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「バブル」が人や世の中を荒らした…?

回答数回答 2
有り難し有り難し 29

 いつもお世話になっております。
 時折、大人の方と話していると、バブル景気が世の中や人を
荒らした…というような話を聞くことがあります。

 「バブル経済期」という言葉を字引で引いてみると、
「株価や土地建物の値段が適正水準を超えて以上に高騰
し、その後泡が弾けるがことぐ、一気に急落した時期。
 この時期には、高額な貸付も横行した」
などといった説明が出てきます。

              *

 思い返せば私の祖母は、
「アパートを所有している」という事実でひどく
奢り高ぶっていました。木蓮尊者のお母様のようでした。

 「アパートがあるんだから、あんたは働かなくていい」
「いいところから婿を取って、たくさん子供を産みなさい」
「黒留袖、いつ作る?」

 このような発言は日常茶飯事でした。
 彼女のといた邪教により私が今でも苦しめられているのは、
私からただでさえ未熟な社会性を剥ぎ取るためだったのでしょう。

              *
 
 最近の新聞記事に、「病院内ポリス」や「荒れる中高年」、
「冥土の土産ハラスメント」などの記事が増え、
また私もそれらを読んでみて考えました。
 ついこの前までは、「今時の若者〜」という記事が多く、
これは?と思ったので質問です。

 ご意見いただければと思います。
 よろしくお願いいたします。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

全ての地域で全ての人が泡にまみれた訳ではありませんが

 東京にいた時代、土地に関わる仕事をしていたことがありました。バブルになる前に、東京を離れたので、現場の状況をリアルには見ておりません。バブル以前の都心の地価を或る程度知っている者からみれば、バブル期の東京の地価上昇は異常でした。地価は本来ならその土地の利用価値や収益性から決まるべきものです。ところが、バブル期には土地取引が株や先物取引と同様の投機的手段となってしまいました。うまく転売できるうちは利益があります。しかし、そういう投機的取引の対象となった土地は「ババ抜きのババ」と同じです。最後にババ(投機対象の土地)をつかまされた人が負けてしまいました。

1、実際の資産的価値の数倍の値段で土地を買った。
2、転売先が見つからない。買い手が居ない。
3、銀行から借金して買ったので、借金の返済が出来ない。(銀行も担保価値以上の融資をバンバン行っていた。)
4、借金が返済できないから。銀行取引停止となり、倒産破産。
こういう道筋をたどった方は多かったと思います。「土地は絶対下がらない。」「土地を持っていれば、安泰。」そういう幻想や神話に踊らされた人々が大勢いました。お祖母様もこういう幻想に踊らされ、こういう幻想に心が蝕まれてしまったのだと思います。土地に限らず、株式やゴルフ会員権もとんでもなく高騰高騰の連続でした。投機対象で一旦高騰しても、実際の資産価値や利用価値に見合わないと、いずれは急落します。そして、急落しました。

 東京から離れた地方都市でも、利便性の良い土地やリゾート開発関連の土地は高騰しました。首都圏のバブル崩壊よりも数年のタイムラグはありましたが、地方の土地バブルもはじけました。

 ちなみにバブル期以前から、デベロッパーや不動産屋や建設業者が資産活用と相続対策を餌に「アパート経営」を勧める商法は結構盛んでした。立地条件や入居希望者に恵まれたアパートは儲かります。しかし、立地も入所希望者も悪条件のアパートはもうかりません。建設資金の借金だけが残ります。業者に踊らされたり、騙されたりしないような注意が必要です。

 私は自分の土地を持たないし、投資する資金も持ってなかったので、バブルを冷やかに見ていました。もし土地を持っていたり、投資資金を持っていたりしたら、どうなっていたかわかりません。人間誰しも、弱く、愚かで、危うい存在です。あなたも、気を付けよう。

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有り難し
おきもち

 目の前の方の悩みや気持ちをしっかりと受け留め、心を開いてもらうように努め...
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若者も、中高年も、お年寄りも、同じ人間ですからね。
他人の振り見て我が振り直せ、と言いますから、他人のことをとやかく言う前に、自分の行いを正したいものですね。

返信
新聞やネットなどではそのような記事ばかりが目についてしまいますからね。
もう少し良い話や良いニュースも読むようにしてバランスを取った方がいいですよ。

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有り難し
おきもち

私は浄土宗の坊さんです。 少しでも何か参考になればと思って回答しています...
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質問者からのお礼

【三宅 聖章 先生】
ご回答ありがとうございます。
私はそのように努める様にしています。
なんだか最近は疲れているようです…

実際私の周りはそういう人が
多すぎたんですよ…

【吉田俊英 先生】
 ご回答ありがとうございます。非常にわかりやすいご説明です。
 確かに祖母は口癖のように、「この土地は買う時億を超えた」と言っていました。
 私は「お嬢様」と言われるのが嫌いです。「不動産王」という言葉も嫌いです。
こんな親類を見てきたからだと思います。現に彼女の関係者も危険な人物ばかりです。

 私もそんな危険な人物の中で危険な目にたくさんあってきて、汚いものをたくさん
見てきました。こうはなりたくないと思っているからこそ今は色々と勉強しています。
 彼女らが忌み嫌っていた「公益性」に重点を置いた活動を日々心がけています。
反骨精神というやつでしょうか。
 そして何より、「見えない利得」には手を出さないようにしています。怖いので。

「世の中・社会のできごと・風潮」問答一覧

現代社会と本来の豊かさについて

悩みというよりは漠然と考えてしまうことがあります。        私は会社を起業し10年ほどになります。     会社とは何か?という本を設立当初に読み、 そこには『社会に必要とされているもの。人の役に立っているから存続が出来、人の役に立たない会社はなくなっていく』と書かれていました。     右も左も分からない中での起業でしたが、自身にそのような志が強くありましたし、その本に書いてある言葉に納得し、一生懸命頑張ってきました。     設立前から準備していたことや、業界を分かっていたこともあり、心身の苦しさや辛さはありながらも、経営は順調に右肩上がりで伸びていきました。 しかし、何処かでとても苦しさのような葛藤がずっとあります。     社会がいかに利益追求型の仕組みで弱肉強食であることを肌で感じること、それでも日々闘い続けねば生き抜けない。 競争社会、資本主義社会という中では当たり前のことだと理解すればするほど。 中小企業の社長さん達も皆んな日々闘い続けているんだなぁと思いながら。     そういう渦中で、自分の心身はいつも振り回され乱れるばかり疲弊する日々が数年続き、 自身を見つめ直したり心を丈夫にする為に色々と模索してきました。     そうした中で見つけたものは、お釈迦さまの教えや禅的な考え方でした。   日本では宗教にハマると聞くと直ぐに悪い意味で捉えられることが多いですが、 何か目印になるような共感できたり学べるような考え方というものに救われることに有り難さが溢れてきて泣きそうになります。   自身が人の為になることを〜と思い起業しましたが、会社を通して社会を知り、そこに向き合った今の時点で想定もしていなかった答えがあったように感じています。   知り合いに若いお坊さんがいますが、もっと遊びましょう、もっと休んでください、自分は人生遊んで過ごします。とよく仰っています。実際夜遅くまで飲みに行ったりしていて、誘ってくることも多いです。(行きませんが) そのお話しも極端に思えて、私には失礼ながら浮世離れしすぎていてついていけません。   長くなってしまいました。 文章がまとまっておらず伝わっているか不安ですが、 お坊さん達は今の資本主義社会と仏教の教えに乖離を感じますか? 感じられる方はどうバランスを取られていますか?

有り難し有り難し 3
回答数回答 1

日本が一番ではない

僕が24年間生きている中で日本が一番ではありません。みんなは日本が一番だと言ってますが。日本つまらないし毎日刺激もないし変化が全くありません。サッカーの試合も見ましたがあまりつまらなかったです。なんかサッカーにはスター選手いないので面白くありませんでした。Jリーグの試合見ましたがつまらなかったです。ラグビーの試合見ましたが一方的な展開すぎて全くつまらなかったです。しょうもなさすぎました。日本脱出したいです。お金がないので今年全く関西から出たことがありません。出てみていろいろ体感してみたいです。何も楽しくありません。学生生活も全く楽しくなかったです。 日本生きてますが個性が全くありません。日本人も何となく生きてる人が多いような気がします。日本も少子高齢化が年寄りやおっさんが多いような気がします。僕にとっては楽しくもありません。ランダムチャットも利用しましたが喋ってみても全くくだらなかったです。ランダムチャットしましたがしょうもない人多かったです。考えも偏っているようにも思えます。日本には閉塞感がありすぎてつまらないです。日本楽しくもありません。日本は真面目な人多いので過ちや誰にも迷惑かけてない人が多すぎて万引きやカンニングなどの過ち犯したり人に迷惑かけたり(それは当たり前ですが…)失敗したら許されない国なので自殺者も多いのではないかとも思います。日本自殺大国になると思います。 日本人も世界情勢や世界のことに興味がない人が多いようにも感じます。 日本の気候も暑さ寒さの寒暖差が激しすぎて日本の四季に耐えれず嫌になります。 東京も行きましたがサラリーマンが多く殺伐とした風景や混雑が激しすぎて嫌になります。 今までも教習所で高圧的にされたことや偉そうにされたことやバイト先でも上司があまりにも態度悪い人もいて日本が一番とも思いません。たまたま人の答案が見えてしまったりしました。やっぱり日本悪い国だなと思います。みんな日本いい国やいい国やと言ってますが僕はそう思いません。 僕が思う日本のいいところは治安がいいところと料理が美味しいところと生活水準が高いところぐらいです。どこの国もいいところは最低1、2個はあると思います。 やっぱり僕にとっては日本が一番ではありません。

有り難し有り難し 12
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日本に盛り上がりが全く足りないです

今、大阪にいますけど閉鎖的で盛り上がりもなく楽しくありません。地下鉄に乗っていますが表情が暗い雰囲気を作って楽しくもありません。夜もアメリカのようにパーティーみたいな盛り上がりもなくて寂しいです。日本は閉鎖的な国だとも思います。 ラグビーワールドカップ2019イングランド対アメリカではかなり賑やかやったしパーティーしてたようにも思えます。結構、日本よりも盛り上がっていたようにも思えます。イギリスやアメリカはパーティー文化がある国にも思えます。イギリスやアメリカの方が個性的な人いたような気がします。 アメリカ行ったことがないので自分には分かりませんが日本よりも個性がある人が多いようにも思えます。 僕にとっては10年前頃ですが、明光義塾北巽教室通ってた時は個性的な先生もかなり居ましたし、活気もありました。まあまあパーティー的に盛り上がっていたと思います。明光義塾北巽教室では賑やかでワイワイしてて僕にとっては楽しかったのです。明光義塾北巽教室Twitter(現在はX)では個性感半端ないな。キャラ感凄いなと書いたらいいね1つくれました。親には明光義塾北巽教室勉強するところやのに遊びに行ってた所が怒られました。 そういうの日本ではなかなか無いから寂しいです。日本の閉鎖的な環境が辛すぎてたまりません。パリピみたいな盛り上がりが好きでたまりません。日本は雰囲気が暗い国だなと思います。 日本生きるのが活気と盛り上がりが無さすぎて辛いです。日本人って個性が全くない人ばかりでつまらないです。僕の近所でも全くパーティーみたいに騒ぎがないのがつまらないです。 日本は治安も良くてご飯が美味しいと言う理由からいいって言っていますけど僕はそう全く思わないです。 日本は衰退国家だなと思います。日本は閉鎖的すぎて嫌になります。日本に生きていてもつまらなさすぎて嫌になります。だからアメリカ移住したいです。 四谷学院の校舎長に言われましたが大学は盛り上がりはないと言われ、寂しいです。辛すぎます。大学でも遊びに行っている人や騒ぎに行っている人もいると思います。僕は日本が大嫌いです。日本は同じことばかり過ぎてつまらないです。 サテライトオフィス平野に通っていますが、その事が悩みすぎて集中出来ないことがあります。 日本では盛り上がりや活気が全くないので暗いし寂しいししんどいです。

有り難し有り難し 10
回答数回答 2

日本は姥捨山を求めている

「今の日本は傾いているから誰かを犠牲にしたい」という感情が蔓延している、ということを声を大にして言いたいのです。だから、私のような無能は人権を放棄しなければなりません。そもそも、労働に縛られている時点で普通に生きられている人間にも人権がないからです。 増税や経済的負担に対する抜本的解決がない以上、「障害者をガス室送りにしなければならない」「生産性のない人間をガス室送りにしなければならない」という思想が蔓延するのは必然です。価値のある人間しか生きることを許されないのです。 社会や世界全体への不信感が強烈で、もうどうにもならなくなっています。けれど生きるには労働しなければなりません。私を傷つけ苦しめ貶め殺すためだけの場所に入っていかなければなりません。そうしないと人権が買えないからです。 自分を殺さないと人権が買えない。けれど人権を買ったところでいつ足元が崩れるかわからない。自殺推奨活動のほうがよっぽど慈悲深く思えてしまうのですが。 こんなクソみたいな世界で、どうして自分を殺してまで生きるしか方法がないのでしょうか。どうして、不幸になるしかないこんな世界がいまだに続いているのでしょうか。この怒りをどうしたらいいのか全くわからないのです。 壁を殴ったらヒビが入る。そういう、自分のアクションに対して当たり前の反応が返ってくる、という経験が薄く、その度に苛立ちが募ります。自分が気にならない、話を聞いても何が悪かったのかよくわからないことで長々と詰められ、こちらの言い分は何一つ聞き入れられない。そういう不公平さの中で生きてきたので、何に対しても「自分を殺せばいいじゃない」としか思えません。だって、人間は自分以外の誰かが犠牲になることを望む生き物ですから。私は誰の犠牲になれば良いですか?私の代わりに誰が犠牲になってくれるのですか? どうせどう生きたって誰かに支配されたまま終わるのです。そうしないと人権が買えないから。現実を見れば見るほど嫌な気持ちだけが募ります。この世界に救いはない。あるのは泥のような絶望だけ。はーあ、努力とかくだらない。今まで言われてきた沢山の言葉に対する恨みが消えない。でも他人から見たら悪いのはぜーんぶ自分。やってられない。どうせ「悪いのは私でした」という反省のポーズしか望んでいないのだからロボトミー手術を受けなければ私はこの世界に生きる権利を与えられない。

有り難し有り難し 16
回答数回答 2

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