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死後の記憶

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有り難し有り難し 15

私は取り柄がなく、仕事を転々として、人間関係で鬱になり10年以上たちます。この年で恋人もできた事がありません。容姿も自信がなく、おとなしいからだと思います。いつまで鬱と戦わなければならないのか。もう消えてしまいたいです。自殺するつもりはありませんが。いずれ死は遅かれ早かれ訪れますが、死んだらその先の世界があるのでしょうか?人はこの世での無念、苦しみ、悲しみ等全てを背負って死後の世界に行かなくてはならないのでしょうか?それともこの世での想いは浄化されるのでしょうか?死後の世界では生きていた時の苦しみ悲しみ悔しさ等は何もかも忘れていたいです。死後に生きていたときの嫌な記憶を抱えていたらと思うと怖いです。

2022年3月11日 2:47

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

死んだ後も誰かの役に立つ生き方を探す

人生最高の生き方は最高の死に方です。最高の死に方をするには、生きながらに最高の生き方をすることです。
自分を豊かにし、他の存在を豊かにする。人間の豊かさとはお金や権力や物質ではなく、この身心が本当に充実することです。手ごたえのある生き方。間違いのない生き方。それはこれから長い修行を重ねるというよりも今日何を思い、何を口にして、何を行うかです。

死んだらその先の世界があるのか。確実にあるのはあなたと関わった人たちはあなたとの縁によって影響を受けていく。だからいい加減なことはできない。乱暴な生き方をしている人たちをそれは見ればわかるでしょう。戦争を起こせば今の人を傷つけ、後世にも禍根、恨み、負の因縁を残す。自ら死を選んだ人は周りの人たちにも負の因縁を与えてしまう。

この世での無念、苦しみ、悲しみは背負うものではない。それを転じて無念を晴れやかな思いにして、苦しみや悲しみはその闇を照らし、明かして、取り除く。そのためにこそ仏教という覚者の教えがある。
具体手にどうすれば自分の苦しみが解けるのか、その方法を求めることです。
死後の世界をあれこれと負の思いを起こしているのはいつのどこの誰の思いでしょうか。
みな、今の世の今日の自分自身がそこで考えた迷いです。
あなたはおそらく、考えを起こすときに、起こすたびにそれが負の思いになっていることに自覚をお持ちではないと思います。
自分で自分はだめだと自分を蹴落とすようなこと。
自分で自分をつまらないものだと思う、いう、扱う事があなた自身の見つめべきところであり、改善すべきポイントです。
心を負の状態に向かわせないためにも負の活動を心底やめようという強い意志を持つことではないでしょうか。なぜならそれが自分の心を苦しめている一番の直接的な要因・原因だからです。
自分心の中でいつの間にか発している思いのアウトプット活動をしずカーに見つめてみる。いつから自分をその心の思いで傷つけたり、苦しめるようになるのかをちゃんと見てみる。気づく、自分が歌手であれば歌の音程を外していないかどうかをちゃんと聞きながら歌うように自分が発している思いをみつめながら生活してみるとよいでしょう。

2022年3月11日 12:26
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有り難し
おきもち

質問者からのお礼

自分の生を肯定し、愛し、精一杯生きて行きます。ありがとうございました。

「死後の世界・死んだらどうなる」問答一覧

虫の知らせ

こんにちは、お世話になっております。 今回は私が過去に経験した不思議な体験について、お坊様方から見るとどのように感じるのか知りたく、投稿させていただきます。 1年ほど前の話となります。 私の家には父方の祖父母が買ってくれた、鮮やかな森の中を夫婦が寄り添って歩いている素敵な絵が飾ってあります。 ある日の夜、その絵が気になってみたところ、何となく男性が薄く見えました。 元よりほんの少し霊感のようなものがある私は、そのことを母に伝えようか迷ったのですが、気のせい。 気にし過ぎだと思ってその日は寝てしまいました。 ところが次の日、父に大事な話があると言われ聞いてみると、昨日の夜祖父が家で倒れ救急車で運ばれたとの事でした。 病院での検査の結果、祖父はガンにかかっていました。 前日の夜、夫婦の絵に違和感を感じたのは虫の知らせのようなものだったのでしょうか。 ちなみにその後祖父は約1年の闘病の末亡くなりました。 その間に一緒に散歩したり、旅行したりと沢山思い出を作ることが出来ました。 偶然と言われてしまえば、それまでではありますがこのような虫の知らせというものは、本当にあるのでしょうか。 よろしくお願いいたします。

有り難し有り難し 3
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死について考えすぎる

昔から死や、明確でない死後の世界に対する恐怖心、不安感に襲われ日常生活でも情緒不安定な生活を度々してきました。 最近昔よりも少し大人になったためもっと複雑に考えてしまい苦しくなっています。 また私は小さな命を3度産む選択が出来なかった時があり 自分自身軽率な行動を取ってしまったために命を産むことが出来なかった。 その命は幸せに過ごして欲しい。 今一緒にいる3人の子ども達も幸せに過ごして欲しい。 死についての恐怖を抱いたまま大人になってほしくない。 でも私は死んだ後も地獄にいって苦しむかもしれない。 でも苦しいのや痛いのは嫌だ。と考えてしまいます。 今とても幸せなんだと感じながら生活しながらそれよりも死に対する恐怖心、不安感の方が強く楽しく日常生活を送ることが難しいです。 来世も人間になりたいと欲がありながら そんなことじゃ生まれ変われないかもしれないと思ってしまったりして 心が苦しいです。 この先死について考えることは無くならないと思いますが 今生きているこの瞬間をどうやったら恐怖心よりも楽しく幸せに過ごせるか、前向きに生きていくためにどうしたらいいか教えていただきたいです。

有り難し有り難し 2
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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ