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祖父、叔母を亡くした母に何ができるか

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20代女性、学生です。
先日祖父が亡くなり、四十九日が過ぎた後に末期癌であった叔母が40代という若さで亡くなりました。

私の母は、私の幼い時に祖母が脳梗塞で倒れて車椅子生活になってしまい、その後祖母の介護により認知症になってしまった祖父の面倒を見るなど、昔から自分の時間があまりないように見えました。
その中で、母にとって身近に相談できる存在であったのが母の妹である叔母でした。祖母は老人ホームに入居しており、気軽に会いに行ける環境ではなく、私や祖母には話せないことなども、叔母には相談していたように思えます。

しかし、1年前その叔母が癌宣告を受け、そして先日亡くなりました。
母はその間も、毎日病院に通い、癌に苦しむ叔母のそばでずっと寄り添っていました。
苦しんでいる叔母の姿を毎日見ていた母の悲しみを思うと、胸が張り裂けそうです。

母にとって大切な存在であった叔母、そして祖父を亡くしてしまった母は、表面上はいつも通りでも時折思い詰めたような表情をしていて、胸が痛くなります。

叔母が亡くなる際、母は「1人になっちゃった」と言っていました。
私は、その時おこがましくも「私たちがいるよ」と言いましたが、母にとって私は力になれない存在のような気がして、心から出た言葉ではありませんでした。

最近「お母さんはなぜこのような苦しい思いをしなきゃいけないの?」といった思いでいっぱいになってしまいます。
私はただ母の話や悩みを聞くことしかできませんでした。

私は悲しみに暮れている母に今後どのような言葉で、そしてどんなことをして支えてあげられるのでしょうか。
大変拙い文章で恐縮ですが、ご回答頂けると幸いでございます。

2022年2月1日 4:30

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

寄り添ってあげてください。

ぴまる 様 相談ありがとうございます。

ご祖父様、叔母様に、まずはご冥福をお祈り申し上げます。合掌礼拝。

お母様が「ひとりに・・」という気持ちはよく解ります。
寂しく・悲しいのは、誰でも起こりうる感情です。
その悲嘆の感情は、しっかり感じて底を打つのを待つのがいいのです。
泣くだけ泣くのがいいのです。
そして、ぴまる様が、お母様をおもい、「わたしがいるよ」という気持ちは、
とても大切です。
その気持ちのまま、傍に居れるときは傍に居てあげて
温かく、優しい雰囲気で、背中をさするような感じていてあげてください。
なんでも聴いてあげるよ。そんあ感じで。
やがて、お母様自らが、何かを語り始めるかもしれません。
そのときに、その言葉を理解するように、共感して、寄り添ってあげてください。
感情は揺れ動きます、哀しみから、受け入れられずに、怒りや、諦め、落ち込みなど、人それぞれですので、ぴまる様が振り回されないように、ただ寄り添ってあげてください。

難しい時は、どうぞご遠慮なく相談ください。ぴまる様が一人で悩むのもよくありませんので、グリーフケア(悲嘆からの回復)をお母様のと一緒に取り組んでいくということもできますので、ご検討ください。
一礼

2022年2月1日 8:56
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おきもち

お寺の法務(法事などのご先祖の供養)と 唱題行・写経・法話・カウンセリン...
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「祖父母のこと」問答一覧

母と養子縁組前の実祖母

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こんにちは。私の祖父について相談させて下さい。私の祖父は80代後半ですが先月まで働いていたほど、元気でした。 しかし、先月倒れてしまって命が危ないとまで言われましたが先日退院することができました。 しかし、退院してからの祖父は弱々しくて歩くのもやっとになってしまってトイレも着替えもままならないし、「辛い、痛い」とよく口にします。 病院に行っても「早く帰りたい」と何度も口にして、病院が辛かったらしくその日は病院から帰宅後、立つこともできず、寝返りすら辛そうになっていました。祖父が退院したと言っても根本の病気の治療はこれからで、何度も通院しなきゃいけないだけでなく、遠距離の通院になります。 酷い孫ですが、辛そうな祖父を見てると「病院に行かない方がいいのかな」とか祖父にそういう選択肢がある事を伝えた方がいいのかなとか考えてしまったり、お金の事が頭を過ったりします。 祖父が入院した時は「死なないで」と思ったのに、祖父が大切だとも思ったし、祖父が退院した時は嬉しかったのに…こんな事を考える私なんて死ねばいいのにと自分の事ばかり考えてしまって… 祖父に死を選ばせる事、お金の事、自殺願望などどうすればこんな嫌な事を考えなくなりますか? また、矛盾してるかもしれませんが、私は他の人の死への覚悟の仕方もわからないんです。覚悟ってどうすればできるんでしょうか?

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祖父の火葬に立ち会えませんでした

昨日、祖父を亡くしました。 祖父は今年の2月に肺がんを宣告され、自宅療養をしておりました。 祖父、伯父夫婦(祖父の長男と奥様)、父(次男)、私の5人で同居をしていて、次男である私の父がずっと祖父の面倒をみていました。 一昨日の夜に容態が悪くなり救急車で病院へ運ばれ、そのまま入院するということになったのですがその翌朝には逝ってしまいました。 遺体は自宅には戻さないということになり、葬儀の日程が決まり、最後に顔を見てお別れが出来るものだと思っていたら、先ほどもう既に火葬が済んだということを父から聞かされました。 祖父は生前から家族葬を希望しており、私たち家族だけで見送ってほしい、盛大な葬儀などはやらないでほしい、と強く父に言っていたそうです。 葬儀の準備などは全て伯父夫婦が進めており、祖父の意向と家族葬であることを伝えると先に火葬することを勧められたそうです。 調べてみると骨葬といって、地域によっては先に火葬を済ませてお骨の状態で葬儀を執り行うことが普通のところもあるということを知ったのですが、家族である私たちが最後に顔を見れずに終わってしまうことなんてあるのだろうかと納得がいきません。 その火葬には伯父夫婦も立ち会ってはいないそうです。 父が言うには、霊柩車で自宅に遺体を安置するとご近所の皆さんに知られてしまい祖父の意向に反してしまうし、斎場にも場所が無かったのかもしれない、 専門の知識がない我々はお寺の方に従うのが一番安心で故人を気持ちよく送ってあげられる、と納得している様子なのですが、顔を見てお別れができるものだと思っていた私は心が空っぽになったような気持ちです。 焼かれて骨を拾うことで気持ちの整理がつけられるとも思っていました。 救急車で運ばれた際の検査で祖父がコロナにも感染していたことがわかり、コロナに感染したご遺体は家族と顔を合わせることができないというケースを聞いたことがあるので、そういった要因もあるのかなと思ってはいるのですが、 突然骨だけになって帰ってきた姿を見て、自分が気持ちに踏ん切りをつけられるのかが不安でしかたがありません。 葬儀やそういったことに詳しいお坊さんのご意見を聞かせていただきたく、このような質問をさせていただきました。

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