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家族の死に耐えられません

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今朝未明、母が亡くなりました。

もともと弱点のある体質の人ではありましたが、
身体をいたわりながらも私と二人で何度も旅行しており、一緒にいろんなお寺、お宮にお参りしたり、美味しいもの、楽しい事をたくさんしました。

私が実家を離れて一人暮らしをしていましたが、毎週欠かさず電話もして、一度電話すれば何時間も話し続ける仲のいい親子でした。

その母が、去年突然脳梗塞を患い緊急入院、ずっとコロナ禍でお見舞いもいけず、母も身体が思うように動かせなくなったため電話もままならず、それでも来年には退院できるかも?と言う話を聞いた後に亡くなりました。

冷静で博識で頭の良い母でしたが寂しがり屋で、家族に会えない、外出もできない入院生活はどんなに辛かったかと想像するだけで胸が苦しいです。
お揃いで買ったぬいぐるみを差し入れたり、病院のスタッフさんの手厚いサポートで通話したりして、ひょっとして調子戻り始めた?と思った矢先に…でした。

私にとってはこの世で唯一私を愛してくれる人が母で、また私がこの世で唯一愛する人も母でした。恋人など他に愛する人はいません。

私自身、結婚どころか愛する人ができる可能性もなく、
またロスジェネですが底辺世代なりに、なんとか世の中にしがみついてかじりついて生きてきましたが年金を含め自分の将来に希望を持っていません。

そこにきて唯一の愛も失ってしまって、これからどう生きたらいいのか見当もつかなくなりました。
私の残りの寿命を母にあげられたらよかったのに。
なんで生きてても何の希望もない私が生きて、優しい母が亡くならなくてはいけないのか、苦しくて悲しくて、どうしようもないです。

2022年12月6日 20:02

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

お母様は仏様と生まれられ、あなたと御一緒です…

 『私の残りの寿命を母にあげられたらよかったのに』…そこまでおっしゃるあなたのお気持ちをお察し致します。此の度の御母堂御逝去のこと、本当に寂しくお辛いことと存じます。
 でも、お母様にそのようにおっしゃり、実際にそう出来たとして、お母様があなたの命を受け取るかといえば、多分、いえ決してそうはされないでしょう。
 逆にあなたに「精一杯 生きて欲しいとおっしゃるはず」です。
 いえ、「…はず」ではなく、お母様は事実そうおっしゃっています。さらにあなたが精一杯生きられるようにはたらいて下さっています…今は仏様として。
 そのことをどうか受け止め、受け入れて下さい。
 あなたは『結婚どころか愛する人ができる可能性』はなく、『唯一の愛も失ってしまって、これからどう生きたらいいのか見当もつかな』い状況だとおっしゃっています。
 でもあなたに愛は届いているのです。既にあなたは愛に包まれ、愛の中で生きているのです…それは仏様となられたお母様の「慈愛」です。
 あなたは独りではありません。これからもそんな仏様が御一緒です。
 その証拠はあります…「南無阿弥陀仏」です。どうかお念仏お称え下さい。
 耳から聞こえる「南無阿弥陀仏」は仏とお生まれのお母様の呼び声であり、はたらきであり、お母様そのお方そのものと頂いて下さい。
 仏様が御一緒下さることを受け入れられたら、安心できます。もうどこにも行かない、変わらない、消えない そのお方の存在が嬉しいのです。
 そうしたら、仏様の存在を受け入れられたら生きていけます。
 いやそんなこと出来ない、そんなふうに受け取れるはずがない…ならば、あなたは独り生きていかざるを得ません。
 「そうはさせないよ、あなたを寂しい独りぼっちになんかさせないよ」…それが仏様の慈愛であり、優しさであり、又仏様の決意なのです。
 どうか、お辛い気持ちを仏様に預けて下さい…委ね、手放して下さい。
 そうしたら、あなたの心は軽くなるのです。
 あなたがこれからも安心して、しっかり生きていけるように仏様はおはたらき下さいます。
 お母様は死んで消えて無くなった…のではありません。
 浄土に往きて、仏様とお生まれになられました。
 そのことを受け取れたら、あなたはこれからもしっかりと生きていけます。
 『大丈夫!』私などでなく、仏様がそうおっしゃって下さっています…。

2022年12月6日 20:59
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有り難し
おきもち

質問者からのお礼

こんなに早くご回答頂きありがとうございました。確かに、寿命をあげられたとしても、母は決して受け取らないと思います。
何度も読んで、私が今までどれだけ母の愛を受け取ってきたか思い出して、涙が止まりません。
すぐに泣き止むのは難しいけど、仏様になった母を少しでも感じ、わかりたいと思います。
泣くだけ泣いたら、自分も旅だって母に会った時に怒られないように生きて行きたいです。
小林先生、ありがとうございました。

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