hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

子供が病気になり

回答数回答 3
有り難し有り難し 25

成人した子供が病気になりました。
まだ病名を言われたばかりで、
これからどうしていったらいいのかを
ネットで検索して、
食事のサポートなどをしています。

子供もとても落ち込んでいて、
今は症状は軽いのですが、
ネット検索すると最悪の事が書いてある為
先を悲観しています。

私はなるべく明るく接するように
心がけてはいますが、、
私自身が未熟な人間のため
こんなことを言っていいのか?とか
励ますだけでいいのか?とか
迷ってばかりです。

どのように声をかけて
接していけばよいでしょうか。
アドバイスをください…


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

現状を受け入れていくところに、病からの克服はある。

こんばんは。亀山純史と申します。

人は理想の人生像を持ちながら生きています。小学校でも、自分の将来についての作文を書かせたりしています。確かに、未来に対して理想を掲げ、それに向かって生きていくことは大変すばらしいことですが、もしも、その理想から外れるような出来事が人生におきたらどうするか、ということが、私たちが自分の人生を生き抜いていく上で、とても大切なことになってきます。今回のご相談の病気というものも、そういった自分の理想から外れるような出来事のひとつなわけです。

病気を持ちながら生き抜いた人で、私がしばしばこのhasunohaでもご紹介している人に、天才将棋棋士であった村山聖九段がおります。彼は1998年に29歳という若さでこの世を去ってしまいましたが、彼の人生を描いた小説、『聖(さとし)の青春』は、映画化もされました。彼は五歳のときに腎臓の難病であるネフローゼ症候群にかかり、死ぬまで闘病生活を強いられることになるのです。そのような彼はいくつもの言葉を残しています。

「なぜこんな病気になってしまったのか、自分は運が悪いといった感情は体にも心にもよくありません。もっともっと体に障害がある人は苦しい思いをしているはずです。」
「ネフローゼという事を短所と思うよりも長所と思い、人と違った人生、変わったおもしろい人生が歩める位の気持ちが大切だと思います。私自身も修行時代、もし健康だったらと思うことはありましたが、ない物ねだりをしてもしかたがありません。もしも健康のままだったら健全な体を感謝することなく終わっていたでしょう。私にとってこの病気は体の一部になりました。もう何十年も走っていません。もう走ることはないでしょう。しかしいっぱい走る体験よりも、もっともっとたくさんの体験をこの病気はくれたように思います。」

上記の村山聖棋士の言葉から、病が完治するということだけが、「病を克服する」ということではなく、「病と共に生きていく」ということも「病を克服する」ということなのだ、ということを私自身、教わったと思っています。そして「病と共に生きていく」ためには、現状を受け入れ、決して「健康だったら…」などという現状を否定するような発言はしないことでしょう。

以上が私からの回答になります。少しでもお役に立てればと思っております。

{{count}}
有り難し
おきもち

hasunohaを訪れてくれた皆さん、こんにちは。私は浄土真宗本願寺派の僧...
このお坊さんを応援する

ネットで調べてみると明るい情報もあります。
例えばこの人
(編集部より。URLは編集しました)
どうやら手術した様子。
それでも仕事復帰できてるみたいです。
奥さんも子供もいる様子。
だから、息子さんも大丈夫。
色々辛い時、苦しい時もあると思うけど、何とかなると思っていきましょう。
医学も年々進歩していますからね。
気になるのは職場かな。
事情を話してできる範囲で配慮してもらいましょう。
息子さんには常に前向きに接してあげてくださいね。家族が前向きだったら息子さんもつられて前向きになれますからね。

{{count}}
有り難し
おきもち

私は浄土宗の坊さんです。 少しでも何か参考になればと思って回答しています...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

柳原貫道様、ありがとうございます。
普段通りに過ごせるように
心がけたいと思います。
今は、1人でいる時間は
ネットの情報から絶望感しかありませんが
がんばって支えたいです。

亀山純史様、ありがとうございます。
村山聖九段の言葉心に響きました。
病とともに生きていく…そうですね。
少しずつ現状を受け入れていきます。
私が代われたらいいのにと思います
辛いです。

三宅 聖章様、ありがとうございます。
サイトを見ました。
強く明るく生きられていてすごいなと
思うとともに
やはりそこまで悪化するんだということを知り
絶望と両方を感じました。
前向きに子供を支えたいです。

柳原様、亀山様、三宅様、
お言葉をありがとうございました。
文章が苦手な上に 今心が病んでしまっていて
ちゃんとした言葉でお礼を書けずに
申し訳ありません。
また相談をすることがあると思います。
これからもよろしくお願い致します。

「病気と向き合う・看病」問答一覧

病気ばかりで辛い。寂しい人生です。

子供の頃は体が弱く高熱ばかりでした。その影響が分かりませんが、少し知能が低いです。会話が幼いので結婚して人間関係にも、とても苦労しています。今は、友達と疎遠になって友達が1人も居なくて孤独です。20代で痔の手術を受け30代は、卵巣嚢腫で左卵巣を摘出しました。手術から1年後、今度は右の卵巣に異常が見つかり子宮内膜症チョコレート嚢腫で3年前から治療中です。ピルを服用して排卵を止める治療で効果が出て、今のところ手術の必要は無いと言われています。内科の健康診断では肝機能脂質異常症とコレステロールが高く下げる薬も服用しています。1 年前から胃の具合があまり良くないので胃カメラ検査を受けたらピロリ菌と、胃にポリープが見つかりました。ポリープは良性でした。ピロリ菌は、抗生物質を7日間服用して除菌しましたがまだ胃が痛いときがありすぐに良くならなくて不安です。医者は、鳥肌胃炎。慢性胃炎で胃カメラも受けて、胃潰瘍も今のところ心配ないと言っていますが不安です。6月にまたピロリ菌の再検査です。先生を信じて大丈夫でしょうか?私は、20歳と12歳の娘がいます。家族のためにも、もう少し私が長生きしなくてはなりません。

有り難し有り難し 5
回答数回答 2

脳梗塞の父 無限に出てくる不安

2週間前に父が脳梗塞で倒れ、急性期病棟に入院しています。少し前にこちらに相談させていただき、ONLINE個別相談でも温かい励ましの言葉をいただきました。改めてお礼申し上げます。 面会はコロナの影響で週1回15分までという厳しい制約なので、弟と週末に必ず会いに行っています。 最初の面会は、搬送以来でした。お医者様からは「最悪死ぬことも」「寝たきりの可能性も」「脳血管性認知症の疑いも…」色々と最悪なケースまで話があったため、会うのが本当に怖かったです。しかし、会った父はたしかに意識朦朧としてはいましたが、うつらうつらしながらも我々のことは分かるとうなずいてくれました。 それを見て力が抜けて、その晩はよく眠れたのですが、今度は「このまま目を覚まさなかったらどうしよう」という不安でいっぱいになりました。次の面会まで毎日感情の波との戦いで、本当に苦しかったです。 2回目の面会はおとといでした。 病室に入ると、目をしっかり開けて「ごめんね、ごめんね」と言ってくれる父の姿がありました。前の週はろれつが回っていなかったのがはっきりとした言葉で、足はわかりませんでしたが右手の麻痺もなさそうで「良かった」と、思わず泣いてしまいました。しかしまだ混乱していて、記憶もチグハグだし「俺はもうわかんない、何もわかんない」と悲観したり怒ったりしており、看護師さん曰く「せん妄状態」とのこと。お年寄りは入院するとなりがちなんですよ、大丈夫ですよ、と言われました。 リハビリもスタートして、口からミキサー食を食べる練習もしていると聞き、「父はきっと大丈夫」と深い安堵で帰宅したのですが…今度はお医者様が最初にカードとして出した「脳血管性認知症の疑いも…」という言葉が頭をよぎります。お医者様は可能性のあるカードをすべて出すのは当然だとは思いますが、「このまま認知症になってしまったら、父が父ではなくなってしまったら」という不安が襲い、その波との葛藤です。 信じるってものすごくパワーがいるし、毎日ヘトヘトです。 そして、なんでこんなに不安が無尽蔵に出てくるのだろうと苦しい毎日です。 誰かにいつも「大丈夫だよ」と言ってもらいたいです。それくらい孤独です。 こんな私に何か言葉をいただけると幸いです。 よろしくお願いします。

有り難し有り難し 6
回答数回答 2

父が倒れました。私の心の持ち方について。

父が脳梗塞で倒れました。4日目の今、あまり良くない状況です。お医者さまからは最悪な場合のことも言われましたが、とにもかくにも急性期の今は「わからない」のだそうです。 もう医療の力と父を信じるしかありません。コロナ禍の余波を引きずって、面会は制限をかけられているのと、父は不安定な状態(急性期)なので病棟へは行くことができません。毎日不安です。お医者さまからは「何かあったら連絡する」と言われており、今のところ連絡は来ていません。 母は15年前に亡くなり、父は一人暮らしでした。私は結婚していましたが離婚して、同じ市内で父とは別に住んでいますが頻繁に連絡を取り、最近は一緒に出かけたりもしていました。近々旅行も一緒に行こうと計画もしていました。 そんな矢先の病気です。 私自身、自分の気持ちに没入していき不安の海に自分から飛び込んでしまうタイプで、毎日ひとりでいると突然不安が襲ってきます。友人や職場の同僚に吐き出したりしてなんとか保っています。 父が父ではなくなった姿や、その先にあるかもしれない父の死、その後のこと、父のやりきれない気持ち、いろんなことを考えて想像して苦しくなります。父がこれから楽しみにしていたことなどが一瞬で断ち切られ、いろんなことができなくなってしまう未来が待ち構えているのかもしれないと考えるだけで、父がかわいそうだし私もそんな父を受け止められるのか不安です。 わからないことは考えず、今を生きることを大切にしないといけないのはわかっていますが、どうすればその境地に行けるのかもわかりません。  来週hasunohaさんの個別相談を申し込んでもいますが、居ても立っても居られず書いてしまいました。

有り難し有り難し 2
回答数回答 1

精神科をまた受診したいけど怖いです

文字制限のため、読みにくいかもしれません 15年以上、精神に不調を抱えています バセドウ病のせいかと思い、内科で相談したら、精神科に相談した方がいいと言われました しかし、過去に2度精神科を受診しても、特に治療はして貰えませんでした 母を通して伝えただけで、自分の言葉で伝えられなかったのが原因かもしれません 最初の所では投薬は無く、カウンセリングも、悩みを話すというよりはただ人と話す練習をするだけでした なかなか改善せず、やる気が出ないと相談すると、『ならこれ以上続けても意味が無い』というような事を言われ、やめてしまいました 次の所では、どうしたのか聞かれて全く話す事ができずにいると『以前の病院に通院すればいいのでは』と言われ、そのまま帰されてしまいました そんな事が連続したため、精神科に行くのが怖くなり、10年以上放置してしまいました 最近心理検査を受ける流れになり、異常無しで終わりになりました ですが、苦しい状態が続いているので、改めて精神科を受診したいです しかし、また何の異常も無いですと言われたら、と考えると不安です それに、心理検査で異常無しと言われた後、同じ病院で受診の予約をしていいのかどうか分かりません 母に相談したら、最初の病院で薬を出す程じゃないと言われたし、と微妙な反応をされます 普段から信頼している母ですが、精神科の受診に関しては、そこまでの事では、と言いたげで意見が食い違います あと、雑談? をするような場所に通っており、それとは別で引きこもりの相談も乗ってもらっています だからそれで十分じゃない、と母は言うのですが、やはり精神的な苦しさは解消しきれていないと思っています それに、その二ヶ所はどちらも優しく話して下さるのですが、どうも上辺で取り繕ってしまう感じで、自分の胸のうちを曝け出せている気はしません また、精神の不調をずっと抑え込んできたのを『以前より困ってなさそう』と捉えられている気がします それは違うと思っていたのですが、二件の精神科の結果と合わせて、本当に私は精神病のフリをしたいだけなのかも、と思えてきてしまいました 平気なフリをするのに慣れてしまった気がして、上手く伝えられる自信が無いです このような事を相談しても、皆さんを困らせてしまうでしょうか でも、どうしたらいいのか、私にはもう分かりません

有り難し有り難し 1
回答数回答 1

原因不明

お世話になっております。 3、4ヶ月前から不調があり、内容的にもあまり人に話せずストレスでメンタルも落ち込んできてしまっているため、 こちらで相談させていただきます。 不調の症状としては下腹部に痛みや痙攣があり、専門の病院にも行ったのですが異常はないと言われてしまいました…… ですが症状としてはとても不快で、何より仕事上一日座っていなければならないため、仕事に集中しづらくもあります。 この症状が出始めた頃にネットで色々調べ、ある病気を見て自分もそれなのではないかと酷く怯えていました。 もしかしたらそれが過度のストレスで症状を悪化させたのかもしれません…… ちなみに何かに集中していたり、友人と楽しく話したりしている時には症状は出ないのですが、 やはり気にしすぎなのでしょうか…… (頓服の精神薬を飲むと落ち着きます) 4か月前ほどに新しい職場に転職し、通勤時間が長いこともストレスの原因なのかもしれませんが、 症状がある部位が相談しづらい部位であり、病院でもあまり聞いた事のない症状との事だったのでとても不安です。 ここ最近は体のこと以外に様々なことが不安になってしまったり、 心配してくれる友人もいるのに孤独感を感じてしまっています。 このような不安な気持ち、パニックになってしまった時などに気持ちを落ち着かせたり、 前向きになれるような方法がありましたら 教えて頂きたいです。 (自分では深呼吸をしたりしています。) これが引金となり、他にも過去の事を思い出したりしてしまい毎日がとても不安で、気持ちが沈んでいることが多く辛いです…… 読みづらい文章で申し訳ございません。 よろしくお願いいたします。

有り難し有り難し 4
回答数回答 1

半年間も続く息苦しさ。助けてください。

私は30代の男です。 朝起きてから寝るまで、息の吸いづらい感じがずっと続きます。 ひどいときは横になることも、座っていることもできず、立ったまま過ごすこともあります。 血中酸素を測定しても低いわけではなく、呼吸苦という自覚症状だけがあるのです。 上記の症状がもう半年以上も続いています。 最初は身体の症状だけでしたが、病気が長引くに連れ、精神をも蝕んできました。 不安や鬱症状もでるようになりました。 病院はたくさん受診しました。 呼吸器科はもちろん、総合内科、循環器科、消化器科、耳鼻咽喉科、整形外科などをまわりましたが、 これといった原因はみつからず、 それでもあらゆる病気の可能性を疑い、薬を何十種類も試しましたが、どれも効いたものはありませんでした。 最終的には精神科に回され、抗不安薬を服用していますが、 大きな改善は見られません。 東洋医学の整体や鍼、漢方薬も試してもらいましたが、同じく改善はありませんでした。 これまでの人生で、不摂生もしておらず、こうなってしまった心当たりもありません。 幸い、妻や両親には恵まれ、 手厚く看病してもらっています。 励ましの言葉も毎日かけてくれます。 身の回りでやってほしいことは全てやってくれます。 しかし苦しいものは苦しいのです。 西洋医学、東洋医学もだめで、 最終的にここにたどりつきました。 身体を変えるのは無理かもしれませんが 、仏教においての心の持ち方を教えていただきたいのです。 仏教を学ばれたお坊様がもし私の立場になったら、どのように行動するのでしょうか。 どうか私に知恵をください。

有り難し有り難し 1
回答数回答 1

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ