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人や自分の死の受け止め方

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有り難し有り難し 18

先日祖母を亡くしたことで相談させていただいた者です。
その節はありがたいお言葉をいただき、何度も何度も読み返しては涙を流しております。
本当にありがとうございました。

祖母の死をきっかけに、死について考えるようになりました。
死は決して避けられないものであるということ、そしてその期限はわからないということ。
誰にも確実な明日はありません。
明日どころか、1秒先もどうなるかわかりません。
もし両親が突然亡くなったら…もし自分の家族が突然亡くなったら…しばらく会っていない祖母でこれだけ悲しいのだから、もっともっと悲しいにちがいない。
でもそんな日は突然ではないかもしれないけど、いつか必ず来る。そのとき私は耐えられるだろうか。
今でも祖母に会いたくてたまらないのに、これ以上の悲しみに耐えられるだろうか…と、ふとした瞬間にこんなことばかり考えてしまいます。
突然の別れに後悔しないようにと、どれだけ回りに尽くしたとしても、必ず後悔や悲しみの感情はあると思います。
尽くせば尽くすほど、悲しみは倍増するのかな…とか。

それに、私自身にも必ず死の瞬間がきます。
そのとき私はどんな感じなのだろうか、少なくとも私の家族や友達は悲しむだろうな…少しでも回りの人の悲しみを和らげるために、遺書というものになるのかもしれないけど、手紙を残しておいたほうがいいのかな…とか、私はどんな死に方をするんだろうとか考えてしまいます。

まだ祖母が亡くなって日にちが浅いからかもしれませんが、毎日このようなことを考えてしまい、一人では何の解決もできず、もやもやしっぱなしです。

この前教えていただいた、後悔を感謝の思いに変えることや供養の行いについても私なりに考えさせていただいているのですが、その答えを見つけて、人や自分の死を受け入れて生きていくのはもう少し時間がかかりそうです。

先日も同じような質問で本当に申し訳ないのですが、こちらでしか相談させていただけず、またこちらにお邪魔してしまいました。
お忙しいところ、とりとめのない長文で本当に申し訳ありません。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

無常観を感じ。逃げる事無く四苦八苦をしっかりと受け止める。

死は悲しい寂しい心に成るだけでなくもっと大事な事を教えてくれます。
いままで死は何度も見たり感じたりされた事と思いますが今回身近な方の死を迎え何れ私も死んで行くんだ!と気付ずかされた。これが死からの教え「無常観」なのです。
この世は「諸行無常」と言葉では分かっていても実感は余り出来ていないものです。
今、貴女が感じている事、自分の死、自分以外の死の受け止め方はここでご説明しきれるものではありませんが簡潔に伝わり易く説明してみたいと思いますが分かりずらいかもしれません。
 お釈迦さまはこの世の「無常」「四苦八苦」の迷い苦しみを説き悟りを得る為に釈迦族の王子を捨てられ出家され苦行の末、迷い苦しみ抜いて最後は菩提樹の下で座禅の行にて悟りを開かれその教えが2500年経った現在まで伝わり私達の生活に役立っています。

貴女は今現在人生の中で一番大事な事を身に付けようとされています。
これから生きる中で常に「覚悟」を身に付けなければなりません!
生きる事の苦しみ!毎日老いて行く事の不安感!何時病気に襲われるか分からない不安感!最後に必ず迎える死への恐怖感、不安観!の四つの苦はこの世に生まれたなら誰もが持たなければならない迷い不安感の苦しみで「四苦八苦」の中の四苦で他に四つあり十二の苦と思われがちですが全部で八つになります。
先ずはこれより生きて行く時決してこの苦から逃げない事で覚悟を学びます。
焦らず真実の道を歩く事!決して苦るしみから逃げず受け止める事!を目指して下さい。
そうすれば何時か覚悟の意味が分かってきます。
今を飛び越えて覚悟は出来ません!どうなるか分かれない日々を重ね懸命に生きる事です。

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有り難し
おきもち

質問者からのお礼

お忙しい中、とても丁寧にご回答していただき、本当にありがとうございます。
私は今、大切なことを身に付けるところなのですね。
祖母からの私に対する最期の教えなのかもしれません。
これまでも、恩師や祖父の死に出会いましたが、当時私の年齢も小さかったので、悲しみや寂しさはあったものの、そこまで深く考えることはありませんでした。
今回の祖母の死は、私も33になり大人になって初めての身近な人の死でした。
なのでこんなに深く考えるのかもしれません。
悲しみや寂しさ、不安感や恐怖感も全て人間が避けては通れない道なのですね。
今はいろいろ考えることが苦しいですが、それも避けて通れない道、ここで苦しいからと考えることを止めて逃げてしまえば、また同じような場面に出会ったときに、また同じことを考え苦しむことになると思います。

死は悲しいものだけではないということ、生きていく上でさまざまな覚悟が必要だということなど、今回教えていただいたことを一生の教訓にしていきます。
そして、祖母が最期に教えてくれた、死に対することの意味を、こちらでいただいたお言葉をもとにこれからも考えてみたいと思います。
その考えがまとまったとき、私の中で大きな覚悟ができるのだと思います。

この度は本当にありがとうございました。
またこちらでお世話になるかもしれませんが、よろしくお願いいたします。

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