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仏教は利益を上げるためなのか?

私の家はとあるお寺の檀家なのですが、そこのお寺は毎年寺費と言う言わば年会費のようなものを取っています。年会費はもちろん必要だと思いますがその内容が少し疑問です。その費用の中にはお坊さんの息子の学費も寺費に含まれています。普通なことなのでしょうか?
それに三回忌など拝む時のお金は別で、少なく包むとお坊さんに少ないですねと言われました。仏の道に行く人がお金の額の高い低いを言って良いものなのですか?しかもその人の前で。
正直檀家を抜けたいと思っています。どうしたらいいか教えてください。

お坊さん
有り難し 45
回答 6
回答は各僧侶の個人的な意見であり仏教教義や宗派見解と異なることがあります。答えは一つとは限りません。多くの回答(法施)からあなたの人生を探してみてください。
回答僧

大鐵

もう少し理解してください。寺院の仕組み。

 私のお寺は檀信徒がおりません。村が信者として守っている寺院なので会費は無いです。月参りや永代経や祈祷などある意味何かしないとお布施が得られませんので檀信徒がいる寺院がうらやましいと思うこともあります。
 檀信徒の会費は総代と言われる役員と住職が話し合い(年に数回の総代会)で会費の割り振りを決めます。会費の中に住職の給与も含まれており、その給与の中で住職の御子息の学費も支払われていると思います。すべてが寺院のために使われるなら寺院の住職の家族はどのように養っていくのでしょうか?法事や葬儀のお布施に関してもすべて住職の懐に入るわけではありません。ほとんどが会費と同じように一度お寺に収められそこから会費と同様に割り振りを決めるのです。会費やお布施は今の時代、所得とみなされ税金(所得税)として納めます。本山に宗費を支払わなくてはならない。恐らく、それほど生活は楽では無いと思います。嗜好品があまりにも高額なら苦情を呈しても構いませんが、それでも総代さんに一度相談することをお勧め致します。法事のお布施の多寡を言われたようですが、これは失礼な住職だと思います。これも総代会である程度お布施の目安が決まっていたからだと思います。それを知らない人が居るということは伝達ミスです。寺院の事はまずは総代さんに相談しましょう。どうしてもお寺を変えたいと思うなら総代をしてみることをお薦めいたします。
 いたずらに寺院を批判するのでは無く、もっと事情を理解すべきです。これからどんな人に対してもそうです。噂などに惑わされず真実を見る目を養ってください。

回答僧

圓常寺

聖章

私の勤めている寺でも毎年お檀家様から護持会費をいただいています。しかし用途はその名の通りで、寺の営繕補修を主に使っています。また毎年会計をお檀家様の代表者達と監査しています。

その寺でもちゃんとお檀家様の代表者と用途を監査していると思うのですが、どうでしょうか?もし監査しているなら、お檀家様が認めているということですし、監査していないなら少し問題かもしれませんね。
とはいえ、会によって規則が違うので詳しくはお檀家様の代表者に聞いてみてくださいね。

また、年忌法要では法要毎にお布施をいただいていますが、少ないことを言うことは普通はありません。それぞれの家庭の事情がありますから。同じお坊さんとして少し残念です。

また、檀家をやめるなら、やめますと伝えればいいです。ただ、もしその寺の敷地にお墓がある場合は、更地にして返却するか、墓地の使用料としてのお布施だけは毎年払わなければならないと思います。

冷静に考えて判断なさって

拝読させて頂きました。あなたのお話をお伺いさせて頂きちょっとビックリしました。
お寺様によってお寺を維持していく為に年会費や護持会費や維持費はどこでもあると思います。が、しかし息子さんの学費が含まれるのは正直初めて聞きました。お寺様によって考え方も違うかもしれませんが、やはり違和感を感じます。通常の宗教法人の維持と息子さんの学費とは全く関係ないと私は思います。
またお布施については高い安いということは俗世間ではありますが、本来ではお布施に高い安いはありません。
少ないですね、と言われたのはお寺様にとってお寺を維持していく為にはある程度目安のお布施金額があり、そこからみると少なかったとお考えになられたからだと思います。
ただそう言われたから多く納めなければいけないわけではないと思います。
お寺を維持させる為におっしゃておられるのか単に強欲なのかはわからないですからね。

お布施はお気持ちです。気持ちを込めて供養しようと思う志ですから人によって変わって当たり前です。

これからよくよくお寺様とコミュニケーションを取られてしっかりとご判断なさってくださいね。

大丈夫です。あなたのご先祖様はあなたをしっかりとお見守りなさってくださっておられますからね。

回答僧

願誉浄史

学費の内容は?

その学費というのは、高校か大学でしょうか?
お寺の息子は、住職のお弟子さんとして僧籍登録されているのかもしれません。つまり、お寺に所属している小坊主さんです。
その小坊主さんが和尚さんになるために必要な勉強の費用であるなら、それを寺院(宗教法人)の会計から出すのは、筋道としてはおかしい話ではないと思います。
檀家からそのための資金を集めるのも、おかしい話ではないと思います。
税務上は、お寺(法人)から住職か息子さん個人に学費のお金が支出されたら、給与所得扱いにはなると思います。
息子の学費がかかる分、住職への給与を増額しているため、その分年会費も増額しているということです。
檀家は、お寺の顧客ではありません。
お寺を運営する会員です。部活やサークル活動の部員みたいなものです。
ですから、お寺にとって必要な経費を割り勘で集めることは普通です。
草野球サークルのメンバーがお金を持ちよって、プロのコーチを雇うのをイメージしてください。
檀家は野球サークルの選手、住職は雇われコーチです。
檀家はお客様ではありません。
お寺を運営する主体は檀家。
むしろ、住職(コーチ)がゲストなのです。
ただ、お坊さんが年忌法要のお布施に後から文句を言うのはおかしいですね。
地域の相場があるなら、それを親切な態度で教えてあげるのはまぁ良いかも?

仏教の利益は・・

ギミック様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

仏教は、人々の迷い苦しみを無くするという利益(りやく)を目的とするものであり、金銭的な利益(りえき)を目的としているものではもちろんありません。

元々、世間的な執着の対象となるものは、所有せず、修行のための必要最低限以上のものは、持たないようにするのが、本来の僧侶のあり方となります。

そんな僧団が、釈尊在世以来、ナーランダ僧院に至るまで仏教が維持できたのは、国家による庇護や篤信ある施主の存在によるところが大であったからでございます。

もちろん、大きな施主がいなくても、托鉢などを通じて最低限生きていけるぐらいのことはまかなうことができるものであります。

しかし、時代や社会の変化の中で、ここ日本においての僧侶、寺院のあり方においては、江戸時代における国(幕府)の方針により、寺檀制度が確立されて以来、その慣例が現代でも踏襲的に残ってしまっているところがあり、本来は、お布施や護持費(会費)も任意であるはずのものが、半強制的になってしまっているのは、誠に残念なことでございます。

そのような中でご質問のようなこともあり得てしまってはおりますが、尊い仏教は仏教として、是非、人生において活かして頂ければ幸いであると存じております。

そして、やはり僧侶、寺院の素養に問題があるとお感じであれば、それは仏教とは別に、その者たちの素養の問題であるとして、その疑問はできるだけ解決していけるように、一檀家として、できることにてはたらきかけて是正を頂けることも、仏教の護持存続のためには大切なことであるかと、僭越ながらにも存じております。

もし宜しければにて、是正へと向けて、できることでのお努めも賜れましたら有り難くに存じます。

川口英俊 合掌

回答僧

けんじゅ

いずれにしても総代さんに聞いてみるのが良いかと

ギミック様
こんにちは。拝見させていただきました。

「お寺」と一口に言っても内実は様々なので「これが普通です」というのもなかなか難しいのですが、「私の知っている様々なお寺の限りで」という形で考えてみたいと思います。護寺費の内訳が公表されているということは、おそらく檀家さんの総代(代表)と住職との会議の中で決定したことなのではないかなと推察します。これも推測になってしまいますが将来お寺を継ぐための修行にかかる費用ということではないかなと思います。私が知る限りではそこまで詳しい内訳をしているお寺は聞いたことがないので、尚更総代さんの意見が入っているのかなと思う次第です。お寺の総代さんをご存知でしたら尋ねてみるとよろしいかと思います。経緯などを知れば納得できる部分も出るかもしれません。それでも反対であればその意志を総代にお伝えすれば良いかなと思います。

御布施の金額については多くの場合はだいたい檀家さんの中で決まっているものです。幅はありますけどね。それにしても「少ない」と言う方は私は聞いたことがありません。理由がないのであれば、それは僧侶であるかどうか以前にちょっとどうかなと思います。

抜けたいと思ったのであれば抜けてよいかと思いますが、総代さんに相談してからの方が抜けるにしてもスムーズなのではないかなと思いますよ。合掌


質問者からの有り難し - お礼

回答ありがとうございます。私の拙い文章に目を向けて下さり大変嬉しく思います。
少し、憤りや邪念に包まれた文章だったと深く反省しております。今後は冷静な判断に身を任せたいと思います。
私はあまり仕組みにも詳しくなく、ご無礼を申し上げたかも知れませんが、快く回答して下さりありがとうございます。どの回答もとても為になりました。参考にさせていただきます。

学費の内容は大学の費用です。

誤解されては困るので書きますが、今回の学費に使われているのはというのは寺費なので、寺の修繕などを目的としたお金です。

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