしょうか?

有り難し有り難し 5
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生きている意味がわからない

夫を亡くして4年です。 長い闘病期間でしたが、話すことも出来なくなった夫に対して、私は側にいる事しか出来ませんでした。 当時、コロナで病院の面会は禁止となり、側にいることすら出来なくなりました。 1人で病室にいた夫がどんな思いで過ごしていたのか、どこが痛くて、どうして欲しいのか、それすらも聞く事が出来ないまま、最期は私の目の前で息を引き取りました。 なぜ、夫だったのか?と今でも思います。 私の家族の誰かから亡くなる人を選ばないといけないなら、私だったら良かったのに…今でも思います。 夫が亡くなった時は学生だった子供も、今では新しい家庭を作りました。 夫が亡くなり、もし私に何かあったら子供が1人になってしまうと必死に生きて来ましたが、その子供が新しい家族を持った今、私はもう全ての役目を終わらせてもいいのでは?と思っています。 自分の人生を自分で終わらせようとは思っていませんが、生きる意味も意欲も全くありません。 人前では平気な顔をしていますが、仲良く過ごす夫婦を見たり、ご主人の悪口を言える幸せに気づいていない奥さん方の話がどんどん私の心を黒く暗くしていきます。 夫が亡くなる直前に実母、夫が亡くなった直後に実父と次々に心から信頼できる家族を失ったことも私が誰にも本当の心を開かなくなった理由かもしれません。 ふと私はこれからずっと1人なんだと気づいた瞬間から絶望しかありません。 もう限界かな、と思っています。

有り難し有り難し 17
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娘の結婚と義母の死去

お読みいただきましてありがとうございます。 私には何度かの流産を乗り越え授かった娘がおります。 小学生の時からパニック発作を抱えていて、断薬の中妊娠・子育てに入り24年。 このたび娘から好きになった彼と結婚が決まりました。 24年間パニックを堪えながらも次第に症状も消え、(娘の前では発作を起こした姿を見せないようにしてきました)旅行もできるほどになりましたが、 先月義母が急逝。今までは身内の葬儀もお骨を拾うことが出来ず休ませてもらっていましたが、今回はお世話になった義母のため最後まで立ち会いました。 葬儀後は、悲しみやパニックにならないよう娘の結婚準備に専念していましたが 持病的なものの再発をきっかけにどんどん体調が悪くなり、強張る体・胃の不快感・不眠症と、パニックも再発しそうな気配です。 仲良しすぎる娘がお嫁に言ってしまう寂しさを言葉に出せず、ずっと秘めていて 苦しくてたまりません。いい母親ぶってせっせと引っ越しを手伝っていますが 娘がいないところでは体調不良で起き上がれない時もあります。 娘の母親ならどなたも体験することかと思いますが、特にパニックを起こさないような心構えがありましたらご教授下さると幸いです。

有り難し有り難し 3
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離別の苦しみに向き合うには

こんにちは。 初めて質問させていただきます。   以前までは人並みに幸せな人生を過ごしていたと思います。 しかし、数年前に愛猫、祖父を亡くし、就職を機に実家を離れました。 孤独や悲しみを背負いながら、日々を生きておりましたが、最近になり両親が大病を患ったという報告を受けました。余命宣告はまだ受けておりませんが、ネット情報の海を潜ると5年生存率が数%しかない現実を突きつけられました。数年前に愛猫を失った記憶がフラッシュバックし、不安に過ごす毎日です。 人や動物はいつか死ぬものと知識としては理解しているのですが、見送るたびに胸が引き裂かれそうな悲しみに駆られます。もう何も失いたくないという思いの反面、また一つ私の大切なものが失われそうな現実を突きつけられ、自分の気持ちが整理できず、混乱しています。   いくつか質問させていただきます。 ① 迫りくる離別の恐怖に対して、これから私はどう向き合えば良いのでしょうか。世間の大人の方々は親を亡くしているにも関わらず気丈にふるまっていますが私にはその自信がありません。何か別れに対する心構えのようなものを頂けますでしょうか。   ② 神様?はなぜ我々に離別の苦しみを与えるのでしょうか。 出会って、愛をもらい、いつかは別れる。私も生を受け、たくさんの愛をもらい、最期には手放して旅立つと思います。法事やお坊さんのインタビューの中で「諸行無常」や「執着はいけない」といったキーワードをよく耳にします。そうであるならば、なぜ神様?は我々に「手放したくない」といった執着の思いをさせるのでしょうか。最初から出会わなければ、生まれなければ、我々は苦しみを感じずに済んでいると思います。   自分の気持ちの整理がついておらず、うまく文章化することができませんでした。 抽象的な質問になりますが、ご意見やアドバイス等頂ければ幸いです。

有り難し有り難し 10
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背中を押してください。

ガン闘病中の主人のことでお話しをきいてください。 一度は死を意識し腹をくくったつもりでしたが、本人の頑張りもあり仕事復帰もしまた日常に戻ることができていました。 誰もが逃れることのできない死まで残された日をカウントダウンするのではなく、これからは1日1日を足して生きていこうと心がけていました。 それでも、元気な姿をみていたらいつしかこのまま治るのではないかと思ってしまっていました。 もっと早く転移箇所の手術をしていたら… もっと私が病気のことに真剣に向かいあって調べていれば… 人間だから必ずお別れの日がくるけれど、主人とは1日でも長く一緒にいたい… たとえお互いに1000年の命があっても満足することはないでしょう。 やり場のない気持ちをどうしていいかもがいている最中にhasunohaにご縁をいただきました。 諸行無常、今目の前のことだけに集中して生きていく… 他の方の問答を拝見させていただき、自分の気持ちに近いものが沢山ありとても助けていただいております。 仏教の智慧も知ることができ、もっと勉強したいです。 おかげさまで落ちついている時間も増えてきました。 手術していたら治っていたかという、生死とは単純なものではないと少しだけ考えれるようになってきました。 それでもどうしようもない悲しみや主人を失う恐怖におそわれてしまいます。 そしてやはり手術に対する後悔と自分の至らなさの懺悔の気持ちにとらわれてしまいます。 そんな時は南無阿弥陀とおとなえすることしかできません。 今は入院しての抗がん剤治療中ですが、もうすぐ帰宅予定です。 本人は淡々と受け入れていくと申していましたが、本当の気持ちは今はみえてきません。 主人の前では笑顔でいたいです。 今までどおり、できる事をしていきたいです。 みえない先の心配は何の意味もないことを教わったつもりですが、目を背けてしまわないよう、逃げてしまわないよう何かお言葉をいただけないでしょうか? このように話を聞いていただける場をご提供いただけたことに改めて感謝申し上げます。 どうぞよろしくお願いいたします。

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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ