この度はお目に止めて下さりありがとうございます。
ここ数年の悩みとして、他人につけあがられるというものがあります。
例えば仕事やプライベートで誰かが困っている、または誰かがやらなければいけない事を私がやると、次からそれが当然の様な態度をされます。
今回も仕事面で困っている方がいた為、本来その方がやるべきところを手助けをしたのですが、その後何度も呼ばれる様になり断れば文句を言われる始末です。
こんな事が何回も続き、こちらも人並みに働いており暇なわけではないのに、まるでやってくれて当たり前の様な態度をされるなら何もしたくないと思う様になりました。
私としては持ちつ持たれつ、お互いがお互いを思いやる関係を築きたいのですが、相手に雑に扱われ苦しいと思う様になりました。
どうしたら素晴らしい関係が築けるのでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
社会人として一線で働いていると、めんどくさい人間関係に心を揺さぶられることはしょっちゅうですよね。
業界を問わず、どんな職場でもなんやかんやと(笑)めんどくさい部分があるものです。
「八風吹けども動ぜず」
という禅語があります。
風が吹いても動かないという意味ですが、八風は世間の中から吹きすさんでくる風です。
世間で吹いている風は八種類あるということですね。
「利」 意に叶うこと。
「衰」 意に反すること。
「毀」 陰でそしること。
「誉」 陰でほめること。
「称」 目の前でほめること。
「譏(き)」 面と向かってそしること。
「苦」 くるしみ。
「楽」 心身を喜ばすこと。
という八つの風です。
これらの風が常に吹いて、私たちの心を揺さぶります。
けれど禅ではそれらに動じない心を養えと教えます。
それは「空(くう)の心」
簡単に言えば
かたよらない、こだわらない、とらわれない、心。
心を空っぽにしておけば、迷うこともない、動じることもない、傷つくこともない。
空っぽでありながら、それを軸として大地を踏みしめ立っているのです。
そんな人には、八風が吹いても動じることがないのです。
もちろん、しゃけさんにそんな禅の悟りを目指せ,などと言いたいわけではありません。
他人の手助けをするために、あなたの意思で動いたのならば、それは善行。
そのあと、他人から何を言われようが(感謝されようが文句を言われようが)、それは水辺に石を投げた後の波紋のようなもの。
気にしなければ、勝手に消えてゆくものです。
他人の言うことややることをいちいち気に留めない。
自分が今、何をすべきかを考えることが大事です。
御礼が遅くなり申し訳御座いません。
この度はご回答ありがとうございました。
いつも心を揺さぶられていたので、少し楽になりました。